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2012年8月31日

【お迎えが来てるかも】延命治療はしないでください


Early stroke mortality, patient preferences, and the withdrawal of care bias.
2012  8月  アメリカ


脳卒中の早期死亡率は病院治療の質

を大きく反映していると考えられている。



この院内死亡率の差が治療技術に依るものなのか、

患者やその家族の延命治療への考え方の違いに依るものなのか

を調べてみたそうな。




2009年度のある病院での脳梗塞患者の死亡率を調査したところ、


・37件の死亡またはホスピスへの転院があった。


・そのうち36件は患者もしくは家族による延命治療の中止決定のあとに起きていた。


・3人個々の血管神経の専門家によると、これら早期死亡例のうち ある程度の件数は

 もし患者や家族が延命治療を希望すれば、30日以上死亡を遅らせることができたとしている。






どうやら早期死亡例の4割程度は

患者本人や家族による延命治療拒否が原因と考えられる




というおはなし。





感想:

おとといNHKで似たような話をやっていたので興味を持った。

クローズアップ現代 「天国からの“お迎え”~穏やかな看取(みと)りとは」

以下引用
『死を間近に、この世にいない人間を見るという“お迎え”現象について、医師と社会学者による日本初の学術調査が進んでいる。自宅で看取(みと)られた人の4割が“お迎え”を体験し、そのうちの8割が死への恐れや不安が和らぎ、穏やかに看取られていった。一方、「生」を求める過剰な延命治療は、患者が「死」と向き合う妨げになっていることも分かった。いかにより良く生き、自然な死を迎えるか、医療現場の取り組みを見つめる。』


2012年8月30日

脳卒中後のあるある - 疲労 疼痛 ウツ -


The effects of fatigue, pain, and depression on quality of life in ischemic stroke patients: The Bergen Stroke Study.
2012  6月  ノルウェー



脳梗塞のあと 多くの患者が疲労、疼痛、ウツを訴える。


これら症状を複数持つ患者の割合を調べてみたそうな。




脳梗塞発症後1年前後の患者にアンケートを送り、

328人より回答を得た。




解析の結果、次のことがわかった。

疲労、疼痛、ウツの3つ全てを経験している割合は10.1%だった。

・いずれか2つの症状の者は26%だった。

・症状が多いと健康関連QOLが著しく下がり、死亡率が上がった。








脳卒中後の疲労、疼痛、ウツはよくある症状であり、

これらの有無は生活の質を決定づけることがわかった



というおはなし。

2012年8月29日

【死亡率5倍】 やっと退院できた。 まずは一服すっか …

Smoking after stroke triples death risk 

2012  8月  欧州心臓病学会にて



脳卒中から退院して喫煙を再開した人の死亡率を調べたそうな。


脳梗塞で入院する以前に喫煙していた921人の患者について、
退院後、1, 6, 12ヶ月での喫煙再開状況を追跡調査した。


彼らは入院中禁煙しており、
禁煙を続けるためのカウンセリングを受けていた。
ニコチンパッチなどは薦めていない。


次のことがわかった。

・1年以内に53%が喫煙を再開していた。
・1年以内に89人(9.6%)が死亡した。
・喫煙を再開した者の年内死亡率は禁煙を続けた者の3倍だった。
・退院後10日以内に喫煙再開した者は死亡率が5倍に達した。




早く死んでしまいたい場合には、
退院後すぐに喫煙を再開しなさい


というおはなし。

2012年8月28日

高気圧酸素療法が脳梗塞患者を救う


Effects of repetitive hyperbaric oxygen treatment in patients with acute cerebral infarction: a pilot study.
2012  8月  台湾


脳梗塞への高気圧酸素療法の効果について調べてみたそうな。



急性脳梗塞患者46人について、


高気圧酸素療法グループ16人

・比較グループ(酸素療法なし)30人

に分けた。



高気圧酸素療法は、

脳梗塞発症後3-5日にかけて

60分×10回の治療を行った。



この効果を、2週間後、1か月後に評価、比較した。





次のことがわかった。


高気圧酸素療法グループでは神経症状の改善が1ヶ月後も続いていた。

・比較グループでは、神経症状の改善がすぐに止まってしまった。




高気圧酸素療法は脳梗塞の治療に効果的であることがわかった


というおはなし。





脳卒中で動かなくなった手が、高気圧酸素療法のあと動くようになった例。(動画)



[高気圧酸素療法]の関連記事

2012年8月27日

フェイスブックは脳卒中診断にも役立つことが判明


Facebook: can it be a diagnostic tool for neurologists?
2012  8月  アメリカ

Facebook helps doctors with diagnosis
CNN



フェイスブック(Facebook)のおかげで脳卒中から生還できた女性の例だそうな。



ある56歳の女性が病院に行った。


担当した医師は彼女の顔を見て、

右のまぶたが下がり、瞳も少し縮んでいるように見えた。


普段の彼女の顔を知らない医師は、

彼女とその夫に これがいつもの顔なのか

尋ねてみたが よくわからないという。



運転免許証や携帯電話の写真も手元になかった。


しかし彼女はフェイスブックに数ヶ月前に撮った写真があることに気がついた。


その写真をみると顔がもっと対称的だった。



これが決め手となって彼女の脳に異常が起きていることが診断された。


すぐに詳しい検査と治療が施され、5日後には元気に退院できた。



フェイスブックのおかげで脳卒中の早期診断ができた、

なんと素晴らしいことだろう…



というおはなし。







感想:

所構わぬフェイスブックのマーケティング手法に

ウンザリしている人は多いと思う。



わたしはもちろん使っていない。

2012年8月26日

リオ・セラピー:麻痺上肢リハビリの支援ロボット


Rehabilitation of the Upper Extremity after Stroke: A Case Series Evaluating REO Therapy and an Auditory Sensor Feedback for Trunk Control.
2012  8月  アメリカ


バーチャルリアリティを用いたロボット支援の

上肢リハビリ装置を検証してみたそうな。



リオ・セラピー(REO Therapy)というシステムを用いて

3人の慢性期脳卒中患者について6週間12セッションの

トレーニングを施したところ、

納得のゆく成果が得られた


というおはなし。



これがリオ・セラピーだ。(動画)





感想:

今回の記事のURLを見たらいつの間にか 通し番号が1000を超えていた。

盆暮れ正月、計画停電の日も 旅行先でも毎日更新してきた。



これからも おもしろいネタが見つかりますように…

2012年8月25日

【無料】脳卒中で弱った腕を評価するアイフォンアプリ


An Objective Pronator Drift Test Application (iPronator) Using Handheld Device.
2012  7月  韓国


手の回内運動検査は、両手を肩の高さにまっすぐ出し、

手のひらを上に向けて目を閉じ、この状態を維持する。

脳卒中などの原因で運動神経経路に問題が起きると、

つきだした腕が勝手にねじれ、下がる。

回内運動検査の動画:20秒



この現象を定量化できるアイフォンアプリを

作成したのでその動作を検証してみたそうな。



アプリ名:iPronator (←無料リンク)

加速度センサーを内蔵したiPhoneまたはiPod touch 計2台にインストールする。


写真:ipronator



これを使って10人の急性期脳梗塞患者と

10人の健常人について回内運動検査を行い数値を比較した。



次のことがわかった。

・計測した腕のねじれ角度と下がり具合に強い関連があった。

・患者では健常人よりもはるかにねじれ角度のズレが大きかった。

・手の震えの程度は患者も健常人も変わらなかった。

・フォローアップにより改善する様子を数値評価できた。





このアイフォンアプリは脳卒中患者の上肢の障害をいち早く見抜き、

機能回復の検出にも役に立つことがわかった



というおはなし。




感想:

実は 試していない。

2012年8月24日

【ニッポンの技術力】ウォークメイトで脳卒中歩行リハビリ革命


Interactive cueing with walk-Mate for Hemiparetic Stroke Rehabilitation.
2012  8月  日本



最新コンピュータテクノロジーを応用した

歩行リハビリ支援装置の効果を検証したそうな。



日本人が開発した、ウォークメイト(Walk-Mate)

という装置を脳卒中患者に装着すると、

理想の歩行ステップのタイミングで

"ピッポ" という音がヘッドフォンを通して聴こえてくる。


写真:ウォークメイト



この装置による歩行改善効果を調べたところ、

次のことがわかった。


・歩行の対称性が著しく改善した。

・歩行リズムも著しく改善した。

・他の同様な装置よりもずっと効果的だった。







近い将来、

ウォークメイトは脳卒中患者の歩行リハビリに

無くてはならないものになるであろう!



というおはなし。





感想:

ウォークメイトの詳細ページ
どうやら東京工業大学が開発したらしい。


・2年ほどまえにこれに似た装置の記事を載せた。
バーチャルリアリティで脳卒中後の歩行訓練支援


・実は 歩行に合わせて音を鳴らすアイデアは古くからあり、
身近なところでは、幼児の歩行学習訓練に活用されている。

picopico sandals (動画:55秒)



別の事例(動画:79秒)

2012年8月23日

パニック障害は脳卒中の親戚かもしれない


Panic Disorder and Risk of Stroke: A Population-Based Study.
2012  8月  台湾




パニック障害と脳卒中との関連を調べてみたそうな。



国民健康保険データベースを使って、

2001-2007にパニック障害と診断された1725人について、

2009までの脳卒中発生件数を調べた。


同様に 38万人の健常人についてのデータと比較し、解析した。



次のことがわかった。

・この間の、健常人の脳卒中発生率は4.9%だった。

・一方、パニック障害患者の脳卒中発生率は5.1%だった。

パニック障害患者の脳卒中リスクは健常人の1.38倍だった。






パニック障害があると脳卒中になりやすいことがわかった


というおはなし。



パニック障害(wikipedia)

2012年8月22日

自殺しやすい脳卒中患者は脳に特徴があった


Cerebral Microbleeds and Suicidality in Stroke.
2012  8月  中国




無症候性微小脳出血と自殺傾向との関連を調べてみたそうな。



367人の急性期脳梗塞患者について


・MRIで微小脳出血の有無とその位置を調べ、


・自殺傾向とウツ症状を確認するテストを行い、


それらの関連を解析した。






次のことがわかった。


・自殺傾向のある患者は、無い患者に比べ微小脳出血がありがちだった。

・特に、大脳皮質または視床におおかった。

微小脳出血は自殺傾向と強い関連があった。







微小脳出血は自殺したくなる原因かも知れないので

持っているひとは注意してね



というおはなし。






感想:

微小脳出血…


自慢じゃないけど、 いくつかあります!

2012年8月21日

ヨーガで脳卒中後のウツ気分が晴れるのか


Yoga and exercise for symptoms of depression and anxiety in people with poststroke disability: a randomized, controlled pilot trial.
2012  8月  オーストラリア




脳卒中片麻痺患者のメンタルヘルスにヨーガ

役に立つかどうか調べてみたそうな。



慢性期脳卒中患者14人について、


ヨーガ+エクササイズ

・エクササイズ のみ


の2グループに分けて、

6週間継続した。


その後、抑ウツや不安の程度を調べるアンケート調査を行い比較した。





結果は、


・ヨーガグループでは抑ウツや不安が、皆 大きく改善していた。

ヨーガに副作用はなく、皆 楽しんで参加していた。







ヨーガリハビリは気分の改善に良さそうなので

もっと研究してみたい



というおはなし。





感想:

↓顔色の悪い先生がこの論文の著者(Dr. Maarten Immink)




よけいに気分が落ち込みそう。

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