元2022 11月 スウェーデン
過去50年間で肥満の有病率は約3倍に増えた。
心房細動の有病率は2-4%とされ、心不全や脳梗塞の原因となる。
青年期の肥満がのちの心房細動に及ぼす影響を大規模にしらべてみたそうな。
1969-2005年に徴兵された平均年齢18の男性1704467人の心房細動の有無を32年前後フォローした記録を解析した。
次のことがわかった。
・BMIが18-20kg/m2にくらべて、BMIが40-50の場合は、のちの心房細動リスクが3.72倍だった。・心房細動と診断された患者には6年ほどのあいだに921例の脳梗塞が確認された。・心房細動と診断された患者のうち、徴兵時のBMIが30以上の肥満だったばあい、脳梗塞リスクはBMIが20未満だった者の2.34倍だった。
