元2020 11月 日本
脳卒中患者の栄養やエネルギーの評価が回復に及ぼす影響についてのエビデンスはすくない。
そこで、脳卒中患者への食事療法の処方頻度と転帰との関連をくわしくしらべてみたそうな。
回復期リハビリテーション病棟に入院中の脳卒中患者を対象に、
栄養評価に伴う食事処方の頻度と内容をしらべた。
骨格筋量からの栄養状態、
FIMスコアによる身体機能、
Food Intake LEVEL Scale7未満の嚥下障害、
入院日数、
との関連を解析した。
次のことがわかった。
・平均年齢72の患者454人を対象にした。・96日前後の入院期間中に1人あたり5回の食事処方箋が発行された。・もっとも多い処方項目は、嚥下障害への食事の硬さの変更、カロリーとタンパク質量の増強だった。・食事処方の頻度は、骨格筋量、退院時の機能的自立度スコア、入院日数、退院時の嚥下障害の有無、と独立に関連していた。
