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2015年4月13日

子供と若年成人 脳梗塞の回復がいいのはどっち?


Long-term outcome after arterial ischemic stroke in children and young adults.
2015  4月  スイス

脳梗塞からの長期的な回復度の違いを、子供(1ヶ月-16歳)と若年成人(16.1-45歳)とで比べてみたそうな。


脳梗塞患者データベースから子供211人、若年成人341人を抽出し、約7年間追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・長期的な機能回復程度は両グループで似ており、子供の56%、若年成人の55%が回復良好だった。

・死亡率は子供14%、若年成人7%、

・再発率に差は無かった。

・心理社会的欠陥やQoLに差はなかったが、

・問題行動は子供に多く(13% vs 5%)、

・日常生活への脳梗塞の影響は若年成人で多く報告された。(27% vs 64%)

・回復度は主に 入院時の神経症状の重さで決まっていた。


脳梗塞からの回復程度は子供と若年成人とで大きな差はなかった、


というおはなし。


感想:

たとえ45歳であっても 若年成人は脳卒中的には高齢者よりも子供に近いってことなんだな。

2015年4月12日

若い脳内出血経験者で10年後も生きている人の割合は、、


Intracerebral hemorrhage at young age: long-term prognosis.
2015  4月  フィンランド

若くして脳内出血になった患者の長期的な死亡率、回復具合について調べてみたそうな。


16-49歳の脳内出血患者記録を抽出し、約10年間追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・1ヶ月間生きのびた患者268人のうち、

・1年生存率は98.1%、

・5年生存率は93.2%、

・10年生存率は88.8% だった。

・男性、糖尿病、が高死亡率の要因だった。

・49%は機能回復が思わしくなく、

・彼らの特徴は、入院時の神経症状が重く、脳室内出血があった。


若い脳内出血患者の10人に1人は10年以内に亡くなっていた。生存者の半数は機能回復が良くなかった、


というおはなし。

脳内出血


感想:

意外とみんな元気じゃん。

2015年4月11日

日本の夏 脳梗塞が特に多い


Higher ratio of ischemic stroke to hemorrhagic stroke in summer.
2015  4月  日本

脳卒中の季節変動を日本人について調べてみたそうな。


京都の脳卒中患者記録 過去10年間 13788人分のデータを解析したところ、


次のことがわかった。

・脳梗塞の発生は 秋は夏より少なかった。

・脳内出血の発生は夏がもっとも少なかった。

・くも膜下出血の発生は春、冬に多く夏が少なかった。

・脳内出血、くも膜下出血に比べ脳梗塞は夏に多かった。


脳卒中は種類で起きやすさに季節ごとの違いがあった。脳卒中の種類別では脳梗塞が夏で多かった、


というおはなし。



感想:

桜おわったのに異常な冷え込み。脳出血経験者としては 早く夏になってほしいよ。

2015年4月10日

メンタルプラクティス+理学療法の効果を脳のネットワーク的に見ると、、


Functional organization and restoration of the brain motor-execution network after stroke and rehabilitation
2015  3月  アメリカ

脳の運動に関係する複数の領域は、なにもしていない状態でも低い周期(<0.1Hz)で同期して情報のやりとりをしている。

脳卒中によってこのネットワークがどう影響を受け、メンタルプラクティスや理学療法などのリハビリでこれがどのように回復するのか実験してみたそうな。


亜急性期の脳卒中患者13人と健常者17人についてグループ分けし、

*メンタルプラクティスのみ または、
*メンタルプラクティス+理学療法

を1日4時間x2週間行い、その影響をfMRIで調べた。

fMRI 結果から 脳の5箇所の領域(左右の一次運動野と前運動皮質、補足運動野)のネットワークのつながりを解析した。


次のことがわかった。

・健常者も脳卒中患者も0.06-0.08Hzで脳のネットワークが同期していた。

・脳卒中患者では活動が低下しているネットワークパターンがあった。

・この低下したネットワークパターンはメンタルプラクティスのみでは改善しなかった。

・メンタルプラクティス+理学療法のグループでこのネットワーク活動が回復し、

・実際の運動機能の回復にも反映していた。


メンタルプラクティスと理学療法を組み合わせたリハビリは非常に効果的であり、脳機能ネットワークを調べることでリハビリ成果を評価できるかもしれない、


というおはなし。

脳機能ネットワーク


感想:

ちかごろ話題のデフォルト・モード・ネットワークってやつか、、

2015年4月9日

[動画] 新開発のビデオゲームで手が動くようになった脳卒中患者


New video game helping stroke patients regain movement
2015  4月  アメリカ

新しく開発したビデオゲームで脳卒中患者の手が動くようになったというニュース動画。

ゲームリハ
(画面クリックで動画にリンク)

あらすじ

・63歳のフレッドさんは6ヶ月前に脳卒中で右手の動きが不自由になった。

・あらたなゲームリハビリプロジェクトに参加して6週間後、手が器用に動くようになった。

・このビデオゲームは赤外線モーションキャプチャ機能を利用して飛行機を操縦する内容。

・1日30分x週3回程度の訓練時間を想定しており、自宅でも利用可能にする予定。


というおはなし。


感想:

紫外線の浴びすぎには気をつけないといかんな、、と思った。

2015年4月8日

ホントは脳卒中じゃないのに血栓溶解療法やってしまって大丈夫なの、、?


Safety of Intravenous Thrombolysis in Stroke MimicsProspective 5-Year Study and Comprehensive Meta-Analysis
2015  3月  ギリシャ

脳卒中患者の病院到着から血栓溶解療法開始までの時間を急ぐと、実は脳卒中でない類似症状の患者にまでrtPAを打ってしまうことが起きる。

そこのところの安全性を検証してみたそうな。


脳卒中の救急救命センターに入院してきた患者について調査したところ、


次のことがわかった。

・5年間に516人の患者に血栓溶解療法を施した。

・そのうち脳卒中類似症状の患者は75人いた。

・血栓溶解療法後に脳内出血を起こした類似症状患者は1人のみで、舌の血管浮腫事例も無かった。

・ついでに 8942件の血栓溶解治療データを含む9件の過去の論文データを再解析したところ、脳卒中類似症状患者への血栓溶解療法後に脳内出血が起きる割合は0.5%だった。

・類似症状患者が治療後に脳内出血を起こすリスクは明らかに低く、回復も良好だった。


脳卒中類似症状患者への血栓溶解療法の安全性が今回の経験および過去の研究からも確認できた


というおはなし。


感想:

こういう話は信用しないことにしてる。

でも病院が好きな人ならちょっと頭痛いときはすぐに救急車呼んで、心ゆくまでいろんな治療してもらうといい。

2015年4月7日

コラーゲンたっぷりの食事を続けると脳梗塞で死亡するという根拠について


Dietary Intakes of Glutamic Acid and Glycine Are Associated with Stroke Mortality in Japanese Adults.
2015  4月  日本

アミノ酸のなかまグルタミン酸とグリシンは血圧に関連があると言われている。

そこで、これらアミノ酸の摂取量と脳卒中死亡率との関連を調べてみたそうな。


岐阜高山市に住む29079人に食事アンケートを取り、脳卒中による死亡を16年間追跡した結果、


次のことがわかった。

・この間に677人が脳卒中で死亡した。

・摂取たんぱく質に占めるグルタミン酸の割合が高いと、女性の脳卒中で亡くなるリスクが0.7倍に低下した。

・グリシンを多く摂取すると高血圧でもない男性の脳卒中死亡リスクが上昇し、特に脳梗塞で1.9倍になった。

・これらの関連は アミノ酸の由来が動物性または植物性に依らなかった。


グルタミン酸やグリシンの摂取量が脳卒中死亡率に関連しているかもしれない、


というおはなし。


感想:

グリシンを多く摂ると危ないんだな、、

ウィキペディアによるとグリシンは、
『 多くの種類のタンパク質ではグリシンはわずかしか含まれていないが、ゼラチンやエラスチンといった、動物性タンパク質のうちコラーゲンと呼ばれるものに多く(全体の3分の1くらい)含まれる。』とある。
コラーゲンって本当に効果があるの?(国立健康栄養研究所)

2015年4月6日

脳卒中のあと自殺にトライした患者の特徴


Poststroke suicide attempts and completed suicidesA socioeconomic and nationwide perspective
2015  4月  スウェーデン

脳卒中のあと自殺を試みた患者の特徴を調べてみたそうな。


22万人あまりの脳卒中患者を4年間ほどフォローしたところ、

2015年4月5日

高血圧だと再発しやすい脳梗塞のタイプは


Association of Hypertension With Stroke Recurrence Depends on Ischemic Stroke Subtype
2015  3月  中国

高血圧と脳卒中再発の関係は 実はよくわかっていない。

そこで、脳梗塞の種類別に血圧と再発のしやすさを調べてみたそうな。


脳梗塞患者1万人あまりを1年間追跡して再発の有無を調査し、血圧との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・患者の72.7%が高血圧(140/90以上または降圧薬使用)で、17.7%が再び脳梗塞または脳内出血を起こした。

・高血圧の患者の再発率は18%、高血圧でない場合17%で、大きな差はなかった。

・高血圧と関連の強い脳梗塞の種類は 小血管病変(ラクナ梗塞)で、

・他の種類(大血管アテローム硬化や心塞栓)の脳梗塞と 高血圧の関連は見られなかった。


高血圧だと再発しやすい脳梗塞の種類はラクナ梗塞のみであった、


というおはなし。

脳梗塞の種類と再発
感想:

降圧薬飲むと頭痛くなったり頻尿になったりで不愉快この上ないため、2015年にはいってからキッパリと飲むのをやめた。

血圧は測ってるけど境界をウロウロしている程度。

2015年4月4日

毎日4杯以上の緑茶で脳内出血の予防になることが判明


The Impact of Green Tea and Coffee Consumption on the Reduced Risk of Stroke Incidence in Japanese PopulationThe Japan Public Health Center-Based Study Cohort
2015  3月  日本

緑茶およびコーヒーの摂取量と脳卒中との関連を日本人で調べてみたそうな。


健康な82369人について食事アンケートを取り、その後13年間 脳卒中の発生を追跡した。


次のようになった。

・この間に3245件の脳卒中があった。

・緑茶をめったに飲まない人に比べたときの脳卒中のなりやすさの比は、1日に2-3杯で0.86、4杯以上で0.8だった。

・同様にコーヒーでは、週に3-6杯で0.89、1日1杯で0.80、2杯以上で0.81だった。

・特に、緑茶をよく飲む人の脳内出血リスクが低下した。


緑茶やコーヒーをよく飲む人は脳卒中になりにくいことがわかった、


というおはなし。
図:緑茶と脳卒中



感想:

もっと緑茶のむわ

2015年4月3日

ネイチャーも認める最新の下肢装具とは!?


These exoskeleton heels could help stroke victims walk again

Reducing the energy cost of human walking using an unpowered exoskeleton
2015  4月  アメリカ

歩行をアシストする画期的な下肢装具が開発され、科学雑誌ネイチャーに報告されたそうな。


カーネギーメロン大学の研究によるこの歩行装具は、

・外部からのエネルギー供給をまったく必要とせず、

・電子部品も一切使用しないシンプルで軽量設計ながら、

・歩行に伴うエネルギー消費を7%減らすことに成功した。


脳卒中などで障害を負った人々への応用が期待される、


というおはなし。



感想:

左足首のグニャ感がとれそうにないので、このくらいのチョビッとサポートは期待しちゃうな。

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