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2021年12月28日

Stroke誌:「肥満」自体は脳梗塞のリスクではなかった

2021  7月  ノルウェー


肥満は脳卒中の危険因子である。

しかし肥満そのものが、あるいは肥満による代謝異常が脳卒中リスクを高めるのかどうかはあきらかになっていない。

そこで、大規模研究から代謝的健康状態と体重、脳卒中との関連についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月27日

減量しておくと脳卒中後の回復にも良い?

2021  12月  スウェーデン


2型糖尿病は脳卒中の危険因子であり転帰にも影響する。

2型糖尿病患者の80%以上は過体重または肥満であるという。

減量により脳卒中リスクが低下することはわかっているが、脳卒中の機能回復にも影響するかはあきらかになっていないので、動物実験をこころみそうな。

2021年12月26日

生まれた季節と心房細動死亡率

2021  12月  イギリス


胎児期や幼少期の環境が心血管死亡率と関連するという報告がある。

持続性の不整脈である心房細動は、高血圧、肥満、身長、低出生体重と関連している。

しかし、出生時の季節と心房細動患者の死亡率との関連についてはわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月25日

「改善したらお金あげる」のリハビリ効果

2021  12月  スイス


脳卒中経験者の50%には上肢に障害が残るという。

リハビリトレーニングの効果は限定的で、たとえばロボット支援療法のランダム化比較試験では、トレーニング時間がおなじ場合では従来型のリハビリと効果に差がないことがあきらかになった。

治療可能性を高めるための要素として、「報酬」が考えられる。

そこで、金銭報酬を取り入れた場合の上肢トレーニング効果を実験してみたそうな。



37人の亜急性期脳卒中患者について、金銭報酬群19人と対照群18人に分けた。

VRリハビリシステムを用いて上肢リーチ動作トレーニングを3週間行った。

金銭報酬群にはVRゲームのスコアに応じた金額を銀行振込する約束をした。

対照群はゲームスコアのみをフィードバックした。



次のようになった。

・介入期間中に金銭報酬群は中央値で131スイスフラン(16240円相当)を獲得した。

・手の及ぶ可動域の改善はあったが、群間の差はなかった。

・しかし、3ヶ月後の Box and Block Test および Fugl-Meyer上肢 のスコアが、金銭報酬群でのみ有意な改善を示した。


上肢トレーニングに金銭報酬を取り入れたところ、腕の活動性と障害程度に従来型トレーニングでは得られない有意な改善が認められた、


というおはなし。
お金がすべて


感想:

ビンボーな患者ほど効果がでるだろな。


2021年12月24日

肥満クラスべつに起きやすい脳卒中の種類

2021  12月  中国


肥満は脳卒中の危険因子であるがその因果関係はあきらかになっていない。

そこで、肥満の程度と脳卒中との因果関係をあきらかにするべくメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2021年12月23日

「握り」動作で損傷脳を活性化させる方法

2021  12月  カナダ


神経学的に、左右の脳半球は脳梁を介して互いの働きを抑制しあってバランスしていると考えられている。

脳卒中によりいっぽうの脳半球がダメージを負うとこのバランスが崩れる。

このとき、たとえば非麻痺手の運動を促すと対側脳半球の活動が高まり損傷脳半球への抑制がさらに強まる。その結果、損傷脳半球の可塑性の機会が抑えられてしまうため非麻痺手の運動は禁忌であるとする考え方がある。

そのいっぽうで、非麻痺手の運動が両側の脳半球の活動を高めるとする「クロスエデュケーション」の考え方もある。

そこで、脳卒中患者の非麻痺手で高強度の握り運動をおこなったときの脳活動をMRIで観察してみたそうな。

2021年12月22日

mRNAワクチンでとくにおおい合併症

2021  12月  イラン


COVID-19のmRNAワクチンで報告されている有害事象のほとんどは、注射部位の痛み、紅斑、腫脹、発熱、頭痛、筋肉痛などであるが、

神経系や循環器系へも影響し、急性心筋梗塞、肺塞栓症、脳卒中、静脈血栓塞栓症など命に関わる可能性もある。

そこで、これまでの事例報告や症例シリーズについてシステマチックレビューをこころみたそうな。

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