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2022年2月7日

クリップ対コイルのメタアナリシス

2021  12月  中国


動脈瘤破裂によるくも膜下出血の再出血予防には、外科手術によるクリッピングと血管内治療によるコイリングがあり、ともに標準治療とされている。

しかし、どちらがより適した治療法であるかについては論争がある。

そこで最新の知見をふくめたメタアナリシスをこころみたそうな。



クリップとコイル治療を比較した研究を厳選してデータを統合 再解析した。



次のようになった。

・8件のランダム化比較試験と20件の前向き研究がみつかった。

・クリッピングは、再出血率の低さおよび動脈瘤塞栓率の高さですぐれていた。

・いっぽうコイリングは血管攣縮率と転帰不良率の低さの点ですぐれていた。

・神経症状が重い患者については2つの治療法に転帰上の有意な差は存在しなかった。


全体的な予後はコイリングがすぐれていたが、神経症状の重い患者ではその差は有意ではなかった、


というおはなし。
クリップとコイル


感想:

くも膜下出血ビジネスが抱える問題の本質は「コブを塞ぐことで死亡や障害を減らせたとする臨床試験が存在しない」点にある。

これはコロナワクチン問題にも通じるものがあって、

治験すら経ていないのにファイザーとアストラゼネカのどちらの副作用がマシかを議論するに似ている。

クリップとコイルの比較は問題を矮小化するだけ。









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