元2025 7月 中国
脳卒中は世界中で多くの命や健康を奪っており、いかにして予防するかが大きな課題となっている。
食事や運動といった生活習慣の改善でリスクを下げられることはよく知られているが、ビタミンやミネラルなどの栄養素がどこまで予防に役立つかは、まだはっきりしていない。
なかでも注目されているのがビタミンDである。ビタミンDは骨を丈夫にするだけでなく、血管や神経の健康にもかかわっていることがわかってきた。
ビタミンDが少ない人ほど脳卒中を起こしやすいという観察データはあるものの、「本当にビタミンDが原因なのか?」という因果関係は、これまでよくわかっていなかった。
そこで、ビタミンDと脳卒中との因果関係に「遺伝子の情報」を使って迫るメンデルランダム化解析をこころみたそうな。