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2021年2月17日

認知障害のある脳卒中患者のバランス能力

2021  1月  中国


脳卒中患者の60%は入院中に転倒を経験し、その73%は発症から6ヶ月以内に起きるという。

脳内の認知-運動ネットワークが動作の正確性に関与すると考えられるので、脳卒中患者の認知機能とバランス能力との関連をくわしくしらべてみたそうな。



脳卒中後に認知障害のある16人と、認知障害のない16人について、

Bergバランススケール、Timed "Up and Go "テスト、10m歩行テスト、をおこなった。



次のことがわかった。

・認知障害のある群ではいずれのテストスコアもあきらかに低く、バランス機能が低下し転倒リスクが高いことがわかった。

・とくに、方向転換と座る動作に長い時間を要していた。


脳卒中で認知障害がある患者はバランス能力が低く転倒リスクが高かった。とくに振り向いたり座ったりする際の姿勢制御にはより多くの認知リソースが必要であると考えられた、


というおはなし。
バランス能力テスト


感想:

立ち居振舞いにはその人の認知能力がにじみでるってこと。





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