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2012年11月27日

牛肉、ハム、ソーセージは脳梗塞のもと


Red and processed meat consumption and risk of stroke: a meta-analysis of prospective cohort studies.
2012  11月  中国


赤肉(牛肉、羊肉)、加工肉と脳卒中との関連を調べたそうな。


医学データベースから関連する過去の5つの研究を厳選した。

これら研究の患者データを統合し、

計23万人の被験者、9500件あまりの脳卒中事例を再解析したところ、


次のようになった。

・赤肉や加工肉を多く摂ると脳梗塞リスクが約1割増しになった。

・脳出血との関連は見られなかった。

・赤肉の摂取量が1日100g増えるごとに脳梗塞リスクが13%増加した。

・加工肉の摂取量が1日50g増えるごとに脳梗塞リスクが11%増加した。





過去の研究を再解析した結果、

赤肉や加工肉を摂ると脳梗塞リスクが高くなることがわかった



というおはなし。




感想:

これ↓思い出した。
牛肉を避けて脳卒中予防

【脳梗塞予防】 牛丼はやめて豚丼にしろ


2012年11月26日

脳出血の子供の予後について


Outcomes in Children With Hemorrhagic Stroke.
2012  10月  アメリカ
子供の脳出血の予後について調べてみたそうな。

脳出血で救命センターに入院した49人の子供の医療データを解析し、

患者と両親への面談を行い予後を調査した。


次のようになった。

・20人が脳出血で死亡した。

・生き残った者の多くは軽、中程度の神経症状だった。

・しかし、学業や身体機能に低下を来した者も多かった。

・血管奇形による患者の予後は非常に良かった。

・出血量が多かった者は予後も悪かった。

・入院初期の昏睡が必ずしも悪い予後につながるわけではなかった。


子供の脳出血死亡率は大人よりも低く、後遺症も比較的軽い。

しかし、学業能力の著しい低下を来す場合があることもわかった



というおはなし。
図:子供の脳内出血 予後


感想:

出血の場所によってはヤル気が吹き飛ぶから

学業成績の低下は全く不思議じゃない。


でも、それが悲しむべきことかどうかは考え方次第。



過去記事
子供の脳卒中、傾向と死亡率


2012年11月25日

両側性転移ですぐにリハビリ成果を出す方法について



Motor strategies and bilateral transfer in sensorimotor learning of patients with subacute stroke and healthy subjects. A randomized controlled trial.
2012  11月  イタリア


両側性転移は、例えば一方の手を使って学んだスキルが

もう一方の手に自動的にコピーされる性質を指し、

脳卒中患者の上肢リハビリの助けになるとして注目されている。


この性質をもう少し詳しく調べてみたそうな。




40人の脳卒中患者と40人の健常人を

2つのグループに分けて、

9つの穴に棒を挿すテスト(9ホールペグテスト)を

計2回させた。




各グループは次の順番でテストを行った。

・先に動きにくい方の手で1回、次によく動く方の手で1回。

・先によく動く方の手で1回、次に動きにくい方の手で1回。


各テストを完遂する時間、棒を挿すスピード、等を評価した。




結果は次のようになった。


・先によく動く手で行ったグループの方が、テスト完遂時間の合計が明らかに短かかった。


・先の回の動作方法が次の回の動作速度に影響していた。





よく動く手から、動きにくい方の手への両側性転移を観察できた。

両側性転移は必ずしも繰り返し練習から生じるものではなく、

その直前の動作に影響を受ける性質があることがわかった


というおはなし。

図:両側性転移


感想:

これ↓思い出した。
両側性転移で麻痺手が勝手に良くなるフシギ


[クロスエデュケーション OR 両側性転移]の関連記事



2012年11月24日

【Wii 対 プレステ】上肢リハビリに適したゲーム機が判明


Sony PlayStation EyeToy elicits higher levels of movement than the Nintendo Wii: implications for stroke rehabilitation.2012  11月  カナダ


最近では、バーチャルリアリティ技術を応用したゲーム機が

脳卒中リハビリ現場でも利用されている。



そこで、任天堂のWii とソニーのプレーステーションEyeToy とで、

どちらが上肢リハビリに適しているか実験してみたそうな。




成人の脳卒中患者と健常人 それぞれ10人ずつについて、

被験者の手首に加速度センサーを着けて

各ゲーム中の上肢運動の強さと量を計測した。

また、ゲームの感想や使い勝手についてアンケートをとった。



結果は次のようになった。

・使いやすさやゲームの楽しさの点で両ゲーム機でおおきな違いは見られなかった。

・健常者にとってはEyeToyの方がWiiよりもずっと大きな運動量になった。

・動きの強さは脳卒中患者も健常者も EyeToyの方が激しかった。





Wii も プレステEyeToy も脳卒中リハビリに使いやすい楽しいゲーム機である。

でも、EyeToyの方が よりおおきな運動量、運動強度を得られることがわかった



というおはなし。




感想:

プレーステーションEyeToy を知らなかった。


こんな感じ。


コントローラを握らないぶん有利なんだろな。

2012年11月23日

【ゾマホン】ベナン共和国の脳卒中事情


Stroke in sub-saharan Africa: an urgent call for prevention.
2012  11月  フランス



アフリカ、ベナン共和国の脳卒中事情について調べてみたそうな。


・脳卒中発生率は1000人中4.6人。

・人口900万人中、脳神経科は2施設のみ。

・総ベッド数はそれぞれ14床、6床で、

・脳卒中患者専用ベッドは2床のみ。

・MRIは無く、CTは3台あるが、

・血管治療を施す設備はない。






サブサハラ・アフリカの多くの国は

こんな感じで大変なんですよ



というおはなし。





感想:

ベナン共和国は駐日大使ゾマホンの故郷。



ちなみに

日本の脳卒中発生率はベナンの5分の1くらい。

CT台数は人口あたりで数100倍に相当。

2012年11月22日

ダメ。ゼッタイ。 → 若者の脳卒中予防


Trends in Substance Abuse Preceding Stroke Among Young Adults: A Population-Based Study.
2012  11月  アメリカ


成人脳卒中患者の5%は44歳以下の若者に相当している。

これら若年脳卒中のリスク要因として薬物乱用がある。

そのトレンドを調べてみたそうな。



1993→2005の若年脳卒中患者798人について

患者医療データを解析したところ、

次のようになった。



・喫煙、アルコール、違法ドラッグの乱用は女性よりも男性、白人よりも黒人に多く見られた。

・これら薬物の乱用者割合は45%→62%に増加した。

・特に、違法ドラッグは3.8%→19.8%に激増していた。

・若年脳卒中患者の半数は喫煙者で、5分の1は違法ドラッグ乱用者だった。




若年脳卒中患者の薬物乱用は珍しくないことがわかった。

若い脳卒中患者が入院して来たら、この辺の指導をきちんとしないとね



というおはなし。





ダメ。ゼッタイ。


2012年11月21日

脳出血 この大きさなら 大丈夫


Prediction of Clinical Outcome in Acute Hemorrhagic Stroke from a Single CT Scan on Admission.
2012  10月  インド



脳出血での血腫の大きさと予後との関連について調べたそうな。


150人の急性期脳出血患者の入院時にCT画像を撮影し、

その結果と神経症状の程度との関連を解析した。



次のようになった。

・30日以内に死亡した患者の平均血腫体積は33.16ccだった。

・30日以上生存した患者の平均血腫体積は15.45ccだった。

・重症患者の平均血腫体積は29.03ccだった。

・中、軽症患者の血腫体積は13.69ccだった。

・30cc以上だと予後が非常に悪かった。






脳出血の場合、入院時に撮影したCT画像から

30日時点での死亡率、回復程度がおおかた予想できる。

特に、血腫の大きさが30ccを超える場合には覚悟が必要



というおはなし。






感想:

わたしの場合、コンピュータ画像解析の結果、

血腫の大きさは29.7ccだった。

my_hamatoma.png
ギリギリセーフ

2012年11月20日

ウォーキングで脳卒中予防 そのポイントは


For non-exercising people, the number of steps walked is more strongly associated with health than time spent walking.
2012  11月  香港




日頃運動しない人にとっての

歩行と高血圧、脳卒中、ガンなど との関連を調べたそうな。




普段、歩く以外の運動をしない2417人について

加速度センサー付き歩数計を用いて

1日あたりの歩数、歩行時間、歩行強度を計測した。


この結果と健康状態との関連を解析したところ、


次のようになった。


・1日あたりの歩数が増えるほど、高血圧、脳卒中、ガン、ウツが減った。


・歩行時間や歩行強度は健康パラメータにあまり関連がなかった。






普段 運動をしない人や できない人は

できるだけたくさん歩数を重ねるようにすると

脳卒中などになりにくくなることがわかった



というおはなし。

2012年11月19日

もやもや病とダウン症候群との関連について


Prevalence and Characteristics of Concurrent Down Syndrome in Patients with Moyamoya Disease.
2012  11月  アメリカ




経験的に、もやもや病ダウン症候群 は一緒に起きやすいとされている。


これを確認してみたそうな。




アメリカの全国入院患者データベースから

518人の

もやもや病ダウン症候群患者

を抽出した。




解析の結果、次のようになった。


・もやもや病患者中のダウン症候群の割合は3.8%で、

・15歳未満に限ると9.5%だった。


・白人とヒスパニックに多くみられた。


・この518人中、15.3%に脳梗塞が、2.7%に脳出血が見られた。






もやもや病があると、通常よりも26倍多くダウン症候群が見られた。

この関連がこれら病気の理解に役立つかも知れない



というおはなし。

2012年11月18日

小脳、脳幹の梗塞って重症なんですか?


The Relatively Good Outcome of Cerebellum-Brainstem Ischemic Strokes.
2012  11月  イスラエル



小脳や脳幹の梗塞患者の予後について調べてみたそうな。



259人の小脳または脳幹梗塞の患者と

1029人の大脳半球の梗塞患者について、

病因、重症度、回復度等について比較した。




次のようになった。


・小脳、脳幹梗塞患者は若く、

・心臓に原因があることは少なかった。

・入院時の症状は軽く、

・退院時に自立度が低下している患者は稀だった。

・多くは自宅に帰ることができた。

・半年、1年後の死亡率も低く、

・その死亡率は半分程度だった。





小脳、脳幹梗塞患者は心臓に問題があることは少なく、

症状も軽く、予後もとても良いことが確認できた



というおはなし。





感想:

まったく同じ印象を持っていた。


メールで体験談を聞いていると


脳幹や小脳の梗塞のケースって

一見、重症そうに思うんだけど、


痺れもなくフツーの生活に戻っている人が

実はおおい。

2012年11月17日

超越瞑想(TM)をやらせたら血圧が下がって脳卒中予防になった


Stress Reduction in the Secondary Prevention of Cardiovascular Disease: Randomized, Controlled Trial of Transcendental Meditation and Health Education in Blacks.

Meditation may reduce risk of dying from heart attack, strokes

2012  11月  アメリカ


超越瞑想(TMの脳卒中予防効果について調べたそうな。



201人の肥満の黒人系アメリカ人について

次の2グループに分けた。

・瞑想グループ:1日に、20分間の超越瞑想(TM)を2回

・学習グループ:食事と運動についての20分間のお勉強



これらを3月間継続したあとその後の状況を5年間フォローアップし、比較した。


次のようになった。

・瞑想グループでは血圧が約5mHg低下した。

・また、怒りの感情スコアも下がった。

・禁煙が進み、

・脳卒中を含む心血管系疾患と死亡率も低下した。




TMには脳卒中予防効果が期待できることがわかった


というおはなし。





感想:

中学生のときに、このTMプログラムを受講したことがある。


瞑想の際、頭の中で繰り返しイメージするマントラっていう "音"

教えてもらうだけの非常にシンプルな講義内容。


当時は日本に入って来たばかりで5000円程度だったけど、

今では10倍以上の受講料になっている。



でも結局、高血圧で脳出血になったわけで…

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