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2024年8月14日

意識障害の種類で決まる運命!脳卒中の回復可能性に大きな差が生じる理由とは?

2024  7月  中国


脳損傷後に発生する遷延性意識障害(PDOC)は、患者の意識が28日以上回復しない状態を指す。

この状態には、昏睡(Coma)、植物状態(VS)、および最小意識状態(MCS)の3つの段階が含まれる。

昏睡とは、患者が完全に意識を失い、外部の刺激に反応しない状態である。

植物状態は、目を開けて覚醒しているように見えるが、意識がない状態である。

最小意識状態は、患者が部分的に意識を取り戻し、非反射的または目的のある行動を示す状態を指す。

これらの異なる意識障害における予後、特に意識回復率や死亡率の違いについてくわしくしらべてみたそうな。

2024年6月1日

COVID-19ワクチン接種後、日本人男性を襲った悲劇:可逆性脳血管攣縮症候群による急変

2024  4月  日本


コロナウイルス感染症(COVID-19)のmRNAワクチンは、頭痛や発熱などの副作用を示すことがある。

まれに可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)により重篤な頭痛を引き起こすことが報告されているがその病態はよくわかっていない。

日本人男性がワクチン接種直後にRCVSを起こし死亡した事例があったそうな。

2024年1月21日

脳卒中生存者の新たな挑戦:持続性頭痛

2024  1月  ブラジル


最新の国際頭痛分類では、脳梗塞が原因の持続性頭痛の存在が認められているが、この領域の研究は限られているので、

過去の脳梗塞に起因する持続性頭痛の発生率、特徴、リスク因子をくわしくしらべてみたそうな。

2023年4月21日

脳梗塞と頭痛:特徴と関連要因

2023  3月  ブラジル


脳梗塞に起因する頭痛は軽視されがちであり、その特徴についての研究はすくない。

これまでの研究によると、その有病率は7.4-34%と推定でき、若年、椎骨動脈、皮質、の脳卒中でおきやすく、ラクナ梗塞ではその頻度は低いとされている。

圧迫されるような緊張型頭痛と拍動性頭痛がおおく、嘔吐、羞明、音過敏をともなうことがある。持続時間は心原性の脳梗塞がもっとも長い。

ブラジル850床の私立病院2017-2020年の全患者で、脳梗塞による頭痛の特徴をくわしくしらべてみたそうな。

2022年11月14日

脳卒中後もつづく頭痛の割合

2022  9月  ポルトガル


脳卒中による頭痛が、容体が安定してなお続く状態を PHAPS(Persistent headache attributed to past stroke)という。

これまでの報告では、PHAPSの有病率は10-20%とされているが、ほとんどがレトロスペクティブ研究であり、もともと頭痛がちであったかや鎮痛薬の使いすぎなどの評価がなされていなかったので、

あらためてくわしくしらべてみたそうな。

2022年8月20日

脳梗塞後もつづく頭痛の割合と特徴

2022  8月  ロシア


脳梗塞後の頭痛には急性のものと3ヶ月以上つづく持続性のものがある。

持続性の頭痛はあまり注目されていないので、その有病率と関連要因をくわしくしらべてみたそうな。

2021年7月16日

ワクチンからの血小板減少症で脳の梗塞や出血

2021  7月  カナダ


コロナウイルス感染症COVID-19パンデミックで用いられることになったワクチンによる血栓性の血小板減少症は、まったく予期されていなかった。

このまれな副作用の病態、症状、診断、治療についてこれまでの報告のレビューをこころみたそうな。

2020年12月20日

脳梗塞ときの頭痛こんな感じ

2020  12月  ロシア


脳梗塞の発症に際し 7.4-34%が頭痛を経験するという。

しかしそれらの頭痛が脳梗塞が原因で起きたかどうかについてはあきらかになっていないので、対照群をもちいてくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月8日

脳梗塞 慢性期の「頭痛」


Headache at the Chronic Stage of Ischemic Stroke
2020  2月  ポルトガル

脳卒中の急性期での頭痛はよくあることで、とくに脳内出血では緊張型や片頭痛型の頭痛がおおい。

さいきんの国際頭痛分類第3版では脳梗塞が安定したあとに3ヶ月以上続く頭痛を「脳梗塞による持続性頭痛」として分類してはいるものの、その頻度や種類についてはほとんど報告がないのでくわしくしらべてみたそうな。

2019年11月9日

Neurology誌:脳梗塞のあとの頭痛


Headache after ischemic stroke- A systematic review and meta-analysis
2019  11月  アメリカ

脳卒中後の頭痛はおおくのばあい慢性疼痛の1つとして過小評価され見逃されている。

頭痛は静脈洞の血栓や頸動脈の乖離、脳血管収縮などを反映していると考えられる。
また前兆付き片頭痛があると脳梗塞リスク2倍という事実もある。

いっぽう脳梗塞のあとに新たに発生する持続性の頭痛と脳卒中との関連についてはほとんど報告がないのでこれまでの研究のメタアナリシスでしてしらべてみたそうな。

2018年9月3日

低酸素コンディショニングの治療効果


Low Oxygen Post Conditioning as an Efficient Non-pharmacological Strategy to Promote Motor Function After Stroke
2018  8月  オーストラリア

ここ数年、低酸素状態におく(Low oxygen post conditioning)ことの心筋梗塞の再生効果や神経再生、血管再生、認知機能改善効果がつぎつぎと報告され、薬を必要としないシンプルな治療法として期待されている。

そこで脳梗塞にたいする低酸素コンディショニングの効果を動物でしらべてみたそうな。


ネズミを人為的に脳梗塞にした48時間後から1日8時間 酸素濃度11%の環境におき、これを2週間続けた。

運動機能と脳組織の状態を4週間後までフォローしたところ、


次のようになった。

・運動障害は低酸素コンディショニング2週間でほぼ元のレベルに戻った。

・この機能改善は脳の毛細血管密度の増加とBDNFレベルの上昇、脳実質欠損の低下およびミクログリア活動の低下と関連していた。

・これらの効果は低酸素コンディショニングのさらに2週間後も持続していた。
低酸素コンディショニングの脳卒中後の運動機能改善と神経保護効果を確認できた。臨床試験が待ち遠しい、


というおはなし。

図:低酸素療法の脳保護効果

感想:

虚血コンディショニングよりももっと直接的だな。

wikipediaみると↓ 11%って意識飛ぶ寸前でマフィアの拷問なみか。
* 酸素濃度16%: 呼吸脈拍増、頭痛悪心、はきけ、集中力の低下
* 酸素濃度12%: 筋力低下、めまい、はきけ、体温上昇
* 酸素濃度10%: 顔面蒼白、意識不明、嘔吐、チアノーゼ
* 酸素濃度 8%: 昏睡
* 酸素濃度 6%: けいれん、呼吸停止

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