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2022年4月18日

Stroke誌:さいきん10年再発率 27%だった

2022  4月  オーストラリア


急性脳卒中後の長期的な転帰に関するデータは乏しい。

そこで、オーストラリアとニュージーランドの住民データを用いて、脳卒中後の生存率、再発率、損失余命をくわしくしらべてみたそうな。



2008-2017年の公立、私立病院の患者すべてを対象とし、最長10年間フォローした。



次のようになった。

・平均年齢73、313162人を対象とした。

・脳梗塞が56%、脳出血25%、種類不明19% だった。

・生存率は、3ヶ月79.4%、1年73.0%、5年52.8%、10年で36.4%、だった。

・累積再発率は、3ヵ月で7.8%、1年で11.0%、5年で19.8%、10年で26.8%、だった。

・脳出血は脳梗塞に比べて死亡率2倍、再発率1.6倍だった。

・年齢が85歳以上の場合、18-54歳にくらべて死亡率が7.3倍だった。

・動脈硬化、不整脈、糖尿病が死亡と再発のリスク因子だった。

・脳卒中による損失余命は5.5年で、推定余命の32.7%の喪失を意味した。脳出血に限定するとそれぞれ、7.4年、38.5%だった。


オーストラリアでは、脳卒中後の10年間の生存率は36%、再発率は27%だった。推定余命のおよそ3割を失うと考えられた、


というおはなし。
脳卒中後10年間再発率の図


感想:

久山町研究だと10年間の再発率は51%。データ古いんだろな。




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