~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2025年7月22日

「とろみじゃダメなのか?」脳卒中後の嚥下にゼリーが選ばれる本当の理由

2025  7月  日本


脳卒中になると、飲み込む力が弱くなってしまうことがある。その結果、食べ物や飲み物が気管に入ってしまい、「誤嚥性肺炎」を起こすリスクが高まる。これを防ぐために、「とろみ」をつけた水やゼリー状の食べ物がよく使われている。

ただし、実際の現場では「ゼリーは気道に入るから危ない」という理由で避けられることも多い。しかし、それが本当に正しい判断なのかどうかを調べた研究はあまりない。とくに日本のJDD2021(摂食嚥下のガイドライン)ではゼリー(コード0j)ととろみ水(コード0t)が嚥下訓練に使われているが、その違いがどのように嚥下に影響するのかははっきりしていない。

そこで、「ゼリー」と「とろみ水」が飲み込みの動きにどう影響するのかを、VF検査(飲み込む様子をレントゲンで見る方法)でくわしくしらべてみたそうな。

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *