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2010年9月21日

ほんだしの味噌汁を飲めば脳卒中ゼロ


cerebral blood flow in stroke-prone spontaneously hypertensive rats.
2010 9月 日本



かつおだしが脳血流にどのように影響するのかを調べたそうな。

脳卒中になりやすい高血圧ネズミを次の2グループ、

かつおだし汁
・水

に分けてそれぞれを 7週間与え続けたとのこと。

その結果、
水グループのネズミはほとんどが脳卒中になったのに対し、
かつおだしグループは一匹も脳卒中にならなかったという。

かつおだしを摂ると脳の血流状態が改善されて
脳卒中の予防につながることがよーくわかった、という内容。


論文をよく見たら Ajinomoto社の研究だった。

きっと、ほんだしは脳卒中予防に効果的、と言いたいんだと思う。

2010年9月20日

運転再開率約6割、6ヶ月以内、半盲事故率約100%


脳疾患を有する者の自動車運転状況と交通事故状況 

平成16年



脳卒中後約6割強の人が発症6ヶ月以内に自動車運転を再開し、 以前より注意しながら運転しつつも 人並みに事故も経験している。

半盲があると、注意を促しても非常に事故を起こしやすいらしい、といった内容。




運転ができると確かに楽しいし便利だ。
けど、自動車は大きな車椅子でもあるわけで、 せっかく歩けるようになったのだから 車椅子に頼らない生活を心がけたほうが良いのではないか、
と思った。

2010年9月19日

トレッドミルよりも平地歩行のほうが訓練効果は高い


Effects of two exercise training techniques on walking function in adult patients with stroke.
2010 7月 ナイジェリア



脳卒中患者の歩行訓練としてトレッドミル
平地歩行とでどちらが効果的か調べたそうな。

12週間の訓練の後、
10メートル歩行にかかる時間と
6分間に歩ける距離で評価したところ、


いずれについても平地歩行させたグループの方が
ずっと良い成績を出した、とのこと。






ちょっと前の研究ではまったく逆の結果だった気がする。

被験者の障害程度の軽重で結果は大きく左右されると思う。

2010年9月18日

脳卒中になりたくなければ野菜を喰え、果物はどうでもいい


Intakes of vegetables and related nutrients such as vitamin B complex, potassium, and calcium, are negatively correlated with risk of stroke in Korea.
2010 8月 韓国



野菜や果物の摂取が脳卒中の予防に良いらしいという噂を検証したそうな。

その結果、
ナイアシンや葉酸も含めたビタミンB群を含む野菜を摂ると
脳卒中になる危険性が著しく下がることがわかった、とのこと。

一方、抗酸化物質であるビタミンC,Eを含む果物の類は、
脳卒中予防と関連がないことがわかった、という内容。




最近、
ナイアシン(ビタミンB3)の評判がすこぶる良い

2010年9月17日

刺激豊富な環境は脳の回復を促すけれど 梗塞も少し大きくなる


An Enriched Environment Improves Sensorimotor Function Post-Ischemic Stroke.
2010 9月 オーストラリア



数々の動物実験から、
脳卒中後に刺激の豊富な環境に置くと
脳機能の回復が早まることが示唆されている。

この効果を確かめるべく過去の(動物)研究を
再調査したそうな。



たしかに
脳卒中後に刺激豊富な環境にさらされると
知覚運動機能が著しく改善することがわかった。

一方で梗塞の大きさが8%ほど大きくなることもわかった、とのこと。



刺激に はしゃぎすぎてはイカンってこと と理解。

2010年9月16日

rTMSは慢性期患者にも大変有効な夢の治療法


Brain Stimulation Can Help Partially Paralysed Stroke Patients Regain Use of Their Muscles, Research Finds
2010 9月 エジプト



"rTMS 5Hzと1Hzのつかいわけ"
のつづき


磁気刺激治療法(rTMS)の麻痺改善効果を調べるべく
脳卒中患者を20名ずつ次の3グループに分けたそうな。

通常のリハビリに加え、
・脳の病側に5ヘルツのrTMS
・脳の健常側に1ヘルツのrTMS
・刺激を与えたフリ


その結果、
偽の刺激以外の2グループで著しい成果があった、とのこと。


なんでも 脳卒中後は
脳の健常側が活動過剰になっているので
1ヘルツで活動を抑制してバランスをとり、
病気側は5ヘルツで働きを増強するのだそうな。


さらにこの被験者グループは発症時期が急性期~慢性期と
幅が広かったけれど、みな同程度に効果が見られたという。

磁気刺激治療法は慢性期患者にも有効である、という結論。





実験結果、背景理論ともに
話がうますぎる気がする。




CIなんとかと同じ匂いがする。

2010年9月15日

NIHSSがゼロでも脳卒中はあり得る


Zero on the NIHSS Does Not Equal the Absence of Stroke.
2010 9月 アメリカ



NIHSS(National Institute of Health Stroke Scale)は
脳卒中の障害度の評価スケールの代表的なものであるが、

この評価法が必ずしも脳卒中のすべての状態を捉えているわけではない
と考えて  調べてみたそうな。


脳卒中の有無は拡散強調MRIで判定した。


その結果、
頭痛、目眩、吐き気などの症状を持つ虚血性の脳卒中がNIHSSスコアが0(ゼロ)として見逃されることがわかった、とのこと。


NIHSSの点数がゼロだからと言って健常者というわけではない、という内容。

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