元2020 5月 アメリカ
COVID-19が脳卒中を引き起こすとする報告が数おおくある。
しかしインフルエンザのような呼吸器感染症よりも関連が強いのかについてはあきらかになっていないので、両者で脳卒中発生率をくらべてみたそうな。
ニューヨーク市の2つの大学病院で2020年3月4日から5月2日までの
COVID-19患者2132人および、
2016年同時期のインフルエンザ患者1516人の記録を解析した。
次のことがわかった。
・COVID-19患者のうち1.5%が急性脳梗塞を発症していた。・そのうち26%は脳卒中が理由で病院をおとずれていた。・インフルエンザ患者のうち0.2%が急性脳梗塞を発症した。・年齢、性別、人種で調整したのちの脳卒中可能性は、COVID-19のほうがインフルエンザよりもあきらかに高くオッズ比7.5だった。