元2023 10月 サウジアラビア
脳梗塞患者の再発予防のための、アスピリン+クロピドグレル2剤併用抗血小板療法(DAPT)の有効性を、アスピリンまたはクロピドグレルの単剤療法(AM)とくらべてみたそうな。
2015年1月から2019年10月までにキング・アブドゥルアジーズ大学病院に入院した脳梗塞患者の診療記録を対象とした。
DAPTとAMとでの、脳梗塞の再発、再入院、全死亡を比較した。
次のようになった。
・脳梗塞再発までの期間中央値は、DAPTで15.0ヵ月、AMで20.4ヵ月であった。・全死亡するまでの生存期間中央値はDAPT群で8.0ヵ月、AM群で14.1ヵ月であった。・脳梗塞、心筋梗塞、狭心症の後遺症による再入院はDAPT群でAM群よりあきらかに多かった(15.2% vs 8.1%)。
脳梗塞患者における再発および死亡の減少において、抗血小板薬の2剤併用は単剤より優れてはいなかった。むしろ脳梗塞、狭心症、心筋梗塞を複合した後遺症による再入院はDAPT群で多かった、
というおはなし。
感想:
ダブルサラサラ薬 DAPTが良いこともある↓。
軽症の脳梗塞の急性期には、血栓溶解療法よりも2剤併用抗血小板療法(DAPT)を2週間だけ続けるほうがすぐれている。
しかし、脳梗塞の再発予防のためのDAPTは、たいした効果がないばかりか危険である。