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2012年3月31日

むずむず脚症候群と脳卒中との関連は…


Restless legs syndrome and risk of incident cardiovascular disease in women and men: prospective cohort study.
2012  3月  アメリカ




むずむず脚症候群と脳卒中との関連を調べたそうな。


45歳以上の女性29756人、

40歳以上の男性19182人ついて調べたところ、


女性の11.7%、男性の7.2%がむずむず脚症候群だった。



調査期間中に脳卒中を含む心血管疾患が1514件あった。



解析の結果、

むずむず脚症候群と脳卒中や心血管疾患との

関連は見られなかった、


というおはなし。


写真:むずむず脚症候群


過去の記事

むずむず脚症候群は脳卒中の予兆かな

2012年3月30日

コレステロールが高いほど脳卒中の回復も良い


Association of total serum cholesterol with functional outcome following home care rehabilitation in Italian patients withstroke.
2012  4月  イタリア




脳卒中の予後の良し悪しに影響を与える

要因を調べたそうな。


141人のリハビリ入院中の脳卒中患者について

生活の自立度や精神状態、

その他身体データを計測し、解析した。



その結果、

血液中の総コレステロールの値が高いほど

機能回復が良いことがわかった、


というおはなし。





感想:

コレステロールは大切。

玉子 食べまくるよ。

2012年3月29日

脳卒中研究 世界順位発表: 2位じゃダメなんでしょうか?


Changes instrokeresearch productivity: A global perspective.
2012  2月  アメリカ




どこの国が脳卒中を熱心に研究しているのか調べたそうな。



過去12年間の脳卒中に関する研究論文数の推移を調べた結果、


・その数は年々増加傾向にあり、

・その占有率はアメリカが27%で1位、日本が9%で2位、3位イギリスは8%だった。





脳卒中研究量はアメリカがダントツで、

日本は2番目であることがわかった、


というおはなし。


research_productivity.png

2012年3月28日

脳卒中のダメージはアルファ波に現れる


The behavioral significance of coherent resting-state oscillations after stroke.
2012  3月  スイス



脳卒中が脳の電気ネットワークに及ぼす影響を調べてみたそうな。


脳梗塞患者の脳波を多数のセンサーで記録して、

その協調分布を解析し、

健常人の結果と比較した。




その結果、

・アルファ波での分布は被験者の運動、認知機能との関連が高く、

他の脳波(デルタ波、シータ波、ベータ波)ではそのような関連は見られなかった。


・脳卒中患者のアルファ波での協調分布をみると

運動や認知機能に関連した領域での強度低下が見られた。


・健常側の脳への協調度が増えると患者の動作が良くなかった。




安静時のアルファ波の協調分布が、

脳卒中患者の運動機能や脳のネットワークについての

重要な手がかりを与えてくれることがわかった、


というおはなし。






感想:

アルファ波をマシマシするためには、

目を閉じて瞑想すると良いと思う。


でも瞑想って、なかなか続かない。


もっと簡単な方法は …

2012年3月27日

つま先を上げる筋力を鍛えると遠くまで歩けるようになる


Contribution of Ankle Dorsiflexor Strength to Walking Endurance in People With Spastic Hemiplegia AfterStroke.
2012  3月  中国


片麻痺患者が長く歩けるようになるための

筋肉を調べたそうな。



足裏が痙縮気味の62人の片麻痺患者について、

・6分間歩行テストと

・足先を上に上げる背屈筋の力、

・足先を下げる底屈筋の力、

・底屈筋の痙縮程度、

を調べた。



その結果、

6分間に歩行出来る距離は、

底屈筋とはほとんど関連がなくて、

背屈筋力が大きいと延びることがわかった。


背屈筋を鍛えましょう、


というおはなし。






感想:

最初の頃は左足先が地面を擦ってばかりいたことを思い出す。


手のリハビリで、指を握るよりも 開く方が

はるかに難しいことと同じような理由だと思う。






注目製品:背屈くんⅡ タイコン製作所

2012年3月26日

入院してもすぐに逃げ出す脳卒中患者がいるらしい


Successful escape of acute ischemicstrokepatients from hospital to home: Clinical note.
2012  1月  日本




急性期脳梗塞患者が病院を脱走して

家に帰ってしまった事例4件。



・このような事は数百人に1人の割合でしか起きない。(日本)

・これら4人は全て男性で、60歳前後

・いずれも左脳梗塞で発症後24時間以内に脱走、

・中程度の失語症あり、

・運動機能や視覚の障害はなく、

・脱走後 無事家に帰り着いた。

・概ね回復良好だった。






脳卒中患者の管理には注意しましょう、


というおはなし。






感想:


脱走できるくらいに元気があってよろしい。


次はやってみたい。

写真:病院から脱走

2012年3月25日

睡眠中 足をバタバタさせてたら脳卒中の素質あり


Periodic leg movements in sleep in patients with supratentorial cerebral infarction.
2012  3月  トルコ
眠っているときに足を曲げ伸ばし してしまう

周期性四肢運動障害(PLMS)の原因を調べてみたそうな。



35人の脳梗塞患者と、35人の同性、同年齢の健常人について、

睡眠中の身体の状態を記録し、比較した。


その結果、

・脳梗塞患者では

PLMSの頻度が1時間あたり
5回以上 → 27人15回 → 19人

だったのに対し、

健常人では
5回 → 10人15回 → 6人

だった。

・PLMSと性別、年齢などとの関連は見られなかった。

・梗塞の範囲とPLMSの頻度、むずむず脚症候群との関連も見られなかった。

・梗塞の対側にPLMSが発生した。

脳の中の病変が神経の伝達を阻むことで

周期性四肢運動障害
が起きるのではないか...



というおはなし。

図:PLMS

これが周期性四肢運動障害




こういうことがあったような気もする…
睡眠時やたら手足がビクビク動く脳卒中経験者の再発リスクは異常

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