元2021 3月 アメリカ
新型コロナウイルス疾患（COVID-19）患者に急性脳梗塞が発生する可能性があるが、大規模な調査はすくない。
そこで、COVID-19の疑いのあった患者について、急性脳梗塞の発生とリスク因子、転帰についてくわしくしらべてみたそうな。
54の医療施設での、COVID-19の疑いのある状態で入院した27676人の患者データを解析した。
次のことがわかった。
・このうち8163人がCOVID-19と診断され、・その1.3%は急性脳梗塞とも診断された。・残りのCOVID-19と診断されなかった19513人のうち、1.0%が急性脳梗塞と診断された。・COVID-19の全患者のうち高血圧、糖尿病、高脂血症、心房細動、うっ血性心不全を有する患者の割合は、急性脳梗塞を発症した患者に有意に高かった。・COVID-19で急性脳梗塞になった患者は自宅以外への退院または死亡のリスクが急性脳梗塞でない場合の2.1倍だった。
COVID-19患者における急性脳梗塞の頻度は低く、他の心血管リスク因子のもとで起きやすかった。彼らの自宅以外への退院または死亡のリスクは2倍だった、
というおはなし。
感想：
これまでCOVID-19から脳梗塞は1-2%とは言われてきた。こんかいは1.3%。
COVID-19でなかった者も 1.0%が脳梗塞だったから、実質的にCOVID-19が原因の脳梗塞はその差の0.3%程度ってことか。
ぜんぜん大したことなかった。ただの風邪かな。