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2025年12月27日

くも膜下出血、髄液ドレナージはいっけんよさげ しかし頭蓋内感染の危険は増える

2025  12月  中国


くも膜下出血(動脈瘤が原因のタイプ)では、出血を止めたあとも、しばらくしてから血管が細くなる現象(攣縮)や、脳の血流が落ちる遅発性脳虚血(DCI)が起きて、回復を邪魔することがある。

そこで、血の混じった髄液を体の外へ出して、くも膜下腔に残る血液成分や炎症に関わる物質を減らせば、こうした二次障害が減り、予後が良くなるのではないかという発想で、髄液ドレナージが行われてきた。

しかし、効くという報告と、はっきりしないという報告が混在しており、さらに感染などの合併症が増える懸念もある。そこで、髄液ドレナージの有効性と安全性を、最新の研究まで含めてまとめ直し、くわしくしらべてみたそうな。

2025年12月19日

いまさら動物実験で副作用を検証? 日本人くも膜下出血でクラゾセンタンが“標準治療化”している違和感

2025  12月  日本


クラゾセンタンは、動脈瘤性くも膜下出血(SAH)のあとに起こる脳血管攣縮を抑え、遅発性脳虚血(DCI)を防ぐ目的で使われてきた薬である。

一方で、肺水腫はクラゾセンタンのよく知られた副作用であり、SAHで神経原性肺水腫(NPE)を起こしている患者に安全かどうかははっきりしていない。

そこで、SAHで起こるNPEに対してクラゾセンタンがどのような影響を与えるかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月8日

未破裂脳動脈瘤の「予防手術」は本当に必要か──10人に1人が重い障害を負う現実

2025  12月  


未破裂の脳動脈瘤は、破裂するとクモ膜下出血を起こし、命に関わる非常に危険な状態になる。そのため、破裂する前に治療するべきかどうかを判断するときには、「自然に破れる確率」と「治療自体のリスク」の両方を比べる必要がある。

しかし、これまで一般に広まっていた手術リスクの数字は、一部の専門施設や優れた術者によるデータに偏りがちで、世界全体の実情を反映しているとは言いにくかった。特に開頭クリッピングは「昔より安全になった」と語られてきたが、その裏付けとなる大規模データは不足していた。

そこで、世界20施設・3705例という大規模な国際データを用いて、未破裂脳動脈瘤の予防的手術が現在どれほど安全なのかを実際の数値としてしらべてみたそうな。

2025年12月6日

脳動脈瘤の本当の恐怖は“説明”から始まる。最新研究が示した心理ダメージ

2025  12月  ハンガリー


未破裂の脳動脈瘤は、ほとんどが無症状のまま見つかる。一方で、破裂するとくも膜下出血になり重い後遺症を残すこともあるため、多くの人が「やがて破裂するのでは」と不安を抱きがちである。

しかし、破裂した人と、破裂していない人の心の状態や生活の質が実際にどう違うのかは、これまで十分に調べられてこなかった。

そこで、両者を同じ基準で比較し、心理面や認知面が生活の質にどのようにつながっているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月30日

「スマホ長時間使用で、くも膜下出血リスク2倍?」その裏に潜む“ほんとうの危険”とは

2025  11月  中国


スマートフォンの長時間使用が体や脳にどんな影響を与えるのかは、世間でも関心が高まっている。とりわけ命に関わる「くも膜下出血」と関係しているのではないか、という指摘が出始めているが、その因果ははっきりしていない。

そこで、スマホを長く使う習慣と、脳動脈瘤が破れるリスクに関連があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月24日

こんなに多いとは──“手術しないくも膜下出血”の衝撃

2025  11月  スウェーデン


くも膜下出血は、長いあいだ「ほとんどが脳動脈瘤の破裂で起きる」と理解されてきた。

しかし実際には、検査をしても動脈瘤が見つからない症例が一定数存在し、
これは非動脈瘤性くも膜下出血(NASAH)と呼ばれる。

そこで、NASAHがどれほどの割合で起きているのか、
さらに動脈瘤破裂によるくも膜下出血(aSAH)とどのように異なるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月14日

くも膜下出血が狂犬病に化ける日:国際報告システムの盲点

2025  11月  インド


狂犬病といえば「脳が炎症を起こして死亡する病気」というイメージが強い。

しかし、ごくまれに血管が炎症を起こしたり、破れたりして「くも膜下出血」などの脳卒中の形で現れることがあると言われてきた。

じっさいに、そのような珍しいケースがあったそうな。

2025年11月9日

暑くても危険!? ―くも膜下出血と気温変化の怖い関係―

2025  11月  中国


これまで「気温の変化がくも膜下出血の発症に関係しているのでは」と言われてきたが、研究によって結果はまちまちであった。特に、短い期間のうちに気温が急に上がったり下がったりすることが、どのくらいリスクを高めるのかははっきりしていなかった。

そこで、中国全土のデータを使って、気温の急変や寒暖差とくも膜下出血の関係をくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月7日

“動脈瘤を見つけ出せ”はもう古い──良性くも膜下出血の衝撃

2025  10月  ドイツ


くも膜下出血(SAH)の約8〜9割は動脈瘤の破裂によって起こるとされているが、残りの約1〜2割は、原因となる血管の異常が見つからない「非動脈瘤性くも膜下出血」である。

この中でも、脳幹のまわりに出血が限局するタイプ(PMSAH)は、症状が比較的軽く、経過が良いことが多い。

ただし、診断の際に「どこまで検査をすべきか」は、医師のあいだでも意見が分かれている。
CTで出血を確認した後にCTAやDSAという検査を行うのが一般的だが、最初のDSAで異常がない場合に、もう一度DSAをやる必要があるのかという点が議論になっている。
そこで、再びDSAを行うことにどれだけ意味があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月6日

くも膜下出血研究は虚構の上に立つ──“破裂動脈瘤神話”が生んだ科学の崩壊

2025  10月  オランダ


くも膜下出血は、いまでも命にかかわる危険な病気であり、助かっても後遺症が残ることが多い。

これまで多くの動物実験で治療法が探されてきたが、人で効果があると証明された治療はほとんどない。
それなのに、動物実験の論文では「この薬が効いた」「この方法で脳の障害が減った」という報告がやたらと多い。

この「臨床では治らないのに、論文の中ではうまくいっている」という不自然さを調べるために、研究者たちは、論文に使われている画像データがほんとうに信頼できるものかどうかをくわしく検証してみたそうな。

2025年10月24日

女性に多いのに、回復は男女で同じ?――くも膜下出血の治療パラドックス

2025  9月  ドイツ


くも膜下出血(SAH)は、脳の中の血管(動脈瘤)が破れて起こる病気で、女性のほうが男性より2倍以上多いことが知られている。

これまでの研究では「女性の方が重症になりやすい」「脳の血流が悪くなるDCIを起こしやすい」と言われてきたが、結果はまちまちだった。

そこで、「本当に男女で違いがあるのか?」「もしあるとしたら、どの段階(発症・治療・回復)で差が出るのか?」を、650人の患者データをもとにくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月22日

治療は早いほど良い──その常識、くも膜下出血には通用しない

2025  9月  オーストラリア


くも膜下出血(aSAH)の原因となる脳動脈瘤は、再破裂すると致命的になりやすいため、できるだけ早く治療して瘤を閉じることが大切とされてきた。
しかし、「どのくらい早く行うのが最も良いのか」については、これまで十分な根拠がなかった。

アメリカ心臓協会(AHA)やヨーロッパ脳卒中学会(ESO)のガイドラインでは「24〜72時間以内の治療」が推奨されているが、これは専門家の合意によるものであり、科学的に裏づけられたものではない。

そこで、発症から6時間以内(超早期)、12時間以内(早期)、24時間以内(標準)の3つのタイミングで動脈瘤を治療した場合の結果を比較し、再出血、機能回復、死亡率にどのような違いがあるかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月21日

「効くけど助けない薬」――クラゾセンタンが日本だけ高額で使われ続ける理由

2025  10月  パキスタン


脳動脈瘤によるくも膜下出血(aSAH)は、今でも命に関わる危険な病気である。
手術で出血源を止めても、その後に起こる「脳血管れん縮」が原因で脳梗塞や神経障害が起きることが多い。

このれん縮を防ぐ目的で、現在はカルシウム拮抗薬ニモジピンが広く使われているが、実際には「血管れん縮そのもの」を完全に抑えられているわけではない。

そこで登場したのが、クラゾセンタン(clazosentan)という薬である。
この薬は「エンドセリン-1」という強力な血管収縮物質の働きを抑える新しいタイプの薬で、れん縮を防ぐ可能性があると期待されてきた。

しかし、これまでの大規模試験(CONSCIOUS-2, -3)では結果が一致せず、本当に使う意味があるのかがはっきりしていなかった。
さらに、日本での実際の使用データを含めた大規模な検証はこれまでなかった。

そこで、過去の臨床試験と実臨床のデータをすべて集め、クラゾセンタンの効果と安全性を改めて検証してみたそうな。

2025年10月18日

軽症くも膜下出血の7.8%が悪化 その原因は“病気”ではなく“治療”か?

2025  10月  中国


くも膜下出血(aSAH)は「重い病気」という印象が強いが、実際には発症時に意識がはっきりしていて、頭痛だけで見つかるような軽症タイプ(good-grade:WFNS I〜III)が全体の約8割を占める。

このタイプの多くは回復が良いとされるものの、中には治療後に後遺症を残したり、思わぬ経過をたどる人もいる。

なぜ軽症のはずなのに悪くなるのか、その理由はこれまでよくわかっていなかった。
そこで、「軽症くも膜下の中で悪くなる人」にはどんな特徴があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月17日

小さい動脈瘤ほど破裂する?──定説をくつがえす最新研究

2025  10月  ドイツ


脳の動脈瘤は、血管の一部がふくらんでできる小さなこぶのような病変である。近年、MRIなどの画像診断の普及により、破裂していない小さな動脈瘤が見つかる機会が増えている。

これまで医療現場では「大きな瘤ほど危険で、小さい瘤は破裂しにくい」と考えられてきた。しかし、複数の動脈瘤をもつ患者では、実際には小さな瘤が破裂することがあるとの報告が相次いでいる。

過去の研究では、くも膜下出血を起こした患者の20~30パーセントで、最大の瘤ではなく小さいほうが破裂していたとされる。それにもかかわらず、小さな瘤がどのような条件で破裂するのかを系統的に調べた研究はこれまで存在しなかったので、
小さい瘤が破裂する要因を明らかにするべくくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月16日

くも膜下出血の真相:歯周病が原因なら、瘤を塞ぐ意味はある?

2025  10月  中国


くも膜下出血は、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)が破れて起こる、命にかかわる病気である。
これまで、動脈瘤が破裂する理由としては「血圧が高い」「血管がもろい」などの物理的な原因が考えられてきた。
ところが近年、「慢性的な炎症」も血管を弱くするのではないか、と注目されている。

その中でも歯ぐきの病気――歯周病(ししゅうびょう)は、心筋梗塞や脳梗塞との関係が知られているが、脳動脈瘤の破裂にも関係しているのではないか?

それを確かめるべくくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月14日

若い人ほど出血しない! 未破裂AVMは“静かに見守る”が正解

2025  10月  アメリカ


脳の動静脈奇形(AVM)は、生まれつき動脈と静脈が異常につながっている血管のかたまりである。
この異常な血管が破裂すると脳内出血を起こし、重い後遺症を残すことがあるため、
「破裂する前に治療すべきか」「そのまま経過をみるべきか」が長年の議論となってきた。

しかし、これまで「未破裂AVMがどのくらいの頻度で出血するのか」という正確な数字は得られていなかった。
多くの教科書や臨床現場では、年間出血率を2〜4%と説明していたが、
それが本当に妥当かどうかは不明であった。

この研究(MARS研究)では、「未破裂AVMを治療せずに経過観察した場合、実際にどのくらい出血するのか」
そして「どのような特徴を持つ人が出血しやすいのか」をくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月9日

コイルかクリップか──その論争こそが最大の病巣だ

2025  9月  ノルウェー


くも膜下出血の原因の多くは、脳の血管にできた動脈瘤が破れることによって起こる。
その治療には、大きく分けて二つの方法がある。ひとつは頭を開いて動脈瘤の根元をクリップで挟む「クリッピング手術」、もうひとつは血管の中からコイルを詰めて血流を止める「コイル治療(血管内治療)」である。

2000年代に行われたISATという大規模試験では、コイルのほうが短期的な回復が良いとされ、世界的にコイル治療が主流になった。
しかしこの試験は軽症の患者が中心で、重症例や長期的な生存率については十分に検証されていなかった。

そこで、ノルウェー・オスロ大学病院の研究チームは、自院で12年間にわたって治療した患者の記録をもとに、現代の医療現場で本当にどちらの治療が長生きにつながるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月5日

くも膜下出血は“免疫と炎症”が原因だった──いま見えてきた本当の根本治療とは?

2025  10月  中国


くも膜下出血(aSAH)は、脳動脈瘤が破裂して起こる命にかかわる脳卒中である。
これまで「血圧が高い」「喫煙している」といった危険因子は知られていたが、
免疫や炎症の働きが“破裂そのもの”にどう関係しているのかはよくわかっていなかった。

そこで、「免疫細胞」と「炎症タンパク」がどのように影響しあい、さらに“因果関係”があるのかを明らかにするべくくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月30日

治せば安心は幻想? 未破裂脳動脈瘤の予防手術が残す後遺症の重み

2025  9月  ドイツ


脳動脈瘤は破裂すると命に関わるくも膜下出血を起こすため、早い段階でどう対応するかが大きな課題になっている。

最近はMRIなどの画像検査の進歩で、症状がない段階で未破裂の動脈瘤が偶然見つかることが増えてきた。なかでも複数の瘤を持つ「多発例」はリスクや経過が複雑で、どのように治療するのがよいのかまだはっきりしていない。

そこで、多発の未破裂瘤を持つ患者について、その特徴や治療の結果を整理し、よりよい管理方法をくわしくしらべてみたそうな。

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