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2011年6月27日

脳卒中後の慢性疲労感が仕事への復帰を妨げる


Post-stroke fatigue and return to work: a 2-year follow-up.
2011 6月 デンマーク




脳卒中後の慢性疲労(Post Stroke Fatigue: PSF)と

復職との関連を調べたそうな。


60歳未満で職に就いていた脳卒中患者83人について、

2年間追跡調査した。



週に10時間以上働くことを復職の条件とし、

彼らの疲労度も測定した。



その結果、

2年間で58%の人が復職できた。

また、慢性疲労度の高い人ほど復職が難しいことがわかった、


というおはなし。






感想:

とてもわかるような気がする。


筋肉ではなくて脳が疲れてしまう。


なにをやっても

すぐに眠くなり、

思考が停止する。


ホント

2011年6月26日

嚥下障害に効くツボの効果が実証される


Randomized controlled study on dysphagia after stroke treated with deep insertion of Chonggu (EX-HN 27) by electroacupuncture.
2011 6月  中国



脳卒中後の嚥下障害に良いとされるツボ(崇骨:Chonggu)の効果を調べたそうな。


283人の嚥下障害を持つ脳卒中患者を次の3つのグループに分けた。


・崇骨に深く(70mm)鍼を刺すグループ

・崇骨に浅く(30mm)鍼を刺すグループ

・従来の複数のツボに鍼を刺すグループ


それぞれについて電気刺激も加え、

1日に30分間x 2回、合計30回の治療をおこなった。


その結果、

効果があった人数の割合は、


崇骨に深く→97%

崇骨に浅く→65%

従来の方法→70%

であった。


ツボ崇骨を狙って深ーく刺す鍼は、嚥下障害の治療にとても効果がありそうである、

というおはなし。




崇骨の位置:第6,7頚椎の棘突起の間






感想:

脊髄の真上から7センチも針を刺すなんて、

恐ろしすぎて食事がのどを通らなくなる気がする。

2011年6月25日

たまにはパソコンから離れて日に当たれ


Sunlight exposure is important for preventing hip fractures in patients with Alzheimer's disease, Parkinson's disease, or stroke.
2011  6月 日本



日光浴による脳卒中患者の骨折予防について調べたそうな。


一般に、

栄養不良や日光の不足でビタミンD欠乏になり、

骨吸収が進んで骨密度が下がる。

その結果、転倒や骨折が起きやすくなる。



脳卒中、アルツハイマー、パーキンソン病患者の

骨折リスクと日光浴との関連についての過去の研究を探したところ、

信頼の置けそうな研究が3つ、みつかった。



それらを再解析したところ、



日光浴することで、股関節骨折のリスクが77%も下がることがわかった、

というおはなし。







感想:

最近の暑さは異常。

骨が強くなる前に熱中症で倒れる予感。

2011年6月24日

"やればデキる" と "常に出来る" は別のはなし


Disparity Between Functional Recovery and Daily Use of the Upper and Lower Extremities During Subacute Stroke Rehabilitation.
2011 6月 イスラエル




リハビリ入院中の脳卒中患者がマヒした手足を

日常的にどの程度使っているのかを調べたそうな。



計60人の患者に3週間にわたり運動測定器を取り付け、

毎日のOT,PTのリハビリ時間を含めた歩数、上肢の運動合計回数を記録した。


また、比較のために40人の健常な高齢者についても同様の記録を行った。



その結果、


・この間に患者の上下肢の運動機能は著しく向上した。

・PTの時間を含め、毎日の歩数も増えた。

・しかし歩数の増加は主に、入院時に歩くことができず車椅子だった患者で起きた。

・健常人の毎日の歩数は脳卒中患者の17倍であった。

・PTの時間も通して上肢の運動回数は増えなかった。




上下肢の機能が向上したからといって

必ずしも日常的に使用するようになるとは限らないことがわかった、


というおはなし。






感想:

一度マヒになった手足は、かなり意識しないと動いてくれないものである。


タイピングの時や食事の時、

特に人の目がないと、左腕が下がったままのことがいまでもよくある。

2011年6月23日

右マヒは入院期間が長い


The effect of hemiplegia/hemiparesis, diabetes mellitus, and hypertension on hospital length of stay after stroke.
2011 6月 サウジアラビア




脳卒中片麻痺患者の在院日数に影響する要因を調べたそうな。


平均年令62歳、687人の患者について調べたところ、


・左片麻痺の在院日数は43.5日間

・右片麻痺の在院日数は47.3日間

・糖尿病、高血圧症があると在院日数がグッと延びる

ことがわかった、


というおはなし。





感想:

右マヒは利き手と言語に影響がありそうだから

長くなるのも理解できる  けど、


みなさん思いの外 早くに退院してしまうようだ。




日本の
写真:疾病別の平均入院日数






アメリカの場合は…

2011年6月22日

【飯食ったか?】 栄養不良で脳卒中


Dynamics of nutritional status in dying patients with acute cerebral infarction in central China: a preliminary study.

2011 6月 中国



中国では脳卒中が死因の第一位である。


脳梗塞の急性期に死亡してしまった患者の

栄養状態について調べてみたそうな。


さかのぼって、脳梗塞発症から30日以内に

死亡した185人の患者の記録を分析したところ、


・そのうち約半数は再発だった。

・再発患者では嚥下障害、肺炎、消化管出血が頻発し、

・血中タンパク質の量が顕著に低下していた。



中国では、再発脳梗塞患者の低タンパク血症、

栄養不足が非常に深刻である、


というおはなし。



2011年6月21日

さかなをたべると、あたまあたまあたま、あたまがよくなる…


Systolic Blood Pressure Predicts Cardiovascular Mortality in a Farming but Not in a Fishing Community.


2011 6月 日本


血圧と脳卒中との関係を、農村と漁村の住人について調べたそうな。



福岡県、田主丸:農村と

熊本県、牛深:漁村の住人 1000人あまりについて

40年間以上追跡調査したデータを解析した結果、



田主丸の住人では収縮期血圧が高くなると

脳卒中のリスクが4倍以上になるのに対し、


牛深の住人は収縮期血圧が高くなっても

脳卒中のなりやすさは1.7倍程度にしかならなかった。



漁村の人は魚をいっぱい食べるからいいんじゃね、

というおはなし。






感想:

まさにこの歌のとおりである。

おさかな天国

2011年6月20日

病院に行ったらなぜか目を覗かれた


Age-Related Macular Degeneration and the Risk of Stroke: The Rotterdam Study.
2011 6月 オランダ




加齢黄斑変性と脳卒中との関連を調べたそうな。

加齢黄斑変性
は欧米での失明原因第1位のよくある病気。



6000人以上を14年間追跡調査した結果から、


加齢黄斑変性は脳梗塞とではなく、脳内出血と強い相関がある


ことがわかった、


というおはなし。





感想:

いま通っている病院の医者が

しきりに目を覗いていた理由がわかったような気がする。

眼底出血の有無をみているんだ、ってなことを言っていた。



加齢黄斑変性



写真:加齢黄斑変性

2011年6月19日

女性の便秘は脳卒中のもと


Constipation and Risk of Cardiovascular Disease among Postmenopausal Women.
2011 6月 アメリカ



女性の便秘と脳卒中との関連を調べたそうな。


7万人以上の女性について調査した結果、

2011年6月18日

脳梗塞は 風、火、炭

A study of traditional Chinese medicine syndromes correlated to neurologic function or to coagulation function in patients with acute cerebral infarction.
2011  6月 中国


伝統中国医学のエレメントの考え方からみた

急性期脳梗塞の特徴を調べてみたそうな。

223人の患者について検証したところ、

次の6つのエレメントが関連していることがわかった。


・風

・火

・炭

・血瘀

・気虚

・陽


急性脳梗塞には、主に 風、火、炭

が関連し、

血瘀と気虚が血液の凝固しやすさに関連が

あることがわかった、

というおはなし。





感想:

意味がよく分からないので検索してみても

中国関連のこの種の資料はほとんどグーグルでは

見つからなかった。



参考資料(PDF)

2011年6月17日

【わたしたちは猿?】HANDS療法の効果がついに実証される


Effectiveness of Hybrid Assistive Neuromuscular Dynamic Stimulation Therapy in Patients With Subacute Stroke: A Randomized Controlled Pilot Trial.
2011 6月 日本



HANDS療法の効果を検証するべく、

発症後60日以内の入院患者24人を、


HANDS療法ありのグループ と

・HANDS療法なしのグループ

とに分けて


3週間後の上肢機能の回復具合を比較評価したら、


HANDS療法グループで著しい改善が見られた、

という おはなし。







感想:

よく読むと、

HANDS療法グループの患者の手首にはスプリント(固定具)を着け、

ア○ビスという電子装置をつないでいる。


一方の比較グループには、

スプリントのみで その電子装置はない。



これで果たして比較になるのかな?  と激しく思った。



通常は比較グループにも同じ電子装置を取り付けて、

偽の弱い電気刺激の設定にし、

見た目では同じ治療を受けているようにするものである。



LEDライトがチカチカする電子装置を取り付けられ、

毎日毎日、3週間もの間、装置に詳しい担当者が

目を輝かせながら電極を貼ったり剥がしたりしにやってくる。



患者は よほど脳がやられていない限り、

自分がなにかとてもスペシャルな治療を受けていることを理解するに違いない。


事前に実験参加への同意も交わしているはずなので、

担当者の期待するところも容易に予想がつく。



自分の回復をとても気にしてくれる実験担当者との人間関係を損ねたくない、

なんとかして期待に応えたい…  という気持ちになる。




一方の比較グループはスプリントを着けただけで放置である (ごくフツーのリハビリだけってこと)





これだけの状況を整えれば 効果に否定的な結果が出ようはずがない!



そう考えるのである。





もちろん、

猿やネズミが相手ならこの実験プロトコールでもなんら問題はない






人間に適用した例:ビデオ


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