元2022 10月 日本
くも膜下出血予防のための薬物療法への関心がたかまっている。
そこで薬剤の使用と動脈瘤破裂によるくも膜下出血リスクとの関連についてメタアナリシスをこころみたそうな。
2021年までの関係する研究を厳選してデータを統合 再解析した。
次のことがわかった。
・25件の研究が対象となった。・降圧薬、スタチン、糖尿病治療のビグアナイド、アセチルサリチル酸(アスピリン)、を使用するとくも膜下出血リスクが低く、・アセチルサリチル酸以外の抗炎症薬、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs:COX-2阻害薬)、ビタミンK拮抗薬(ワルファリン)、ジピリダモール(抗血小板薬)、を使用するとくも膜下出血リスクは高かった。・免疫抑制剤の糖質コルチコイドの使用もまたくも膜下出血リスクが高かった。
降圧薬、スタチン、ビグアナイド、アセチルサリチル酸が動脈瘤破裂のくも膜下出血の予防薬候補として考えられる、
というおはなし。
感想:
スタチンや糖尿病の薬を処方されるようなひとは、すでに血管の内側にコレステロールがびっしり貼り付いていてコブの壁を補強しているから破裂しにくいって聞いたことがある。
だから薬のおかげではなくて、
じっさい肥満や糖尿病はくも膜下出血になりにくい↓。
