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2011年3月28日

脳卒中経験を隠しておきたいなら 円は大きく描け!


Circle drawing as evaluative movement task in stroke rehabilitation: an explorative study.
2011 3月 オランダ



脳卒中経験者に円を描かせることで

上肢障害の程度を推定することができるかどうかを調べたそうな。



16名の脳卒中経験者と20名の健常者について、

テーブルの上にできるだけ大きくて丸い円を描くよう指示した。

その円の大きさ、滑らかさ、描画時の関節の動き等を評価した。



その結果、

脳卒中経験者は健常者にくらべ、

描く円の大きさが著しく小さく、かついびつで、

描画時の関節の動きも限定的であった。



円を描かせることで機能障害の程度を判定することができる可能性が示唆された、 

という内容。


写真:テーブルの上に円を描く




意識して 大胆に 大きく振舞わないと

他人からみると きっと わかっちゃうんだろうな… と思う。

2011年3月27日

脳卒中になりたくなければ喫煙所には近づくな


Meta-analysis of the association between secondhand smoke exposure and stroke.
2011 3月 イギリス


受動喫煙と脳卒中との関連について、

過去の研究を調べ直してみたそうな。


全部で88万人分のデータと

5800人分の脳卒中事例が見つかった。



それらを解析した結果、

受動喫煙と脳卒中との間には強い関連性がみつかり、


たとえ少ししか煙に曝されなかったとしても大変危険であることがわかった、

というおはなし。

2011年3月26日

タマゴは好きなだけ食べてよろし


Egg consumption and risk of cardiovascular disease in the SUN Project.
2011 3月 スペイン




玉子の摂取量と

脳卒中を含めた心血管系の病気との関連について調べたそうな。



14000人あまりにアンケートをして、

玉子の消費量を週に1個未満から4個以上まで分類し、

6年以上にわたり調査を継続した。



その結果、

玉子の摂取量と脳卒中などの心血管系の病気との間には関連性が見られなかった、


というお話。




写真:タマゴ食べ放題
タマゴ大好き

2011年3月25日

イメージトレーニングは時間をかけてじっくりと取り組もう


Longer versus shorter mental practice sessions for affected upper extremity movement after stroke: a randomized controlled trial.
2011 3月 アメリカ




慢性期脳卒中患者の上肢リハビリに
どのくらいの長さのイメージトレーニングが有効
なのか、を調べたそうな。



約30名の患者について
通常のリハビリに加え 長さの異なるイメージトレーニング
(オーディオテープ)を用意し、

それぞれ、

20分、40分、60分、イメトレなし

のグループに分けて評価した。




その結果、
イメージトレーニングを加えることで

回復は著しく促され、

イメージトレーニングにかける時間を延長するほど上肢麻痺の改善効果は増した、

というおはなし。




写真:イメージトレーニング
メンタルプラクティスとも言う

2011年3月24日

脳梗塞患者の4人に1人は経験者


Recurrent ischemic stroke. Study of 605 patients.
2011 3月 スペイン


脳梗塞の再発率とその特徴について調査したそうな。



605名の再発脳梗塞患者と

2099名の初回脳梗塞患者について調べた。



脳梗塞の再発率は22.4%であった。



再発患者と初回患者とでの入院中の死亡率にはあまり差はなく、

16%
ほどであった。


また、再発患者の予後は良くなかった、


という内容。





脳卒中再発防止キャンペーンビデオ


アイムストロークサバイバ…

2011年3月23日

TIAが脳を護る. はたして病気と呼べるのだろうか…

Influence of prior transient ischaemic attack on stroke prognosis.
2011 3月 フランス


脳卒中まえに一過性脳虚血発作TIA)を経験していると
予後が良い、 とする噂の検証を行ったそうな。


3000人以上の脳卒中患者について、

脳卒中以前にTIAを経験していたかどうか、
どれくらい前に経験したのか、
TIAの症状が続いた時間、

その後の回復程度、
1年後までの生存率

などを調査した。



その結果、
TIAを経験したことのある患者は経験なしの患者にくらべ、

歩行機能の回復は早く、
1年後までの生存率も高かった。


特に、TIAが脳卒中直前の4週間以内、症状継続時間が30分以下
の場合にはさらに著しい回復をみせることがわかった。


TIAには神経保護作用があることが推察できる、

というおはなし。





勝手に治ってしまう上に脳を護ってくれるのならむしろ歓迎すべきでは…?


2011年3月22日

ロボット支援歩行訓練で 患者の頭に電流を流してみた


Combined transcranial direct current stimulation and robot-assisted gait training in patients with chronic stroke: a preliminary comparison.
2011 3月 イタリア



ロボット支援歩行訓練

経頭蓋直流電気刺激tDCS)を

組み合わせることの効果を検証したそうな。




次の3グループについて調べた。

・ロボット支援+tDCS

・ロボット支援+偽のtDCS

・通常の地上歩行訓練




結果は、

tDCSを組み合わせることの効果はまったく見られなかった

という内容。






どこかの病院での
ロボット支援歩行訓練の様子(4分半のビデオ)

セッティングが大変そう。


入院中 こんなもの見なかった。

お金持ち専用リハビリの感。

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