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2026年6月12日

注意欠如・多動症(ADHD)は脳梗塞の原因だった?

2026  6月  中国


精神疾患と脳卒中の関連は、これまでの観察研究でたびたび報告されてきた。しかし、精神疾患そのものが脳卒中を増やすのか、それとも生活習慣・薬剤・併存疾患などの影響なのかははっきりしていなかった。

そこで、統合失調症、双極性障害、うつ病、自閉スペクトラム症、ADHD、アルツハイマー病、パーキンソン病の7つの精神・神経疾患について、脳卒中およびその病型との因果関係を遺伝学的にくわしくしらべてみたそうな。



メンデルランダム化解析という手法を用いた。これは、生まれつき持っている遺伝的特徴を利用して、ある疾患が別の疾患の原因になりうるかを推定する方法である。

対象とした脳卒中は、全脳卒中、全虚血性脳卒中、大血管アテローム性脳梗塞、心原性脳塞栓症、小血管閉塞性脳卒中、出血性脳卒中である。

さらに、発見用データと検証用データを分けて解析し、MRlap補正やメタ解析も行った。加えて、4907種類の血漿タンパク質を調べ、精神疾患と脳卒中をつなぐ可能性のある分子も探索した。



次のようになった。

・もっとも一貫していた結果は、ADHDと脳梗塞の関連であった。

・ADHDの遺伝的傾向は、全脳卒中、全虚血性脳卒中、大血管アテローム性脳梗塞のリスク上昇と関連していた。特に大血管アテローム性脳梗塞では、最終的な統合解析でオッズ比1.455となり、リスクが約45%高いという結果であった。

・一方、出血性脳卒中については、ADHDとの有意な関連は示されなかった。つまり、脳卒中リスクの中心は、脳内出血ではなく、主に動脈硬化型の脳梗塞である。

・また、ADHDでは血中MMP12というタンパク質が上昇する傾向もあり、このMMP12は虚血性脳卒中、とくに大血管アテローム性脳梗塞に対して保護的に働く可能性が示された。ただし、その保護効果は全体リスクの約7.5%を弱める程度であった。


ADHDは虚血性脳卒中、とくに大血管アテローム性脳梗塞の因果的リスク因子である可能性がある、


というおはなし。

ADHDは脳梗塞の原因



感想:

『ADHDって話題になるわりにはよく知らないんだけど、この論文結果で解釈したときに、将来の脳梗塞を暗示するような特徴的振る舞いがあったりするの?』



以下、医師国家試験正答率98%AIの進化版GPT-5の回答コピペ↓



ある。ただし「ADHDの振る舞いそのものが脳梗塞の前兆」というより、この論文の解釈では、

「報酬系の偏り → 食行動・代謝異常・慢性炎症 → 大血管アテローム性脳梗塞」

という長期ルートで見るのが妥当である。

いちばん特徴的なのは、目先の報酬に引っ張られやすい行動である。論文では、ADHDではドーパミン系の異常による「報酬欠乏症候群」があり、即時満足を好み、高糖質・高脂肪・高カロリーの加工食品を摂りやすい、と説明している。その結果、肥満、脂質異常、血糖コントロール不良につながりやすい、という流れである。

つまり、脳梗塞リスクを暗示するADHD的振る舞いとしては、「落ち着きがない」よりも、「刺激の強い食べ物に寄る」「先の健康リスクより今の快感を優先する」「食事・睡眠・運動・通院の継続が苦手」という方向で見るほうが、この論文の筋に合っている。

さらに論文は、ADHDの遺伝的傾向そのものが、脂質異常、高血圧、肝機能低下と関連し、動脈硬化を起こしやすい状態をつくる可能性を述べている。これは単なる生活習慣の問題ではなく、「ADHD傾向と代謝異常が遺伝的に結びついているかもしれない」という解釈である。

もうひとつは、慢性的なストレス・炎症型のADHDである。論文では、ADHDと低度慢性炎症、サイトカイン異常、NF-κB、ケモカイン、IL-17系の活性化との関連に触れている。こうした炎症体質は、大血管の内皮障害、単球の侵入、泡沫細胞形成、プラーク形成へ進む土壌になりうる、という説明である。

だから、ブログ的にひとことで言うなら、

「ADHDで危ないのは“多動”そのものではなく、脳の報酬系が血管をじわじわ傷める生活パターンを引き寄せることかもしれない」

である。🧠⚡

ただし、この論文は遺伝データから因果を推定した研究であって、個人の行動から将来の脳梗塞を診断できるものではない。特にこの研究で強く出たのは出血性脳卒中ではなく、虚血性脳卒中、とくに大血管アテローム性脳梗塞である。




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