2012年8月10日

めまい は脳卒中の前兆か?

元
Vertigo and Stroke: A National Database Survey.
2012  8月  台湾



めまいと脳卒中との関連を調べてみたそうな。



2006年度の台湾健康保険局のデータベースから

めまい発作のあった事例を抽出して

脳卒中の発生を1年間追跡調査し、その関連を解析した。





次のことがわかった。

・成人人口の3.1%に相当する約53万人分のめまい発作事例が見つかった。

・めまい持ちの年間脳卒中発生率は0.5%で、めまい無しの0.3%より高かった。

・脳卒中の内訳は、脳梗塞67%、脳出血4%、その他29%だった。

・めまい+脳卒中の場合、多くが高血圧や糖尿病を併せ持っていた。

・特にめまいで高血圧だと脳卒中リスクが非常に高かった。






めまいをよく経験するひとは

かなり脳卒中になりやすいことがわかった
、



というおはなし。






感想:

たしかに、めまいはよく経験した。

前兆と最初の異常と例の場所


2012年8月9日

脳卒中後 たった3ヶ月間で脳が増えたり減ったり

元

Changes in regional brain volume three months after stroke.
2012  7月  オーストラリア




脳卒中のあとの脳の体積の変化を調べてみたそうな。



脳卒中後3時間以内の患者12人と健常人10人について、


MRIで脳を高精細に撮影して、

特別なソフトウェアを使って

脳皮質の厚さを部位ごとに計測した。



3ヶ月後にも同様の計測を行い、その変化を比較した。





次のことがわかった。


・健常人では脳皮質の厚さに変化は見られなかった。


・脳卒中患者ではダメージの無い側の脳半球の

運動機能に関係する皮質の厚さが増加していた。


・ダメージ側の視床の体積が著しく減少していた。








脳卒中後、たった3ヶ月間で脳の体積が変化していた。

機能の代償により増加する場合と、

損傷で萎縮する場合とが確認できた
、



というおはなし。




感想:

似たような話を思いだした。


脳卒中のおかげで脳が増量する可能性について



2012年8月8日

あたまの中でバランス良くきれいに歩いているイメージ

元

The impact of mental practice on stroke patients' postural balance.
2012  8月  スウェーデン



脳卒中患者の多くはバランス能力が低下し、

歩行時の姿勢が乱れ転倒する機会も増える。


この姿勢バランスの改善にイメージトレーニングが有効かも知れない。



イメージトレーニングは、身体を動かさずに

頭のなかでリハーサルして、脳を鍛えることができる。


その効果を実際に調べてみたそうな。





平均年齢48、30人の脳卒中患者について、

・イメージトレーニンググループと

・比較グループに分けて、


イメトレ訓練前後での改善程度を比較した。





その結果、

イメージトレーニングによって脳卒中患者の

姿勢バランス能力が著しく改善することがわかった
、


というおはなし。







感想:

これはやった。


転びそうで怖くて仕方がなかったとき


とても効果的だったと思う。

2012年8月7日

【脳梗塞予防】 牛丼はやめて豚丼にしろ

元

Red Meat Consumption and Risk of Stroke: A Meta-Analysis of Prospective Studies.
2012  7月  スウェーデン




赤肉(牛肉、羊肉)と脳卒中リスクとの関連を調べてみたそうな。



研究データベースから赤肉と脳卒中リスクに関する

過去の研究論文を厳選し、データを再解析した。




40万人近くのデータを解析した結果、

次のことがわかった。


・赤肉を使った食事が1日1品増えるごとに、脳卒中リスクが1割上昇した。


・この関連は脳梗塞に強く見られ、脳出血では統計的な有意差はなかった。








牛肉を頻繁に食べると脳梗塞になることがわかった、

というおはなし。







感想:

赤肉 red meat :牛肉、羊肉


白肉 white meat:鶏肉、豚肉



へぇー

2012年8月6日

食事のタンパク質と脳卒中について 女性の場合

元

Dietary protein intake and risk of stroke in women.
2012  7月  スウェーデン




タンパク質の摂取量と脳卒中との関連を調べたそうな。



34670人の女性について食事アンケートをとり、10年あまり追跡調査した。




次のことがわかった。


・この間に1680件の脳卒中があった。(脳梗塞1310件、脳出血154件ほか)

・動物性タンパク質の摂取量が増えると脳卒中が著しく減った。

・タンパク質を多く摂る人はそうでない人に比べ脳卒中リスクが3割近く低下した。

・特に、高血圧症の女性の場合、そのリスクが半分程度になった。







高血圧の女性はタンパク質の豊富な食事が

脳卒中予防になることがわかった
、


というおはなし。



写真:タンパク質

2012年8月5日

鍼治療は麻痺側に打つべきか、健常側に打つべきか…

元

Contra-lateral needling in the treatment of hemiplegia due to acute ischemic stroke.
2012  8月  中国




脳卒中片麻痺に鍼治療を行う際、

麻痺側の手足に鍼を打つのか、

それとも健常側に打つべきなのか実はよくわかっていない。


それを調べてみたそうな。




106人の脳梗塞患者を次の3グループに分けた。

・健常側に鍼を打つグループ45人

・麻痺側に鍼を打つグループ45人

・鍼だけ打たないグループ16人


各グループとも1日45分間×30日間治療を行った。




次のことがわかった。

・奏効率は健常側48%、麻痺側31%、鍼なし19%だった。

・神経障害スコアは健常側グループがいちばん下がった。

・自立度、運動機能も健常側グループがダントツに向上した。




脳梗塞後の片麻痺を鍼治療する際には、

麻痺していない方の手足に鍼を打った方が

より効果的であることがわかった
、


というおはなし。





感想:

ものすごく基本的に思えることに未だ合意がなくて、


しかもどっちに打っても ほどほどに効果が上がっている。


感覚麻痺した手足に鍼を刺しても

チクリとする実感がないぶん効果も下がる…



そう考えると、

脳卒中の鍼治療効果って、

まさに "気"のせい なんだと思う。

2012年8月4日

飲酒の心筋梗塞、脳梗塞予防効果について

元

Influence of mild-to-moderate alcohol consumption on cardiovascular diseases in men from the general population.
2012  7月  日本




飲酒量と心筋梗塞、脳梗塞との関連を日本人について調べたそうな。


40-80歳、8014人について、病気の発生を5年半追跡調査した。



1日に摂取するアルコール量ごとに次の3グループに分けた。

・ほとんど 0g

・25g以下

・25gより多い






次のことがわかった。

・心筋梗塞の危険率は25g以下グループで最も著しく低く、

・25gより多く摂るグループは、ほとんど0gグループよりも危険率が低かった。

・脳梗塞については3つのグループ間で危険率の違いは見られなかった。





飲酒には心筋梗塞の予防効果があることがわかった。

でも脳梗塞には効果ないよ
、


というおはなし。





感想:

アルコール25gはビール500cc、ワイングラス1杯に相当する。


狭心症で飲酒を止められている友人がいるので、

こんど教えてあげようと思う。

2012年8月3日

脳卒中後すぐに復職できる人の特徴

元
Returning to Paid Employment after Stroke: The Psychosocial Outcomes In StrokE (POISE) Cohort Study.
2012  7月  オーストラリア

復職できる脳卒中患者の特徴について調べたそうな。


17-65歳で発症1ヶ月以内の脳卒中患者441人について

12ヶ月以内に復職できたかどうかを追跡調査した。


次のことがわかった。

・仕事に就いていた者のうち、75%の患者が12ヶ月以内に同じ仕事に復職できた。


・若くて、発症から1ヶ月時点での日常生活動作が自立できている患者が復職していた。


・仕事のストレスや脳卒中後ウツと復職との関連は見られなかった。


日常生活動作(ADL)のレベルが高い人ほど復職が容易であることがわかった
、


というおはなし。
図:脳卒中後の日常生活自立度 と復職率

2012年8月2日

【ここを押せ】脳梗塞が治るツボを発見!

元
Electroacupuncture at the Quchi and Zusanli acupoints exerts neuroprotective role in cerebral ischemia-reperfusion injured rats via activation of the PI3K/Akt pathway.
2012  7月  中国


鍼治療が脳梗塞に効くメカニズムを調べてみたそうな。

人為的に脳梗塞にしたネズミの麻痺した側の手足のツボ

Quchi (曲池)

Zusanli(足三里)


を電気鍼で刺激したところ、


次のことがわかった。

・神経症状と梗塞が著しく改善した。

・リン酸化酵素の働きが活性化し、細胞死が減った。

・血中の神経栄養因子などが増えた。


ツボ曲池 と足三里への刺激は脳梗塞での神経保護作用があることがわかった
、


というおはなし。
図:鍼の脳梗塞治療効果


感想:

実はこの2つのツボはとても有名で、

10年以上前からその位置を知っていた。


だから入院してすぐ、

麻痺した手足のこれらのツボを押しまくっていた。




あと、ネズミのツボをどうやって知るのか不思議に思っていたけど

研究しているひとがいっぱいいるみたいでオドロイタ。

ラット足三里穴(ST36)の部位に関する文献研究(pdf)


追記:
鍼の脳卒中治療メカニズムと人気のツボランキング

Stroke誌:脳卒中後の認知障害に効くツボがわかった

2012年8月1日

お茶を何杯飲めば脳卒中予防になるのか?

元

Tea consumption and risk of stroke: a dose-response meta-analysis of prospective studies.
2012  8月  中国




お茶と脳卒中との関連を調べたそうな。




データベースから関係する研究を厳選し、

51万人あまりの11年以上にわたる追跡調査データを再解析した。




次のことがわかった。


・お茶を飲む量が1日3杯増えるごとに、脳卒中リスクが13%減少した。


・この傾向は脳出血、クモ膜下出血ではなく、主に脳梗塞に見られた。







お茶をいっぱい飲むと脳卒中にならないかも知れない、


というおはなし。



感想:

3杯で13%減だから、

20杯くらい飲むとリスクがほぼゼロになる?


この↓記事を思い出した。

緑茶を飲んで脳卒中後遺症の対策



2012年7月31日

【ネコのポーズ】 ヨーガで脳卒中後の転倒予防

元
Poststroke Balance Improves With Yoga: A Pilot Study.
2012  7月  アメリカ



脳卒中患者へのヨーガリハビリの効果を調べてみたそうな。


47人の慢性期脳卒中患者について

ヨーガリハビリを週2回×8週間行った。


ヨーガリハビリは、座位、立位、臥位でのポージングのほか

瞑想などを取り入れたグループプログラムになっている。



終了ののち、

バランス能力、転倒恐怖心などを計測した。




結果は、

バランス能力スコアが41→46、

転倒恐怖心が 51%→46%


にいずれも大きく改善した。





ヨーガリハビリはとっても効果的であることがわかった、


というおはなし。

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