元2022 4月 アメリカ
脳卒中後のうつは高頻度で発生し継続する。
脳卒中後のメンタルヘルスケアへのアクセスや質がさいきんどのように変化したかはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
アメリカで、2004-2017年の脳卒中経験者の外来うつ治療の傾向を解析した。
医療支出パネル調査から脳卒中経験者10243人および非脳卒中経験者264645人を抽出して比較した。
次のことがわかった。
・脳卒中経験者のうつ治療の外来受診率は、2004-2005年は17.7%、2016-2017年は16.0%だった。・高齢、男性、黒人、ヒスパニックはうつ治療を受ける可能性が低かった。・うつ検査で陽性となった脳卒中経験者の3分の2は、その後少なくとも1年間外来治療を受けていなかった。・うつ治療を受けた脳卒中経験者のうち、薬物療法にくらべて絶対数は少ないものの心理療法の利用が著しく増加していた。
脳卒中後のうつはめずらしくないが、その大多数はメンタルケアを受けていなかった。この傾向は過去数十年間ほとんど変わっていなかった、
というおはなし。
感想:
気分の落ち込みは、脳卒中のせいだとわかるから病院にゆかないのだとおもう。
