元2021 5月 アメリカ
大麻の使用は脳卒中のリスク因子として報告されている。
そこで、大麻使用者の脳卒中の有病率と転帰についてあきらかにするべくシステマチックレビューをこころみたそうな。
元2021 5月 アメリカ
元
Marijuana Use Among Young Adults (18–44 Years of Age) and Risk of Stroke
2019 11月 アメリカ
・43860人中13.6%が大麻使用者だった。
・大麻使用者は非使用者にくらべ、若年者、非ヒスパニック、大学出身者がおおかった。
・また 活動的で、大酒飲み、現在喫煙で、高血圧、糖尿病、高脂血症もおおかった。
・脳卒中のなりやすさは大麻使用が時間的に近く、より頻繁に使用(月に10日以上)するほど高かった(オッズ比2.45倍)。
・たばこも使用しているとさらに脳卒中になりやすかった(オッズ比3.12倍)。
nature.com:大麻は脳卒中予防になる?
大麻の嗜みと脳梗塞の関連
元
Recreational marijuana use and acute ischemic stroke: A population-based analysis of hospitalized patients in the United States.
2016 2月 アメリカ
・脳梗塞は大麻使用者の方が明らかに多かった。
・この傾向は 特に25-34歳の層で顕著だった。
・大麻使用者は 若年、男性、アフリカ系アメリカ人、メディケイド加入者に多く、
・他の不法薬物も使用していることが多かった。
・脳梗塞のなりやすさは、大麻1.17倍、タバコ1.76倍、コカイン1.32倍、アンフェタミン2.21倍だった。

大麻と脳卒中の関係について
大麻をやった若者が脳梗塞になったという事例
元
Residual Effects of THC via Novel Measures of Brain Perfusion and Metabolism in a Large Group of Chronic Cannabis Users
2017 8月 アメリカ
・大麻常用者の脳酸素摂取率と消費量は非使用者よりも高く、
・脳血流量が右脳の淡蒼球と被殻で多かった。
・脳全体の血流量と右脳の上前頭回の脳血流量が 血中THCレベルと相関していた。
元
Acute temporal lobe infarction in a young patient associated with marijuana abuse: An unusual cause of stroke.
2014 9月 トルコ
・23歳の男性が救急搬送されてきた。
・右半身の脱力と強い眠気があった。
・それまで病気はなく、
・喫煙以外の脳卒中家族歴などのリスク要因はなかった。
・アルコールは正常値だった。
・尿から大麻関連物質(THC)が検出された。
・MRIで脳梗塞と判明した。
元
Cannabis and Stroke Systematic Appraisal of Case Reports
2015 2月 イギリス
・平均年齢32 脳卒中患者64人ぶんの34件の報告が見つかった。
・81%の患者が大麻を吸ったあと24時間以内に脳卒中を発症していた。
・患者の50%は たばこや飲酒といったリスク要因を同時に抱えていた。
・およそ4人に1人(22%)は 大麻を再開したあとに脳卒中を再発していた。
元
Disease Monitoring and Health Campaign Evaluation Using Google Search Activities for HIV and AIDS, Stroke, Colorectal Cancer, and Marijuana Use in Canada: A Retrospective Observational Study.
2016 10月 カナダ
・各疾患の患者数と検索ボリュームの動向には明らかな関連があった。
・ヘルスキャンペーンとその前後の検索動向については 大腸がんと大麻使用でその関連が確認できた。
・脳卒中とHIVのキャンペーンは検索動向に反映されなかった。

元2022 11月 アメリカ