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2015年5月16日

脳卒中になってなお性欲の衰えを知らない患者は再発しやすいことが判明!


Impact of Libido at 2 Weeks after Stroke on Risk of Stroke Recurrence at 1-Year in a Chinese Stroke Cohort Study.
2015  5月  中国

性欲と脳卒中再発との関連を大規模に調べてみたそうな。


56病院の脳卒中患者1757人(男性65%)について調査した結果、


次のことがわかった。

・30.34%の患者は発症2週間時点で性欲が低下していた。

・1年後 9.45%の患者が脳卒中を再発した。

・性欲が変わらなかった患者に比べ、性欲低下患者の脳卒中再発リスクは41%低かった。

・この関連は男性、60歳以上で顕著だった。


脳卒中後、3人に1人は性欲が低下した。性欲の低下は脳卒中再発を防ぐ要因の1つであり 特に高齢男性で明らかだった、


というおはなし。

性欲


感想:

さすが中国、こんなテーマでも人が集まる。

ようするに脳卒中後のセックスは再発の危険を伴うのではないか、、と言ってる。

2015年5月15日

ランセット誌:握力よわくなったら脳卒中が近いと知りなさい


Prognostic value of grip strength: findings from the Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) study
2015  5月  カナダ

握力の低下と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


カナダ、スウェーデン、インド、南アフリカ、ポーランドの35-70歳、139691人について4年間 調査したところ、


次のことがわかった。

・この間に2.0%(3379人)が死亡した。

・握力が低下すると死亡率が上昇した。

・特に、5kgの握力低下で総死亡率が16%あがり、

・脳卒中リスクも 9%高くなった。

・握力と糖尿病、肺炎、転倒、骨折などとの有意な関連は見られなかった。


握力測定するだけで脳卒中や死亡リスクの見当をつけられるかもしれない、


というおはなし。
図:握力と脳卒中死亡率


感想:

なるほど脳卒中になる1-2年前、ひさしぶりにボーリング行ったら握力なくて 黒いボールはおろか青いボールも投げられず強い精神的ショックを受けた思い出。

2015年5月14日

くも膜下出血で1ヶ月間 意識障害 → リバスチグミン胸に貼った翌日 話せるようになった


認知症薬で意識障害改善か 脳卒中後遺症に貼り薬 
2015  5月  Japan

『...脳卒中の 発症後、名前が言えず、食事もできない意識状態が1カ月続く70~98歳の患者12人に、認知症治療薬「リバスチグミン」を胸などに貼り、経過を観察した。
その結果、脳卒中のうち、くも膜下出血の2人はいずれも翌日には簡単な会話ができるようになり、1週間後には自分で食事ができるようになった。』
認知症薬で意識障害改善



感想:

単にマーケティングが上手なだけなのかも知れないけど、この数日なんども目にするのでメモ。


関連リンク:





2015年5月13日

ひっどい脳梗塞は左右どちらの脳で起きやすいのか


Hemispheric differences in malignant middle cerebral artery stroke.
2015  4月  アメリカ

深刻な脳浮腫を起こす「悪性中大脳動脈梗塞」は右脳と左脳のどちらに多いのか調べてみたそうな。


関連する過去の研究73件のデータを解析したところ、


次のことがわかった。

・悪性中大脳動脈梗塞の左右脳のわかる患者データが2673人分見つかった。

・そのうち63%は右脳の梗塞だった。

・右脳梗塞の場合の死亡率は31%、左脳は36%で ほぼ同じだった。

・合併症率は右脳のケースで高かった。


悪性の中大脳動脈梗塞は右脳で起きやすく、合併症率が高かった、


というおはなし。

中大脳動脈

感想:

これ↓思い出した。
死んでしまいやすい脳内出血は 右脳? それとも左脳?

2015年5月12日

「患者の上体を起こしておくのは なにか意味あるんですか?」 医師「うーん なんとなく」


Head Position in the Early Phase of Acute Ischemic Stroke: An International Survey of Current Practice.
2015  4月  チリ

入院したての急性期脳梗塞患者のベッドでの頭の位置はどうあるべきか世界中の医師に尋ねてみたそうな。


16カ国298人の医師にeメールのアンケートを送ったところ、


次のようになった。

・42.9%の医師から回答があった。

・結果はほぼ半々で、

・「上体を起こして寝かせる」 が52.8%

・「フラットに寝かせる」 が47.2% だった。

・脳卒中患者の頭の位置についての規定が院内に無いとする医師が 53.9%いた。 

・71%の医師は急性期脳梗塞患者の頭の位置がどうあるべきか確信がなかった。


急性期脳梗塞患者の頭の位置について 多くの国で医師間の考えの一致は見られなかった。合意を得るべく 臨床試験を始めても良いのではないだろうか、


というおはなし。

上体を起こして寝る

感想:

頭の向き変えただけでひどく注意された思い出。いったいあれはなんだったのか、、

2015年5月11日

脳卒中介護の負担感 6ヶ月後と 5年後


Burden in caregivers of long-term stroke survivors: Prevalence and determinants at 6 months and 5 years after stroke.
2015  4月  ポーランド

脳卒中患者の介護者の負担感が、時間とともにどう変わってゆくのか調べたそうな。


88組の患者と介護者のペアについて調査したところ、


次のことがわかった。

・発症から6か月時点では介護者の44%がかなりの負担を感じていた。

・5年後ではその割合は30%になっていた。

・6ヶ月時点の負担感は、介護者の"首尾一貫感覚"(ストレスに対処する力)および介護に要する時間と強く関連していた。

・5年後では介護者の不安が負担感の主な要因だった。

脳卒中の急性期後から慢性期で大きな負担感を抱く介護者の割合はかなり高かったが、時とともに低下していった。負担感に影響する要因はいくつか見つかったが いずれも介護者に関するものだった


というおはなし。


感想:

本人はすっかり元気なつもりでも周囲が異常に気を遣ってることがよくある。そういうことかな、、

2015年5月10日

中国で一過性虚血発作(TIA)が何人いるかわかった


Prevalence, knowledge, and treatment of transient ischemic attacks in China
2015  5月  中国

一過性虚血発作(TIA)患者が中国でどれくらいいるものか 調べてみたそうな。


2010年に98万人あまりの成人について調査したところ、


次のことがわかった。

・人口年齢構成を考慮に入れたTIA患者の割合は2.27%だった。

・TIAは女性や高齢の入院患者に多かった。

・成人の3.08%はTIAの知識を有していた。

・TIAと診断された患者のうち正規の治療を受けたのは4-5%のみだった。

中国では2390万人がTIAを経験していると推定された。人々のTIAの知識は限定的で、患者の多くは診断に至らず 治療もされていない、


というおはなし。

中国TIA

感想:

TIAって すぐに消えてしまう脳卒中っぽい症状だけなんだよね。

脳が壊死したわけでもなく 症状がすぐに消えたんだから単純に喜べばいいのに、なぜ病気あつかいするのだろう?

2015年5月9日

脳卒中経験者の1日の歩数がわかった


Physical activity profiles and sedentary behaviour in people following stroke: a cross-sectional study.
2015  5月  イギリス

脳卒中経験者の身体活動レベルを健康な人と比べてみたそうな。


平均年齢55、発症後4年ほどの脳卒中経験者22人と同年齢層の健常者22人について、加速度計を7日間装着してもらい活動内容、歩数、じっとしてる時間等を解析、比較した。


次のことがわかった。

・1日あたりの歩数は 4035 vs. 8394 で脳卒中経験者は非常に少なかった。

・睡眠を含むじっとしてる時間は、20.4 vs. 17.5 で脳卒中経験者が長かった。

・脳卒中経験者の歩行はいつもマイペースで健常者に比べ非常に遅かった。


脳卒中経験者は1日の歩数が少なく 歩くペースもゆっくりで、じっとしている時間が多かった。もっと運動させたほうがいい、


というおはなし。

歩数


感想:

もっと差があるかと思ってた。意外にみんな元気じゃん。

2015年5月8日

入院中の脳卒中患者にひとりリハビリやらせたら 思いのほか評判が良かった


Patient-directed therapy during in-patient stroke rehabilitation: stroke survivors' views of feasibility and acceptability.
2015  4月  イギリス

療法士さんの監督なしに患者自らが主導する「ひとりリハビリ」が実際可能なものか、試してみたそうな。


脳卒中の発症後1週間以上経った入院患者94人について、ひとりリハビリを毎日4週間やってもらった。

ひとりリハビリの内容は、上肢のミラーセラピーと下肢のエクササイズ。


次のことがわかった。

・患者は概ね ひとりリハビリに好意的だった。

・具体的な感想は、71%が「有意義である」、68%は「楽しい」、59%が「効果があった」、88%が「仲間にも薦めたい」 だった。

・下肢エクササイズはミラーセラピーよりも評価が高かった。

・使用する用具の準備、設置が症状の重い患者にはキツかった。

・ヤル気の喪失と監督者の不在は不安要素だった。


患者主導のひとりリハビリは容認できるものだったが、問題発生時の対応方法やヤル気を維持するための工夫が必要であろう。ひとりリハビリは療法士を増員せずに患者のリハビリ時間を大幅に増やすことができる方法である、


というおはなし。

患者ひとり

感想:

療法士さんのマンパワーに依存した脳卒中リハビリの現状から懸命に自立しようとする強い意志が イギリスからは感じられる。↓
Wiiが脳卒中リハビリに有効であることを文句なしに証明することにした
じっさい ビデオゲームで脳卒中リハビリする療法士さんはどれくらいいるの?

作業療法士さんに来てもらったけど効果が無いばかりか気晴らしにもならなかった

2015年5月7日

やっぱり肥満だから脳梗塞になりやすいの?


Obesity Increases Risk of Ischemic Stroke in Young Adults
2015  5月  アメリカ

ボディマス指数(BMI)が高い高齢者は脳梗塞になりやすいことがわかっている。

若い人ではどうか、調べてみたそうな。


15-49歳の脳梗塞患者1201人分の医療記録を健常者1154人と比較し、BMIとの関連を解析した結果、


次のことがわかった。

・BMIが肥満レベルである30kg/m2を超えると脳卒中リスクが1.57倍に上がった。

・しかし、喫煙、高血圧、糖尿病を考慮に入れるとBMIと脳卒中リスクとの関連の有意度は非常に弱くなった。


肥満は若年成人が脳梗塞になるリスク要因の1つではあったが、高血圧や糖尿病などがより直接的な原因かもしれない、


というおはなし。

肥満

感想:

なにをいまさら感があるが、ようするに肥満それ自体は 実は大した問題じゃない って言いたいんだと思った。

2015年5月6日

入院したての脳卒中患者は日中なにしてるの?


Hospital Differences in Motor Activity Early after Stroke. A Comparison of 11 Norwegian Stroke Units.
2015  4月  ノルウェー

脳卒中で入院してすぐの患者の活動状況を調べてみたそうな。


11施設に入院中の 18歳以上、発症14日以内の脳卒中患者393人の日中(am8-pm5)の活動状況を10分刻みで記録し、解析したところ、


次のことがわかった。

・患者は日中の44.1%の時間をベッドで過ごしていた。

・43.2%の時間はベッドの外で座り、

・8.3%の時間は活動的に過ごした。

・理学療法士と過ごす時間が多い場合や食事を共用スペースで摂る場合に身体活動が増えた。

病院ごとの差はあっても 患者は日中の多くの時間をベッドの外で過ごしていた。理学療法士との時間や食事場所の違いが活動時間の差に反映していた、


というおはなし。

日中過ごす場所
トイレ時間(緑)とセラピー時間(黄緑)が同レベルってとこがおもしろい。


感想:

リハビリ病院に移っても結局、動いてる時間ってほとんどない。軽症の脳卒中患者を長く入院させて構いすぎると 心身ともにダメ人間になると思う。

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