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2021年2月15日

脳卒中経験者の路上運転GPS解析

2021  2月  オーストラリア


脳卒中は実行機能に障害をもたらすことがあり、自動車運転時の協調性や判断力に悪影響を及ぼしている可能性があるが しばしば見過ごされている。

そこで、高齢の脳卒中経験者が自動車運転時にどのようなリスクを抱えているのものか、定量的にしらべてみたそうな。



脳卒中の後、医師から自動車運転の再開許可がおりた14人の高齢者と、
脳卒中経験のない高齢者14人について、

一般道コースを走行させ、このときのGPS記録を解析した。

走行軌跡、車線維持、スピード制御、の点について比較した。



次のことがわかった。

・健常高齢者にくらべ高齢脳卒中経験者の車線逸脱の平均標準偏差はUターンや左折時に大きかったが、

・直線走行といった単純な運転課題ではほぼ同等で、

・スピード制御能力に有意な差は認められなかった。


高齢の運転者は脳卒中のあとにも必要に応じて運転することができるが、認知能力低下のためにより高い負荷と努力が要求されると考えられた、


というおはなし。
脳卒中ドライブの車線逸脱



感想:

思い返すに、運転再開から自信を取り戻すまで、6-8年かかった。

事故がなかったのは運がよかっただけと思う。






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