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2013年1月11日

紅茶を毎日ガブガブ飲む人は脳卒中にならない


Black tea consumption and risk of stroke in women and men.
2013  1月  スウェーデン

紅茶と脳卒中との関連を調べたそうな。



当時健康だった74961人の男女を10年あまり追跡調査した結果、

次のようになった。


・この間に4089人が脳卒中になった。

・3159人が脳梗塞、435人が脳内出血、148人がクモ膜下出血だった。

・紅茶の摂取量が多いと脳卒中リスクが低下した。

・一日に4カップ以上飲むと、飲まない人に比べて脳卒中リスクが2~3割低かった。

・ちょっと飲むくらいでは効果はなかった。




紅茶を毎日4カップ以上飲むと脳卒中予防になることがわかった


というおはなし。




感想:

トイレが近くなってしょうがないから

カフェイン飲料はとらないようにしているので残念。

2013年1月10日

【朗報】胃がんの素ピロリ菌があると脳卒中予防になることが判明


Disappearing bacterium may protect against stroke
2013  1月  アメリカ





胃の粘膜に住み着き

胃がんと関連があるとされるヘリコバクター・ピロリ菌と

脳卒中死亡率との関連を調査したそうな。



1万人近くの被験者についてヘリコバクター・ピロリ菌と

各病気死亡率を12年あまり追跡調査し 関連を解析した結果、


次のことがわかった。


ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると

・胃がん死亡率が40倍になった。

・脳卒中死亡率が55%低下した。

・肺癌死亡率も45%低下した。






ヘリコバクター・ピロリ菌を持っているといいこともあるんだよ


というおはなし。



Association between Helicobacter pylori and mortality in the NHANES III study.

2013年1月9日

外骨格ロボットで脳卒中歩行リハビリ


Walkbot exoskeleton rehabilitates stroke survivors
2013  1月  韓国

脳卒中患者向け、歩行リハビリ用ロボットを開発したそうな。


すでに商品化されていて、

walkbotという企業が製造販売している。


実際の動作風景はこちら↓


これで療法士さんは楽チン

というおはなし。




感想:

維持費も含め導入費用は相当なはず。

療法士さんを安く雇って酷使したほうが経済的、と考える。


また、手すりにしがみついている時点で

ロボットを着る意味があるのか?と疑問に思った。


この記事↓を思い出した。
HALが歩行リハビリに向いていないと思うわけ


2013年1月8日

脳卒中で聴覚の注意力が低下する


Stroke caused auditory attention deficits in children.
2013  1月  ブラジル


聴覚の選択的注意力を脳卒中の子供で調べてみたそうな。


脳卒中で脳半球に損傷の確認できた7-16歳の子供13人について、

いくつかの聴覚テストを行った。



次のようになった。

・注意力が健常人と大きく異なっていた。

・脳の病側と反対側の聴覚、方向注意力が低下していた。

・テストによっては左右耳によらず聴覚低下が見られた。



脳卒中が聴覚注意力の低下をもたらすことが確認できた


というおはなし。
写真:脳卒中子供の聴覚
写真:子供の聴覚



感想:

脳の損傷、音、注意力...

ちょっと前の記事↓を思い出した。
半側空間無視が音楽で治った


2013年1月7日

本場インドのミラーセラピーはひとあじ違う


Neural interface of mirror therapy in chronic stroke patients: A functional magnetic resonance imaging study.
2012  12月 インド


ミラーセラピーで脳の活動に変化があるのか 調べてみたそうな。



慢性期脳卒中患者20人と健常な10人について、


webカメラで正常な上肢をパソコンスクリーンに左右反転して映し

それを麻痺手と想定して、

手首を動くように念じる1時間ほどの訓練を

週5日×8週間継続した。


セラピー前、8週間後、24週後の脳の働きをfMRIで観察した。


次のようになった。

・すべての患者で上肢機能が向上した。

・8週間後、病側脳の一次運動野、運動前野の活動が活発になった。





慢性期脳卒中患者へのミラーセラピーが、

ミラーニューロンシステムの働きでもある動作観察仮説を

支持するような結果を脳にもたらすことが確認できた



というおはなし。






感想:

なぜわざわざパソコンに映しているのかがよくわからなかったが、

このときの記事↓とは結果が真逆。
ミラーセラピーが脳に働きかける説は 文字通り "幻" かも


ラマチャンドラン先生の地元インドの研究だから

ネガティブな結果が出ようはずもないけれど...

2013年1月6日

【パラドックス】タバコ好きの脳梗塞患者にはtPA治療が良く効くぅ


Smoking-Thrombolysis Paradox: Recanalization and Reperfusion Rates After Intravenous Tissue Plasminogen Activator in Smokers With Ischemic Stroke.
2013  1月  ドイツ



血栓溶解治療(tPA)の効果が喫煙者で高いことは心筋梗塞では報告されている。


脳梗塞患者について、喫煙者と非喫煙者とで

血栓溶解治療の効果に差が出るか調べてみたそうな。




血栓溶解治療は脳梗塞発症後4.5時間以内に施した。

治療前後でMRI検査を行い、脳血液の再還流状況を確認した。

また、発症3ヶ月後の自立度を評価した。

これらの結果と喫煙状況との関連を解析した結果、


次のようになった。


・148人の急性期脳梗塞患者があった。

・21.6%が喫煙者だった。

・喫煙者は若く、女性が少なく、血糖が高く無く、脳の還流低下が大きかった。

・脳の再還流、血管の再開通のしやすさは、喫煙者の方が非喫煙者よりも5倍前後高かった。

・3ヶ月後の自立度も、喫煙者のほうが良い状態だった。





喫煙していると脳梗塞の血栓溶解治療が効きやすくなることがわかった。


というおはなし。





感想:

脳出血についてはタバコがイイって話を聞かないな...

2013年1月5日

【ゴールド・フィンガー】脳卒中後の便秘を解消するデジタル刺激とは何なのか?


A systematic review of the effectiveness of bowel management strategies for constipation in adults with stroke.
2012  12月  シンガポール


脳卒中のあとの便秘傾向は珍しくない。

しかしその対処法が必ずしも明らかではない。


そこで、過去の研究をデータベース検索して見直してみたそうな。

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