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2011年6月11日

【ひじき推奨】 食物繊維を多く摂る日本人女性は脳卒中になりにくい


Dietary fiber intake and risk of cardiovascular disease in the Japanese population: the Japan Public Health Center-based study cohort.
2011 6月 日本



日本人の 食物繊維摂取量と脳卒中との関連を調べたそうな。



45-65歳の8万人あまりの日本人について

10年ほど追跡調査し、


899141人.年中 2553件の脳卒中が起きた。



その分析の結果、


・食物繊維摂取量が多いほど脳卒中発生率は下がった。

・脳梗塞、脳内出血について同様であった。

・この傾向は女性にのみ見られた。

・特に非喫煙者で顕著であった。

・水溶性食物繊維摂取量はほとんど無視出来るレベルだった。



というおはなし。







食物繊維が多い食べ物ってなんですか?
Yahoo知恵袋


血圧が高くて脳卒中が心配な女性にはひじきがおすすめ



女性はとりあへずひじき食べとけばOK

2011年6月10日

麻痺手をスプリントで固定しても歩行に影響なし


Short- and long-term effects of an inhibitor hand splint in poststroke patients: a randomized controlled trial.
2011 6月 トルコ



麻痺手の装具(スプリント)が歩行機能に与える影響を調べたそうな。


19人の慢性期脳卒中患者について、

痙性抑制装具を腕に装着したグループと

そうでないグループに分け実験の6ヶ月後まで比較した。


装具の着用は歩行時 または1日約2時間とした。



結果は、

両グループ間でバランス、歩行能力に差はみられなかった、

というおはなし。

2011年6月9日

運転中 話しかけて返事がなくても、無視しているわけじゃないんだよ


Dual-task demands of hand movements for adults with stroke: a pilot study.
2011 6月 アメリカ




一般に、脳卒中患者に歩きながら頭を使う作業をさせると

歩行スピードが遅くなったりする。



上肢の運動が、歩行や話す機能に影響があるかどうかを調べたそうな。



19人の脳卒中経験者について、

麻痺手もしくは健常手を振りながら、

狭い道を歩き、かつ、または、話す、

という作業をさせてその様子を録画し、

腕の振り、歩行のリズム、話すスピードを解析した。




その結果、

・話しながらだと健常手の腕の振りの頻度が増える。

・麻痺手を振りながらだと歩行スピードが遅くなる。

・腕を振りながらだと話すスピードが速くなる。




などの傾向が見られた、


というおはなし。







感想:

こういうことが普通にあると知って安心した。



自分の場合は、特に、

自動車運転中に同乗者に話しかけられると言葉が出ない。


ごく簡単な質問でも答えられなくなる。




きっと、緊張を強いる作業の最中には

脳みその余力が枯渇してしまうのだと思う。






最近では物事を考えるのが面倒くさくなってきて、

"人生なるようになるさ理論" を信奉するようにしている。

2011年6月8日

CI療法が適している患者は、実は ほとんどいないことが判明


Recovery of upper extremity motor function post stroke with regard to eligibility for constraint-induced movement therapy.
2011 6月 ノルウェー

CI療法に適した患者がはたしてどの程度居るのか、
発症時期別に調べたそうな。


発症後1~2週間以内の 脳卒中で上肢麻痺の患者100人について、
4週間後、3ヶ月後までの上肢機能を評価して
CI療法の適否を判定した。

この間、通常のリハビリを受けさせた。

ちなみに、CI療法の適応基準は


・認知機能に問題がない。

・病状が安定している。

・手首と3指が外に10度以上開く。
である。


結果、

・100人のうち54人は主に認知機能の問題のため除外された。

・残りの46人のうち25人は手首、指が開かない、
もしくは既に充分に回復しているため除外された。

・結局、発症後1~2週間の時点でのCI療法適合者は21人であった。

・この人数は回復者の増加により、4週間後には14人に減った。

・3ヶ月後にはCI療法適合者は7人のみであった。

CI療法を用いなくても通常のリハビリでほとんど事足りることがわかった。


特に 発症から4週間以内の回復過程は重要なので、
CI療法のような効果の実証されていないものを受けさせてはいかん!


というおはなし。



感想:

6ヶ月以上のもっと長いスパンでみると、
CI療法の適応になりうる者は おそらく100人中1人を下回るのではないか、と考える。

思っていた通りではあるけれど、
わざわざ それを調べて明らかにすることからして、
この研究は おそらくCI療法に良い見解をもっていない人たちの仕業である、

と考えてしまう…

2011年6月7日

ヨーガ教室で片麻痺バランス訓練


Yoga may help improve balance for older stroke patients
2011 6月  アメリカ


高齢の脳卒中経験者はバランスを崩して転倒、骨折しやすい。


そこで、ヨーガのバランス改善効果について調べてみたそうな。



平均年令66の脳卒中経験者20名を週に2回の

ヨーガ教室に参加させた。




始めは椅子に座ったままで、次第に床の上、立位での

ポーズをとるように訓練を進めた。




その結果、

バランス評価の指標:Berg Balance Scale

平均で 40→47に大きく向上した、

というおはなし。






感想:

他人から教えられて知ったのだけど、

発症当初、自分の顔が半分 ひどく歪んでいたとのこと。


そんな人のための顔面ヨーガ教室がこちら


STに同じようなことを何度もさせられた記憶

2011年6月6日

脳卒中の前兆:睡眠呼吸障害は意外と多い


The prevalence of sleep-disordered breathing among commercial drivers and analysis of predictive factors based on health examinations
2011 4月 日本




睡眠呼吸障害は脳卒中、心筋梗塞の発生と関連があるとされ、

また 日中の強い眠気のため交通事故の元にもなる。


睡眠呼吸障害がどの程度一般的なものなのか、調べてみたそうな。



81人の商業ドライバーに呼吸障害発見装置を付け、

その健康診断記録も分析した結果、


・軽症を除く睡眠呼吸障害28%に見られた。

・糖尿、肥満、加齢がその要因として考えられた。




睡眠呼吸障害を早期に発見して

交通事故を減らしましょう、

というおはなし。





感想:

3人に1人が睡眠呼吸障害というのはやけに多い気がした。


検索すると、

睡眠呼吸障害というのは

よく耳にする睡眠時無呼吸症候群の自覚症状がない状態を指し、

睡眠時無呼吸症候群の有病率は数%



とある。



つまり自覚の無い潜在的な患者は10倍くらいいるので、


みなさん 遠慮しないでどんどん病院に通いましょう

というマーケティング活動の一環、と理解。

2011年6月5日

このブログは自らの正気を保つため


Neuropsychological outcome after a first symptomatic ischaemic stroke with 'good recovery'
2011 6月  フランス




めっちゃ回復の良かった脳梗塞患者の神経心理面への影響を調べてみたそうな。



初めて脳梗塞になって、もともと認知機能に問題のなかった患者のうち


運動、感覚、言語に何の障害も残さずに回復できた60人を対象とし、

年齢や教育レベルが同等の健常人40人と比較した。




その結果、

・健常人と比較して多くの認知面での能力低下が見られた。

・実行力の欠如、注意力、記憶力の低下が見られた。

・うつ症状はみられなかった。

・物事への無関心さが目立った。






一見 元通りに回復しているようでも、

内面にいろんな問題を抱えているんだよ、


というおはなし。







感想:

自分の事を言われているようで気味が悪かった。


・とっさに言葉が出ない。

・なにをやってもすぐに眠くなる。

・物事への関心が続かない。

・おかしな考えで頭がいっぱいになる。


などなどなど

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