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2025年12月29日

脳卒中後の物忘れは回路の病気だった 運動でよみがえるシータ同期のコツ

2025  12月  アメリカ


心停止後や脳卒中後には、運動麻痺だけでなく記憶障害や注意障害といった高次脳機能障害が長く残ることが多い。しかし、これらの障害が「どの神経回路の破綻によって起き、どの介入で回復するのか」は十分に分かっていない。

これまでの研究では、運動が脳損傷後の認知機能を改善する可能性が示されてきたが、その効果が「海馬ニューロンが助かるから」なのか、「回路の働きが立て直されるから」なのかは不明であった。

そこで、記憶に必須な中隔‐海馬回路とθ(シータ)振動に注目し、運動がどのように認知機能回復をもたらすのかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年12月11日

リハビリ現場が見落とす『隠れた感覚障害』—脳卒中経験者の苦悩に迫る

2024  12月  アメリカ


脳卒中後は多くの人々が感覚機能に変化を経験する。しかし、こうした感覚の変化が日常生活や社会的活動にどのような影響を与えるかは十分に研究されていない。

そこで、脳卒中後の感覚機能の変化が意味のある活動への参加にどのように影響を及ぼすかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年6月14日

歩行リハビリの真実:回復も代償も結局同じ⁉ 理学療法士の選択の謎に迫る

2024  5月  イタリア


脳卒中などの神経疾患を持つ人々の歩行訓練において、

理学療法士が回復的リハビリテーションまたは代償的リハビリテーションを選択する際に影響を与える要因と、それぞれのアプローチで用いられる治療法についてくわしくしらべてみたそうな。

2022年9月15日

「前庭リハビリ」で脳卒中後の疲労をいやす

2022  8月  イラン


脳卒中後の「疲労」はよくある合併症であり、何年も持続する。

その病因は不明であるが、視覚、体性感覚、前庭感覚などの中枢性感覚の統合障害が非効率的な姿勢制御を引き起こしている可能性がある。

これら感覚統合をうながす方法として「前庭リハビリテーション」があるので、脳卒中後疲労への影響をくわしくしらべてみたそうな。

2020年10月4日

脳卒中後のめまいと前庭リハビリテーション

2020  9月  スウェーデン


めまいは初回の脳卒中患者によく見られる。
めまいは自身の健康感に影響し、転倒のリスク因子となる。

「前庭リハビリテーション」はめまい患者に有効であると考えられているが、中枢神経系に原因のあるめまいへの応用は少ない。

そこで、脳卒中患者を対象に前庭リハビリテーションの効果を検証するべくランダム化比較試験をこころみたそうな。

2017年12月9日

身体意識をたかめて半側空間無視をなおす


Kinaesthetic ability training improves unilateral neglect and functional outcome in patients with stroke: A randomized control trial.
2017  12月  トルコ

脳卒中後の半側空間無視はリハビリシーンでのおよそ半数の患者に見られる。数週間のうちに自然になおってしまうものも少なくないが、特別な治療 たとえば 視覚走査訓練、プリズム順応療法、頸部筋肉振動刺激、前庭感覚刺激 等を必要とする場合がある。

半側空間無視では損傷脳半球と反対側の視覚のみならず 触覚や聴覚、運動感覚刺激に反応しないことがある。

そこで ダイナミックな運動感覚訓練により半側空間無視が改善できるものか実験してみたそうな。


平均年齢61、発症後6ヶ月ほどの脳卒中患者64人について、運動感覚訓練の有無で2グループにわけ、4週間訓練を続けた。通常のリハビリも併行した。

運動感覚訓練(Kinaesthetic ability training)では 可動台の上に立ってバランスを取る。このときの身体状況が目の前のモニターにリアルタイムフィードバックされる。SportKAT 2000という装置を使用した。


次のようになった。
・行動性無視検査BITおよび機能的自立度検査FIMが両グループで改善した。

・BITのペーパーテストの改善度は、運動感覚訓練グループ 40%、比較グループ 17.9%だった。

・BITの実技テストの改善度は順に 16%、10.7% だった。

運動感覚訓練により半側空間無視の症状があきらかに改善した。訓練により身体意識が高まったことが理由ではないか、、


というおはなし。
図:SportKAT 2000 身体感覚訓練マシーン

感想:

これ↓思い出した。
プリズム順応療法で半側空間無視のADLは改善しない

2016年5月15日

バランス力を改善する効果的な首刺激法とは


Short-term effect of neck muscle vibration on postural disturbances in stroke patients.
2016  5月  フランス

脳卒中のあと バランス感覚の乱れはリハビリの妨げになる。

首筋肉の深部感覚は前庭神経、視覚神経系にリンクがあり 姿勢制御に影響することがわかっている。

そこで首の筋肉に振動刺激を与えたときのバランス能力への影響を確かめてみたそうな。


平均年齢62、発症3ヶ月以内の脳卒中患者31人(右脳損傷15人、左脳損傷16人)について、首筋肉への振動刺激10分間ののち足圧中心を測定してバランス能力を評価した。

首筋肉刺激は、損傷脳と反対側の首の後ろに振動子を着け、暗い部屋で患者正面に点状の明かりを投影して行った。

このとき光点が損傷脳側へ向かって移動する錯覚が起きる患者がいるので、彼らを区別した。


次のようになった。

・首筋肉振動刺激で脳卒中後のバランスの側方へのゆらぎが減少した。

・64.5%が光点の移動錯覚を経験した。

・この錯覚のある患者はない患者にくらべ首筋振動によるバランス改善効果が大きかった。

脳卒中患者への首筋肉振動刺激により姿勢の非対称性が改善した。この短時間の振動刺激は光点移動錯覚の起きる患者ほど効果的だった、


というおはなし。

図:首振動刺激よイリュージョン


感想:

電動マッサージ器で簡単に実験できるね。

2014年7月16日

プッシャー現象 なぜ脳卒中患者は傾くのか


Effects of galvanic vestibular stimulation combined with physical therapy on pusher behavior in stroke patients: A case series.
2014  7月  日本


脳卒中患者の身体が麻痺側に傾く症状(プッシャー現象)を前庭感覚電気刺激(GVS)で改善できるものか実験してみたそうな。


プッシャー現象を示す脳卒中患者2人について、通常のリハビリに併行して隔週でGVSを計2週間 行った。

1週ごとに患者の傾きを複数の方法で評価した。


次のようになった。
・両患者はGVSを行った週にのみ傾きが改善した。


プッシャー現象に前庭感覚電気刺激が効くかも知れない、


というおはなし。



感想:

自分も傾くので関心を持った。

いまだに 車の運転やレースゲームをやっている最中に いつの間にか身体が左に傾いている。

座っているときに特有のことかな?とも思ったけど、瞑想中には傾かない。

1つの作業に極度に集中しているときに傾きやすい、、という印象がある。


これらの記事を思い出した。
脳卒中経験者は傾く

前庭感覚電気刺激で半側空間無視をやっつけろ!

2013年5月4日

前庭リハビリで半側空間無視が治るのか


Effects of primary caregiver participation in vestibular rehabilitation for unilateral neglect patients with right hemispheric stroke: a randomized controlled trial.
2013  4月  台湾

前庭リハビリテーションの半側空間無視改善効果を検証してみたそうな。

右脳損傷で半側空間無視の脳卒中患者48人について、
前庭リハビリあり、なしのグループに分けてその改善度を比較した。

並行して両グループにはPT,OTを毎日1時間ずつ施した。


前庭リハビリは、

開眼、閉眼、目の前の目標物を凝視の各状況下で
頭を上下に20回/分、左右に20回/分で振る。
これの繰り返しで 30分間×毎日×2週間続ける。
また、指導役として家族も参加させた。


次のようになった。

・時間が経つに連れ、両グループともに半側空間無視、日常生活動作、バランスが著しく改善した。

・特に、前庭リハビリグループでは著しい交互効果が確認できた。

・転倒回数は両グループで違いはなかった。


前庭リハビリテーションで脳卒中による半側空間無視が改善することがわかった


というおはなし。




これが前庭リハビリだ。



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