リハビリ病院で、
車椅子にも慣れてフロア間移動の許可が出たころのこと。
病院のエレベータはいつも混んでいて、
車椅子でなんとか乗ることはできても
うまくバックして降りることができるのか不安で、
最初 ほんとうに緊張した。
初めての自動車車庫入れみたいな気持ちになった。
エレベータに大きな鏡が貼ってある理由もその時に知った。
まっ、みな理解のある人達ばかりなので問題は起きなかったけれど。
~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!
2010年3月21日
2010年3月20日
脳卒中で免疫力が低下する
元
脳卒中になると、脳にひろがる炎症を抑えるように免疫機能も抑制されるんだとか。
よく、尿路感染症や嚥下障害からの肺炎になりやすい、とはきくけれど、
そんな背景があって、脳卒中患者に多いのかもしれない。
脳卒中後の尿路感染症では、こんなニュースもあった。
フォーリーカテーテルの普及により尿路感染症になり易い状況が珍しくないんだって。
自分も、入院時、膀胱にカテーテルをいれられた。
以後それが抜けるまで、
しばしば 若いカワイイ看護師さんが、
お湯の入ったボトルと桶をもってベッドにやってきては、
『洗わせてください。』
と言いながら、大事なところを優しく洗ってくれた素敵な思い出がある。
麻痺の影響もなくグングンと大きくなってゆく自分自身がとてもうれしかった。
Post-Stroke Immunodepression and Infection: An Emerging Concept.
脳卒中になると、脳にひろがる炎症を抑えるように免疫機能も抑制されるんだとか。
よく、尿路感染症や嚥下障害からの肺炎になりやすい、とはきくけれど、
そんな背景があって、脳卒中患者に多いのかもしれない。
脳卒中後の尿路感染症では、こんなニュースもあった。
Urinary Tract Infections Complicating Stroke. Mechanisms, Consequences, and Possible Solutions.
フォーリーカテーテルの普及により尿路感染症になり易い状況が珍しくないんだって。
自分も、入院時、膀胱にカテーテルをいれられた。
以後それが抜けるまで、
しばしば 若いカワイイ看護師さんが、
お湯の入ったボトルと桶をもってベッドにやってきては、
『洗わせてください。』
と言いながら、大事なところを優しく洗ってくれた素敵な思い出がある。
麻痺の影響もなくグングンと大きくなってゆく自分自身がとてもうれしかった。
2010年3月19日
降圧薬(カルシウム拮抗薬)で頻尿
最近トイレが近くなったな…
とは入院していたころから気づいてはいたが
それほど深刻に考えたことはなかった。
アバターを観にいって、途中トイレに立った時にも
映画が長すぎるから、と考えていた。
それでも やっぱり近いな…
と思ったので検索してみた。
カルシウム拮抗薬の副作用については
すでになんども検索済みだったので
"頻尿" で引っかかるとは思っていなかった。
あるある。
例)
なぁんだ。
原因はわかったけれども、じゃどうしたらいいんだろ。
[頻尿]の関連記事
とは入院していたころから気づいてはいたが
それほど深刻に考えたことはなかった。
アバターを観にいって、途中トイレに立った時にも
映画が長すぎるから、と考えていた。
それでも やっぱり近いな…
と思ったので検索してみた。
カルシウム拮抗薬の副作用については
すでになんども検索済みだったので
"頻尿" で引っかかるとは思っていなかった。
あるある。
例)
カルシウム拮抗薬の多様な副作用 その作用機序から類推が可能下肢のむくみ も書いてある。
なぁんだ。
原因はわかったけれども、じゃどうしたらいいんだろ。
[頻尿]の関連記事
2010年3月18日
読んだ:脳卒中後のうつと意欲低下
元
発病前の状態へ復活したいという気持ちがほどほどの人は
機能回復の程度が大きく、
その固執する気持ちが非常に強い人ほど逆に回復を遠ざけることになる。
そういう人は抑うつや無気力(アパシー)の程度も強くなるためリハビリに励まなくなるそうな。
がんばってどうにかなる問題ではないので
気楽に取り組みましょう、ってことと理解した。
発病前の状態へ復活したいという気持ちがほどほどの人は
機能回復の程度が大きく、
その固執する気持ちが非常に強い人ほど逆に回復を遠ざけることになる。
そういう人は抑うつや無気力(アパシー)の程度も強くなるためリハビリに励まなくなるそうな。
がんばってどうにかなる問題ではないので
気楽に取り組みましょう、ってことと理解した。
2010年3月17日
女性脳梗塞患者は予後が悪い
元
急性期脳梗塞患者の予後の良し悪しを決めるであろう
その病院到着時間に 性差があるのではないか、
という仮説を検証した研究。
結局、性別で時間差はないけれども 総じて女性の方が
平均年齢も高く、回復結果がすぐれないということが改めて明らかになった。
急性期脳梗塞患者の予後の良し悪しを決めるであろう
その病院到着時間に 性差があるのではないか、
という仮説を検証した研究。
結局、性別で時間差はないけれども 総じて女性の方が
平均年齢も高く、回復結果がすぐれないということが改めて明らかになった。
2010年3月16日
驚き!:磁気刺激治療(TMS)の適応基準
下記テレビ放映の影響で、この数日間 脳卒中リハビリのネット検索が活発になっている。
(間違ってここへ来る人が多い)
このなかで紹介された磁気刺激治療法(TMS)の適応基準が慈恵医大のホームページに載っている。
それを読んでかなり驚いた。
以下、その適応基準を引用
もう少し簡単に言うと、その条件とは、
頭がはっきりしていること、病気ではないこと、身体に異常がないこと、自立していること、
指が曲げ伸ばしできるほどの非常に軽い麻痺であること、
ゆっくりであれば言いたいことが言えること、
ということである。
・・・
CI療法よりもはるかに厳しい条件に見える。
かつて上肢麻痺で指が1mmたりとも動かなかった私の経験から言わせてもらうと
この条件は、
"治す必要のない人にあえて治療を施すための条件"
と言っているように感じられてならない。
この条件に当てはまるほどに手指が動く人というのは
もはや麻痺で困っている人とは言えまい。
これを麻痺と呼んだら、本当の麻痺患者に申し訳が立たない。
もともと手が動くひとしか治療対象にしないのだから、
ほんの少し訓練するだけで動きが良くなるのは当然である。
しかも入院費用として数十万円も支払うのだから、そのやる気たるやすでに半端ではない。
間違いなく自ら進んで 確実に良い成果を出すであろう。
最も直視しなければならない本当の麻痺患者を "適応基準" というフィルタで巧みに除外し、
安易に得られる成果を誘導して それを革命的なエビデンスと称する。
ちなみに最新の脳卒中治療ガイドライン2009によるとこの磁気刺激治療法は、
未だ治療法としてほとんど評価されていない。
脳卒中リハビリの分野が抱える問題の本質が
如何に困難なものであるかを伺い知ることができる好例と思った。
参考:この件↓と同レベルと思う。
脳の可塑性に期待、HANDS療法 衝撃のビデオ
(間違ってここへ来る人が多い)
「脳機能障害の改善策に革命をもたらしたい」
TBS 【夢の扉~NEXT DOOR~】
にリハビリテーション医学講座 安保雅博教授が出演
・ 放送日時:平成22年3月14日(日) 18:30~
・放送局 : TBS 【夢の扉~NEXT DOOR~】
このなかで紹介された磁気刺激治療法(TMS)の適応基準が慈恵医大のホームページに載っている。
それを読んでかなり驚いた。
以下、その適応基準を引用
(1)認知機能に問題がない(認知症ではない)。
(2)うつ病でない。
(3)透析をしていない。
(4)頭蓋内に金属(クリップなど)が入っていない、心臓ペースメーカーが入っていない。
(5)少なくとも一年間は痙攣の既往がない(脳波検査で異常がない)。
(6)全身状態が良好である(発熱、栄養障害、重度心疾患、体力低下などがない)。
(7)日常生活が自立している(自ら移動できるなど生活上では介助が要らない)。
(8)脳卒中(脳梗塞、脳内出血、クモ膜下出血)を原因として 上肢麻痺もしくは失語症を呈している。
(9)年齢が 16 歳以上である。
上肢麻痺
→手首を曲げないで、指でグーパーができること。少なくとも母指・示指・中指の3指が曲げ
たり伸ばしたりできること
失語症
→発語がスムーズではない、言葉がとっさには出てこず言いたいことが言えない、単語を思
い出せない、単純な内容であれば理解できるが複雑な話は聞いても分からないなどの症状
がある。
もう少し簡単に言うと、その条件とは、
頭がはっきりしていること、病気ではないこと、身体に異常がないこと、自立していること、
指が曲げ伸ばしできるほどの非常に軽い麻痺であること、
ゆっくりであれば言いたいことが言えること、
ということである。
・・・
CI療法よりもはるかに厳しい条件に見える。
かつて上肢麻痺で指が1mmたりとも動かなかった私の経験から言わせてもらうと
この条件は、
"治す必要のない人にあえて治療を施すための条件"
と言っているように感じられてならない。
この条件に当てはまるほどに手指が動く人というのは
もはや麻痺で困っている人とは言えまい。
これを麻痺と呼んだら、本当の麻痺患者に申し訳が立たない。
もともと手が動くひとしか治療対象にしないのだから、
ほんの少し訓練するだけで動きが良くなるのは当然である。
しかも入院費用として数十万円も支払うのだから、そのやる気たるやすでに半端ではない。
間違いなく自ら進んで 確実に良い成果を出すであろう。
最も直視しなければならない本当の麻痺患者を "適応基準" というフィルタで巧みに除外し、
安易に得られる成果を誘導して それを革命的なエビデンスと称する。
ちなみに最新の脳卒中治療ガイドライン2009によるとこの磁気刺激治療法は、
未だ治療法としてほとんど評価されていない。
近年、経頭蓋反復磁気刺激(rTMS)による上肢機能の改善27-29)の報告(Ⅰb)や、経頭蓋直流電流刺激による上肢運動機能の改善30)(Ⅱb)が報告されているが、例数は少なく、刺激条件、刺激部位などもまだ確立されていない。
脳卒中リハビリの分野が抱える問題の本質が
如何に困難なものであるかを伺い知ることができる好例と思った。
参考:この件↓と同レベルと思う。
脳の可塑性に期待、HANDS療法 衝撃のビデオ
2010年3月15日
コーヒー、紅茶で片麻痺倍増
この病気になってからコーヒーや紅茶を飲むと
左手足の痺れが倍増する。
おそらくそれに含まれるカフェインが
それほどに脳に影響を及ぼすということなんだと思う。
一方で、1日に4,5杯のコーヒー摂取が喫煙習慣のない女性の脳卒中リスクを
2割ほど下げるという研究成果もある。
そんなにすごいコーヒーでも、
病気になったあとでは役にたたないってことと理解した。
左手足の痺れが倍増する。
おそらくそれに含まれるカフェインが
それほどに脳に影響を及ぼすということなんだと思う。
一方で、1日に4,5杯のコーヒー摂取が喫煙習慣のない女性の脳卒中リスクを
2割ほど下げるという研究成果もある。
そんなにすごいコーヒーでも、
病気になったあとでは役にたたないってことと理解した。
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