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2010年8月21日

反抗心の強いひとは脳卒中で死ぬ


Heart attack, stroke risks higher for combative types
2010 8月 イタリア



5600人あまりについて調べたところ、

競争心が強くて、怒りを容易に表現してしまうひとは
そうでない人にくらべ、頚動脈の血管が厚くなることがわかったそうな。

その結果、脳卒中を含めた心血管障害になり易い、とのこと。

人を信用せず、疑りぶかくて、皮肉屋で、自己中で、傲慢で、怒りっぽい、

そんな人達のことらしい。








タイプA性格のひとについてもほとんど同様のことが言われてきた。




入院中、臨床心理士に、
『あなたは典型的なタイプA性格だよ』
と言われたことがある。

2010年8月20日

脳梗塞後、排尿管理の難しいひとほど激しく快復する?


Bladder management and the functional outcome of elderly ischemic stroke patients.
2010 8月 イスラエル




脳梗塞患者の快復の程度と排尿管理能力との関係を
入院時退院時とに測定して調べたそうな。


入院時に排尿管理能力の低かった人ほど
退院時の身体自立機能評価が著しく高くなることがわかった、とのこと。


おしっこのガマンが少々できなかったからといって
リハビリを見限らないで、という  なんか そんな内容。

2010年8月19日

筋肉増強剤注射で片麻痺リハビリ


Addition of an anabolic steroid to strength training promotes muscle strength in the nonparetic lower limb of poststroke hemiplegia patients.
2010 9月 日本


脳卒中片麻痺患者の麻痺していない方の脚に
アナボリックステロイドという筋肉増強剤を注射して、
6週間トレーニングを重ねたそうな。


結果、
ステロイド注射なしのグループに比べ脚の力が抜群に強くなった、とのこと。

図:ステロイドで脳卒中片麻痺回復



自分が入院していた病院では、
正常側の脚の筋トレをすることをひどく忌み嫌っていた。

なんでも、左右のバランスが崩れるのが嫌らしい。

療法士の主張を無視して隠れてスクワットをしていた記憶がある。


2010年8月18日

脳卒中入院患者はほとんどの時間を寝るか座って過ごす


A case report exploring activity intensity in inpatient rehabilitation after stroke.
2010 7月 アメリカ



脳卒中入院患者へのリハビリ計画がどの程度
身体を動かすことにつながっているのかを調べたそうな。

その結果、日中時間

74%は座っているか低強度の動作のみ、
14%は寝ていて、
ほんの3%の時間のみ歩行訓練に励んだりしていることがわかった、とのこと。

こんなリハビリプログラムは見直すべきではないか、という内容。








これは本当にそのとおりで、
自分の入院したリハビリ病院では

通常の患者は歩行訓練が1日に1コマ40分間のみで、
その時間の半分近くは療法士によるマッサージだったりする。

日中12時間のうち20分とすると ちょうど3%くらいの割合である。


おっそろしく暇。

2010年8月17日

5時間以下の睡眠は高血圧のもと


Age-Dependent Association Between Sleep Duration and Hypertension in the Adult Korean Population.
2010 8月 韓国



アジア人での睡眠時間と血圧との関係について調べたそうな。


5000人以上の韓国人について、

65歳以下で、
睡眠時間が一日5時間以下のひとは、
7時間のひとよりも1.5倍 高血圧になりやすいことがわかった、とのこと。

この傾向は、性別、肥満、飲酒、喫煙、運動、などの要因に依らず、

また、
65歳以上のひとや、8時間以上の睡眠のひとではこういった関連は見られなかった、という内容。






とにかく
しっかり寝ろ、ってこと。

2010年8月16日

脳卒中後の快復は、12週間以内に起きる。


Recovery of the Sit-to-Stand Movement After Stroke: A Longitudinal Cohort Study.
2010 8月 オランダ



脳卒中患者の最初の1年間の快復過程について
50人の患者の起立動作(スピード、可能回数など)を分析して
その傾向を調べたそうな。


その結果、
1年以内に8割以上の人が起立動作ができるようになるけれど、
その多くは、最初の12週間以内に著しく快復することがわかった、とのこと。


最初の3ヶ月が大事。

2010年8月15日

TMS療法にCI療法を加えてみた


Low-frequency repetitive transcranial magnetic stimulation and intensive occupational therapy for poststroke patients with upper limb hemiparesis: preliminary study of a 15-day protocol.
2010 7月 日本



磁気刺激療法で有名な慈恵医科大学の研究。

脳卒中後慢性期患者15人の上肢リハビリとして、
15日間にわたり磁気刺激療法と集中的な作業療法を
あわせて22回施行したところ、

運動機能と麻痺の改善に大きく貢献した、という内容。








TMS単体でのほんとうの治療効果について知りたい、と思った。

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