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2010年9月4日

脳卒中後うつでも死にゃしない


Depression-Executive Dysfunction Syndrome Relates to Poor Poststroke Survival.
2010 5月 フィンランド




脳卒中後うつ実行機能障害
余命について調べたそうな。


うつはあってもなくても余命の長さは変わらなかった。

一方、実行機能障害があると短命で、
うつがプラスするともっと短くなるんじゃないか、という内容。

2010年9月3日

転倒はベッドサイドで起こる


Falls in stroke patients: risk factors and risk management.
2010  イスラエル


脳卒中入院患者の転倒要因を調べてみたそうな。


転倒する者の多くは筋肉の弱った男性片麻痺患者で、

その多くが最初の1ヶ月間に起こる。

早朝または日中のベッドサイドで転倒しやすい。

転倒患者の約9割が血圧や血糖を下げる薬を使っている、とのこと。

図:脳卒中患者の転倒要因



自分も入院2週間目ごろに
ベッドから滑り落ち、 また、降圧薬の効きすぎで視界が消えて
床にへたり込んだ記憶があるので なるほど、と思った。





hemiplegia , hemiparesis ってどっちも片麻痺だと思っていたけれど、

重症度で比較すると

hemiplegia >> hemiparesis

のようだ。(メモ)

2010年9月2日

キンキンに冷やした腕でリハビリがはかどる


Effect of Thermal Stimulation on Upper Extremity Motor Recovery 3 Months After Stroke.
2010 8月 台湾


脳卒中後3ヶ月以上経った患者を集めて、
上肢を低温水槽に浸けて刺激を与える実験を
1日30分、週に3日ペースで8週間続けたそうな。


その結果、
腕を冷やしたグループでは上肢の運動機能が
著しく改善した、とのこと。





猛暑のこの時期には是非試してみたい実験。


でも
自分は脳卒中の初期に 冷たい水や金属など
少しでも温度の低いものに触れると激痛が走っていたので
実際には耐えられなかったろうな…と思う。

2010年9月1日

脳卒中後のセックスリハビリが必要


Perspectives on poststroke sexual issues and rehabilitation needs.
2010 7月 アメリカ


15組の脳卒中患者とそのパートナーについて
脳卒中後の性生活についてアンケートをとって調べたそうな。


その結果、
いくつもの複雑な問題が浮かび上がってきた、とのこと。


リハビリプログラムの中に性生活に関する評価と対策を
取り入れることが必要ではないか、という内容。




自分の入院経験から得た直感なんだけど、

理学療法士とか作業療法士って、
同性愛者(ホモ)が多いんじゃないか…って印象がある。


だから彼らにはこの種の問題について
絶対に介入して欲しくない、って思うんだ。

2010年8月31日

体重支持付きトレッドミルこそが歩行につながる


Mechanically assisted walking with body weight support results in more independent walking than assisted overground walking in non-ambulatory patients early after stroke: a systematic review.
2010 8月 オーストラリア



脳卒中初期の歩けない患者に対して、
ハーネスで身体を支えた状態でのトレッドミル歩行訓練と、
人が付きそって地上で歩行訓練するのと どちらが効果的か調べたそうな。



体重支持付きトレッドミルのほうが、
歩けるようになる早さ、歩行スピード、距離 共にずっと優れていた、とのこと。





こんな感じかな


2010年8月30日

HandTutor(ハンドチューター)で上肢リハビリ


HandTutor(TM) enhanced hand rehabilitation after stroke - a pilot study.
2010 8月 イスラエル


HandTutorという商品をつかって上肢リハビリを試みたそうな。


従来の作業療法に比べ、著しい改善効果があった、とのこと。






このビデオを見てオドロイタ。

誰も信じないだろうけれど、自分の頭部動画(0:33')がなんの断りもなく、勝手に使用されていた。ヾ(*´∀`*)ノ


2010年8月29日

女性の脳卒中回復が遅いのはCTでみてもわからない


Gender Differences in Outcomes after Ischemic Stroke: Role of Ischemic Lesion Volume and Intracranial Large-Artery Occlusion.
2010 8月 アメリカ



一般に女性は脳卒中からの回復が遅いけれども、
その理由をCT画像から調べようとしたそうな。

CT画像を見れば、病変の体積や血管の通行がわかる。


結局、
梗塞の大きさや、脳内の太い血管の詰まり具合
とは一切関連がなかった、というはなし。

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