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2016年2月27日

10年後にも活動的な脳卒中経験者の4つの条件


Long-Term Predictors of Social and Leisure Activity 10 Years after Stroke.
2016  2月  スウェーデン

脳卒中経験者が10年後引きこもりになってしまうか それとも活動的でいられるかを予測する方法を調べてみたそうな。


145人の脳卒中経験者について、発症16ヶ月後に

*身体機能8項目
*社会活動5項目
*環境要因5項目
*個人要因2項目 について調査し、

10年後もフォローして活動状況との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・個人差は非常に大きかったが、

・特に次の4つの項目が10年後に関連していた。
1.自動車の運転ができること
2.数100メートル歩けること
3.社会的ネットワークがあること
4.年齢が75未満であること

発症後16ヶ月時点で車の運転ができて数100メートル歩けて社会的つながりを持っている患者は10年後も社会的、余暇的にも活発だった。だから外出する能力や社会的な拠り所を作ることがリハビリには必要だろう、


というおはなし。

写真:社会ネットワーク


感想:

あと10年もすると自動運転でどこへでも行けて、AIが良き心の友になってくれる。なんの心配も要らない。

2016年2月26日

脳梗塞の幹細胞治療 MultiStemセラピーの実力は


Stroke patients show higher recovery in MultiStem therapy studied at UH Case Med Center
2016  2月  アメリカ
アサーシス社(Athersys)が開発した脳梗塞患者への幹細胞治療法 :MultiStemセラピー の臨床試験の成果が明らかになったそうな。

先週の国際脳卒中会議での報告。

2016年2月25日

無症候性脳梗塞がみつかった...((((;゜Д゜)))


Silent Brain Infarction and Risk of Future Stroke
A Systematic Review and Meta-Analysis
2016  2月  アメリカ

無症候性脳梗塞が見つかった人のその後の脳卒中のなりやすさについて これまでの研究をまとめてみたそうな。


MRIで無症候性脳梗塞を診断され その後の脳卒中の有無をフォローされた被検者を含む信頼度の高い研究を厳選し、データを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・14000人あまりの被検者を含む13件の研究がみつかった。

・無症候性脳梗塞とその後の脳卒中には有意な関連があった。

・無症候性脳梗塞は60-70代の18%に見つかり、

・無症候性脳梗塞がある人が 次に症状のある脳卒中になるリスクは2.06倍だった。

高齢者の5人に1人に無症候性脳梗塞がみつかり その後の脳卒中リスクは2倍だった、


というおはなし。

写真:無症候性脳梗塞わたしのではない.

感想:

もっと多くの人に見つかって リスクも高いものだと思ってた。案外たいしたことないのね。

2016年2月24日

魚は脳卒中予防に良さそう... ホントのところはどうなの?


No association between fish consumption and risk of stroke in the Spanish cohort of the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition (EPIC-Spain): a 13·8-year follow-up study.
2016  2月  スペイン

魚の摂取と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


1992-1996にスペインの5つの地域で20-59歳の男女41020人を対象とした食事調査を行い、2008まで脳卒中の有無をフォローしたところ、


次のことがわかった。

・平均13.8年のフォロー期間に674件の脳卒中が起きた。

・内訳は、脳梗塞531人、脳出血79人、クモ膜下出血42人だった。

・赤身の魚、脂肪の多い魚など種類に関わらず 脳卒中との有意な関連は見られなかった。

4万人を13年間フォローした結果、魚の摂取と脳卒中と関連は確認できなかった、


というおはなし。

写真:赤身魚


感想:

これまでは魚は脳卒中予防にイイって報告ばかりだったんだよね。

これ↓思い出した。
さかな >゜))彡 をよく食べる女性の脳卒中リスクは半分

魚を食べると脳卒中が減る は本当

2016年2月23日

けいれん発作の割合を外傷性脳損傷と比べてみた


Stroke Survivors May Develop Seizures
2016  2月  アメリカ

脳卒中患者がけいれん発作を起こす割合を外傷性脳損傷の患者と比べてみたそうな。

先週の国際脳卒中会議での報告。


2005-2013の脳卒中患者60万人と 外傷性脳損傷の患者200万人の医療記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・発症後3年間に脳卒中の15%、外傷性脳損傷の6%でけいれん発作があった。

・脳出血に限定すると4人に1人でけいれん発作が起きていた。

・けいれん発作は短く1分未満で、単に顔の引きつりや虚空を見つめるだけといった軽いものもあり 記録に残らない例は少なくないであろう。

脳卒中患者は外傷性脳損傷に比べけいれん発作を起こす割合が2倍以上だった、


というおはなし。

図:けいれん発作の脳

感想:

脳卒中やってから気付いたことで、
風呂あがりに椅子に座って身体を左に傾けると視界がスーッと白くなってなにも見えなくなる。音もわからなくなる。手足の力は入る。
身体をまっすぐにするとすぐになおる。右に傾けてもなにもおきない。

2016年2月22日

tPAで脳内出血を治療する 臨床試験CLEARⅢの成果とは


New therapy could double chances of recovery from bleeding stroke for some patients
2016  2月  アメリカ

脳内出血で脳室内に血が溜まった場合 外科手術でも取り除くのは難しく予後も悪い。

脳梗塞の血栓溶解治療に使うtPAを利用したあたらしい治療法で成果があったそうな。

先週の国際脳卒中会議での報告。


・CLEARⅢという名称の臨床試験。

・脳室内への出血に対し低用量のtPAをカテーテル経由で投与し血腫を溶かす治療法。

・2009-2015に世界73施設の脳内出血患者500人を対象に行われた。

・生理食塩水を投与されたグループに比べtPAグループでは死亡率が10%低かった。

・特に血腫の体積が大きく減少したグループでは回復度が2倍になった。


tPAで脳内出血を治療するこの方法を早く世に広めたい、

というおはなし。


写真:CLEARⅢ
ビフォー・アフター


感想:

tPAの副作用が脳内出血なのに あえて脳内出血の治療に用いる、、、

成果が事実であることを願うよ。

2016年2月21日

鍼治療の「得気」は小脳のはたらきだった


Acupuncture for ischemic stroke: cerebellar activation may be a central mechanism following Deqi.
2015  12月  中国

鍼治療がうまくいったときに患者が感じる独特の感覚を「得気」という。

得気があるときとないときで脳の活動部位に違いがあるものか、実験してみたそうな。


左脳に梗塞を起こし片麻痺になった患者12人について、有効性の報告の多いツボ Waiguan (SJ5)の右手側への鍼治療を行っている最中の脳機能MRIを撮影した。

鍼治療中に ひりひり、痺れ、膨満感、重さ、を感じた患者を得気グループとし、
それら感覚のなかった者を得気なしグループとした。
鋭い刺痛を感じた者は除外した。


次のことがわかった。
・得気グループが5人、得気なしグループが5人となった。

・得気なしグループにくらべ得気グループでは右小脳前葉と右辺縁葉に著しい活動域を認めた。

鍼治療中の得気は脳機能変化に基づくことがわかった。小脳の活動が脳梗塞鍼治療のメカニズムの1つなのかも知れない、


というおはなし。
図:得気の活動エリア

感想:

これ↓思い出した。
精確な鍼刺激で脳卒中患者の脳の特定の領域が反応した

2016年2月20日

空の旅で起きる脳卒中の頻度と原因について


Stroke in Commercial Flights
2016  2月  スペイン

商用機内での脳卒中事例について詳しく調べてみたそうな。


2008-2014に年間旅客数4000万人規模の国際空港から運ばれてきた脳卒中患者について調査したところ、


次のことがわかった。

・この間に脳梗塞32人、一過性脳虚血発作12人の脳卒中患者が発生した。

・脳卒中の推定発生率は35000便に1件だった。

・原因は アテローム血栓症36%、エコノミークラス症候群18%、心塞栓性16%、動脈解離9%、ラクナ梗塞9%、不明12% だった。

・27%の患者が頸動脈狭窄率70%以上だった。

・予後は良く、44%が血栓溶解治療を受けた。

・治療のために目的地外着陸を行った事例は1件だけだった。

航空旅行中の脳卒中の発生率は低かった。この調査ではエコノミークラス症候群や動脈解離も目立っていたが、頸動脈狭窄患者のアテローム血栓症が主な病因と考えられた、


というおはなし。

写真:フライト

感想:

これ↓思い出した。
CA『お客様の中にお医者さまはいらっしゃいませんか!』『リハ医だけどOK?』

2016年2月19日

テレビ視聴時間と脳卒中の関連


Association between television viewing time and risk of incident stroke in a general population: Results from the REGARDS study.
2016  2月  オーストラリア

身体を動かさない状態の目安としてのテレビ視聴時間と 脳卒中との関連を大規模に調べてみたそうな。


22257人を対象に一日のテレビ視聴時間を調べ 脳卒中の発生を7年間ほどフォローしたところ、


次のようになった。

・この間に727件の脳卒中が発生した。

・被検者の30%にあたる 1日に4時間以上テレビを観る人の脳卒中リスクは、ほとんど観ない人の1.37倍だった。

・この関連は教育歴や収入を考慮に入れると弱くなった。

テレビを観る時間が長いと脳卒中になりやすかった。しかし原因はテレビとは別のところにあるのかも知れない、


というおはなし。

写真:テレビを観る

感想:

パソコンの前にいるのも同じようなものだから、4時間じゃすまないぞ。

2016年2月18日

不安障害と脳卒中との関連


Anxiety and the Risk of Stroke
The Rotterdam Study
2016  2月  オランダ

不安が脳卒中のリスクになりうるのか、調べてみたそうな。


1期1993-1995に2625人、2期2002-2004に8662人 の不安度を測定し、2012までフォローして脳卒中の有無との関連を解析したところ、


次のようになった。

・1期グループでは332人が脳卒中になったが、不安症状の数との関連はなかった。

・ただし解析期間を3年間に限定すると2.7倍脳卒中リスクが増加していた。

・2期グループでは340人が脳卒中になったが、不安障害の種類(パニック障害、社交不安障害、強迫性障害など)との関連は見られなかった。


不安障害の種類と脳卒中の関連は確認できなかった。ただし短期的には不安症状の数と関連していた、


というおはなし。

写真:不安

感想:

不安障害とはなんぞや? と思いwikipediaを見ると、とにかくカフェインをやめるよう書いてある。

はじめて知った。

2016年2月17日

寒い日の脳内出血リスクを1時間刻みで調べた結果、、


Low Ambient Temperature and Intracerebral Hemorrhage: The INTERACT2 Study
2016  2月  オーストラリア

脳内出血は冬に増えるが それがどの程度のものかよくわかっていない。

そこで気温と脳内出血リスクとの関連を1時間毎に調べてみたそうな。


1997人の脳内出血患者について直前24時間の気温データとの関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・気温20℃に比べ10℃以下では脳内出血リスクが上昇し、

・10℃では1.37倍、0℃では1.92倍、-10℃では3.13倍、-20℃は5.76倍だった。

・低気温にさらされた3時間以降のはっきりとした関連はなかった。

・1日のうちでは6:00-10:00、20:00-23:00に発症ピークがあった。

脳内出血リスクは低い気温にさらされた数時間内に大きく上昇する、


というおはなし。
図:気温と脳内出血

感想:

いままでにない なまら詳細な報告だな。

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