元2021 8月 スペイン
脳卒中患者の30-34%はなんらかの失語症を経験するという。
言語聴覚療法によるリハビリテーションのうち、とくにメロディックイントネーションセラピー(MIT)がもっとも期待されている。
MITは構造化されたプログラムで、患者はセラピストが歌う口語リズム、韻律パターンを真似て再現を試みる。
MITの有効性に関するエビデンスについてメタアナリシスをおこなったそうな。
元2021 8月 スペイン
元
Melodic Intonation Therapy in Chronic Aphasia: Evidence from a Pilot Randomized Controlled Trial.
2016 11月 オランダ
・MITにより訓練内容の反復発話能力は明らかに改善した。
・しかし効果は持続しなかった。
・過去におこなった亜急性期患者を対象にした同条件の実験結果にはまったく及ばない限定的な効果しか得られなかった。

メロディック・イントネーション・セラピーに音の高さ変化は必要か
メロディック・イントネーション・セラピーで脳の量が増えた
元
The Combination of Rhythm and Pitch Can Account for the Beneficial Effect of Melodic Intonation Therapy on Connected Speech Improvements in Broca's Aphasia.
2014 8月 カナダ
・いずれの訓練法でも練習した単語の発話精度に改善効果が見られたが、
・リズムと音の高さ変化のある訓練で、練習していない単語への適応力や流暢さがもっとも高かった。
・どの訓練でも発語の機敏さや気分の改善は見られなかった。
When right is all that is left: plasticity of right-hemisphere tracts in a young aphasic patient.
2012 4月 アメリカ

Non-invasive brain stimulation enhances the effects of melodic intonation therapy.
2011 9月 アメリカ
・tDCS+MIT
・偽のtDCS+MIT
元2025 4月 イタリア
元
How music is helping stroke patients walkand talk again
2015 10月 アメリカ
・神経学的音楽療法 NMTに基づく1回60分間ほどのセッションを
・ギター、ピアノ、歌唱の専門家を派遣して行う。
・リズムによる聴覚刺激:Rhythmic Auditory Stimulation(RAS)の歩行リハビリの事例(2分間)
従来型リハビリを3週間受けても歩行がまったく改善しなかった脳卒中の男性が、派遣された音楽療法士がギターを奏でるや杖を放り出し その日のうちに数倍のスピードで歩けるようになった。
・治療的歌唱とメロディックイントネーション療法の失語症事例(2分間)
元
Effectiveness of music-based interventions on motricity or cognitive functioning in neurological populations: a systematic review.
2016 11月 ベルギー
・19の研究がみつかった。多くは脳卒中患者を対象とし、パーキンソン病や多発性硬化症もあった。
・従来型リハビリに同等か上回る効果があった。
・音楽療法は大きく4種類に分類できた。
1)楽器演奏→ 上肢の運動機能、手の器用さの改善
2)リスニング→ 言語記憶、注意力の改善
3)リズム同期→ 歩行速度やペースの改善
4)複合→ これらの合わせ技

脳卒中からのリハビリテーションに「音楽療法」が注目されています。音楽療法(特に音楽を聴くリスニング療法)は、クラシック音楽や自然音、患者さんの好きな曲、さらにはバイノウラルビートなど幅広い音を活用し、脳と心身にポジティブな刺激を与えるアプローチです。実は近年の医学論文で、音楽を取り入れることで運動機能や認知機能の回復、感情面の安定、睡眠の質向上、疼痛(痛み)緩和など様々な効果が報告されています。ここではエビデンスに基づき、音楽療法が脳卒中患者にもたらす驚きの効果を前向きな論調で解説します。