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2025年4月15日

空気を読まない脳卒中患者は破壊者か救世主か!?社会的脱抑制が暴く現代社会のウソ

2025  4月  オーストラリア


脳卒中や外傷性脳損傷(TBI)などの後天的脳損傷(ABI)により、一部の人は社会的に不適切な言動を抑えられなくなる「社会的脱抑制(social disinhibition)」という現象を示すようになる。

この症状は当人にとっても周囲にとっても深刻な問題となりうるが、その実態や主観的体験は十分に理解されていない。特に、本人がどのようにこの行動を捉え、また介護者はどのようにそれを受け止めているかという「一次体験」に焦点を当てた研究は稀である。

そこで、脳卒中やTBIによる社会的脱抑制の主観的経験をくわしくしらべてみたそうな。

2025年3月14日

米価格高騰が脳卒中を招く?食料不安と心血管疾患リスクの関係とは!

2025  3月  アメリカ


食料不安(食べ物の種類や量の制限)は、健康に深刻な影響を及ぼすことが知られている。しかし、これまでの研究の多くは、食料不安と心血管疾患(CVD)との関連を横断的に分析したものであり、長期的な因果関係は明らかになっていなかった。

そこで、食料不安が脳卒中を含む心血管疾患(CVD)の発症リスクをどの程度高めるのかを、約20年間のデータを用いてくわしくしらべてみたそうな。

2024年12月19日

性格と脳卒中の意外なつながり!ストレス敏感さが脳をむしばむ理由とは?

2024  12月  中国


脳小血管疾患(CSVD)は、ラクナ梗塞や脳内出血などを引き起こす疾患でもある。

また、CSVDは認知機能低下や歩行障害といった生活の質に直接影響する症状を引き起こすため、早期発見と予防が極めて重要である。

CSVDの発症リスクを高める要因として、「心理的特性」、特に神経症傾向(不安やストレスに敏感な性質)に注目し、それらがCSVDにどのように関与しているのか、またその逆の因果関係が存在するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年6月20日

脳梗塞は予兆があった!?発症前から欠勤続出の実態

2024  6月  スウェーデン


これまでの研究では、就労可能年齢にある脳卒中患者の30%が発症前に病気による欠勤を経験しており、20-25%が障害年金を受給中であったという。

そこで、脳梗塞に限定して、脳卒中発症前と発症後の病気による欠勤状況を健常者とくらべてみたそうな。

2023年8月10日

職場暴力が脳卒中とリンク?

2023  7月  アメリカ


最近の研究から、職場における暴力と脳卒中など心血管疾患との関連の可能性が示されている。

しかし、米国におけるエビデンスは乏しいのでくわしくしらべてみたそうな。

2022年12月12日

心理社会ストレスと脳卒中

2022  12月  アイルランド


心理社会的ストレスは脳卒中の危険因子であることが報告されている。

慢性的 短期的ストレス、ストレスへの対処可能性、地域民族性、による脳卒中への影響の違いを32カ国が参加した臨床試験INTERSTROKEのデータからくわしくしらべてみたそうな。

2022年8月27日

精神的ストレスでくも膜下出血

2022  7月  アメリカ


くも膜下出血には外傷性と非外傷性(自然発症)がある。

自然発症タイプの85%は動脈瘤破裂によるものである。

残りは特発性(原因不明)またはアンギオ陰性と表現されている。

心理ストレスが原因と思われるくも膜下出血があったそうな。

2021年12月17日

日本で脳卒中になりやすい職業

2021  12月  日本


日本での職業と脳卒中リスクとの関連を、労災病院グループのデータを使って全国的にしらべてみたそうな。

2021年10月18日

心理的ストレスで起きやすい脳卒中の種類

2021  10月  中国


心理的ストレスと脳卒中の発症との関連について、高血圧症の患者を4-5年フォローしてくわしくしらべてみたそうな。

2020年11月25日

パートナーとの死別後の脳梗塞と 脳内出血

2020  11月  デンマーク


ストレスが脳卒中の引き金になることが報告されている。愛する人の死は非常におおきなストレスになる可能性がある。

しかしこれまでの研究では、死別が脳卒中リスクと関連しているかどうかについて相反する知見が得られている。これはおそらく脳梗塞と脳内出血の区別が不十分であるためと考えられる。

そこで、全国レベルの高品質データベースを用いて死別と脳梗塞および脳内出血との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2019年7月20日

風力発電で脳卒中がふえる?


Association Between Long-Term Exposure to Wind Turbine Noise and the Risk of Stroke- Data From the Danish Nurse Cohort
2019  7月  デンマーク

交通(自動車、鉄道、飛行機)ノイズが高齢者の脳卒中リスク要因であることがわかっている。

ノイズによるストレスが全身によわい炎症反応をひきおこし最終的にコルチゾールが心房筋細胞に影響して脳卒中にいたるとも 考えられている。

風力発電ノイズ(wind turbine noise)についても同様の影響が予想されるが、これまで調査は1件しかなくサンプル数もすくない。

デンマークは2016時点で総電力の37.6%を風力でまかなっており2021までに50%超えを目指している。

さらに国民の12%が風力発電機から6キロ以内に居住していて、風力発電ノイズの健康への影響が関心の的になっている。

そこで 風力発電ノイズと脳卒中との関連を大規模にしらべてみたそうな。



デンマークの44歳以上の女性看護師23912人をおよそ20年間フォローした調査記録をもちいて、

風力発電ノイズ、交通ノイズ、大気汚染と脳卒中の発生との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・この間に1097の脳卒中がおきた。

・調査開始の1982年、居住地から6キロ以内に1基以上の風力発電機のある者は10.3%で、2013年には13.3%になっていた。

・風力発電ノイズのおおきさの平均は26.3dBだった。

・風力発電ノイズへの暴露期間を考慮しても脳卒中発生率とのあいだに関連はみられなかった。

風力発電ノイズへの長期暴露と脳卒中との関連は確認できなかった、


というおはなし。

図:風力発電



感想:

コペンハーゲン大学、国策に反するような結論はだせんわな。

福島医大ですら甲状腺がんふえても因果関係みとめないし、、
飛行機の騒音と脳卒中

交通騒音で頸動脈壁が厚くなるは本当か

交通騒音と脳卒中について

道路交通騒音と大気汚染 脳卒中的にどっちが深刻なのか

空港の近所に住んでいると脳卒中になりやすい

2019年6月21日

Stroke誌:長時間労働は脳卒中のもと?


Association Between Reported Long Working Hours and History of Stroke in the CONSTANCES Cohort
2019  6月  フランス

長時間労働と脳卒中との関連が疑われている。日本では Karoshi(過労死)の60%は脳卒中が直接の原因という。

長時間労働と脳卒中との関連をしめすメタアナリシスもあるにはあるが関連要因の調整がなされていない。べつの調査では脳出血とのみ その関連が示されている。

そこで、長時間労働と脳卒中について住民ベースの大規模調査をやってみたそうな。



フランスの18-69歳の住民を対象にした CONSTANCESコホートのデータから142512人を抽出し 年齢、性別、労働時間、病歴等をアンケート調査した。

1日10時間以上の勤務が年間50日以上あるばあいを「長時間労働」とした。

パートタイム労働者は除いた。

脳卒中経験との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・0.9%が脳卒中を経験し、29.6%は長時間労働だった。10.1%は長時間労働が10年以上続いていた。

・複数要因の調整後、長時間労働は脳卒中とあきらかに関連していて(オッズ比1.29)、

・とくに長時間労働が10年以上つづくばあいの関連はつよかった。(オッズ比1.45)

・この関連は男女の差はなかったが、50歳未満のホワイトカラー労働者で強かった。

長時間労働は脳卒中とあきらかに関連していた。とくに10年以上つづいているばあいに顕著だった、


というおはなし。
図:Karoshi stroke



感想:

長時間労働にある正規と非正規労働者で 脳卒中耐性をくらべてほしいな。
日本人の労働時間と脳卒中

脳卒中になりやすい労働時間がわかった ランセット誌

2019年5月20日

飛行機の騒音と脳卒中


Aircraft Noise and the Risk of Stroke
2019  4月  ドイツ

騒音による自律神経系へのストレスにより血圧やインスリン抵抗性、睡眠への障害が考えられる。

ドイツでは日中の騒音規制レベルを55dB未満、夜は45dB未満としている。

騒音と虚血性心疾患との関連はあきらかになっているが脳卒中についてはよくわかっていない。

そこで航空機の騒音について脳卒中との関連をしらべるべく、初のシステマティックレビューをこころみたそうな。



騒音レベルを 日中、夕方+5dB、夜間+10dB と重み付け平均した day–evening–night noiselevels:LDEN とし、

これまでの関係する研究論文を厳選してデータを統合 再解析した。



次のことがわかった。

・9の研究がみつかった。LDENが10dBあがるごとに脳卒中リスクが1.013倍(1.3%の上昇)になった。

・しかしこれらの研究は、脳梗塞や脳出血の区別がなく、騒音推定方法もまちまちで、質が高いとは言えなかった。

・さらに最大騒音値での評価がなかったため影響が過小評価されている可能性が残った。

航空機騒音と脳卒中リスクの関連がみられたが、統計学的有意なほどではなかった、


というおはなし。

図:飛行機騒音

感想:

ちょうどこの記事↓をみた直後だったので関心をもった。
「どうにかしてほしい」市民から悲鳴 普天間飛行場で過去最高の124・5デシベル 人間の聴力の限界に迫る騒音

2019年3月13日

日本人の労働時間と脳卒中


Working Hours and Risk of Acute Myocardial Infarction and Stroke Among Middle-Aged Japanese Men
2019  3月  日本

欧米人を対象としたさいきんのメタアナリシスでは労働時間が長くなると冠動脈疾患や脳卒中のリスクが高くなることがわかっている。

日本人の労働時間と心血管疾患をしらべた研究はほとんどなくサンプル数も少ない。

そこで、多目的コホート研究(JPHCコホートII)のデータをつかってくわしくしらべてみたそうな。



40-59歳の男性15277人を1993年から約20年間フォローしたところ、



次のことがわかった。

・この間に212の心筋梗塞と745の脳卒中があった。

・1日の労働時間が7-9時間にくらべ11時間以上になると心筋梗塞リスクが1.63倍、脳卒中リスクは0.83倍となった。

・この長時間労働と心筋梗塞との関連は 年齢の高いサラリーマンでさらに顕著だった。
中年日本人男性については労働時間がながくなると心筋梗塞のリスクが高くなった、


というおはなし。

図:残業



感想:

とくに脳出血ではリスク0.64倍で長時間労働は予防効果すら期待できるようだ。

昨日の管理職ピロリ菌仮説もそうだけど 日本人は仕事のストレスがつよそうなグループほどなぜか脳卒中リスクが低い。

心筋梗塞と脳卒中とで真逆の結果になった理由として著者は 日本人には心筋梗塞とおなじメカニズムのアテローム性動脈硬化による血栓塞栓性の脳梗塞が欧米人の半分くらいしかいないから、と言ってる。

脳卒中になりやすい労働時間がわかった ランセット誌

2019年3月12日

日本人の管理職も脳卒中リスクは低い?


Occupational Class and Risk of Cardiovascular Disease Incidence in Japan- Nationwide, Multicenter, Hospital-Based Case-Control Study
2019  3月  日本

欧米の研究では管理職や専門職といった仕事の階級が高い者の心血管疾患(冠動脈疾患、脳卒中)リスクは低いという報告がいくつもある。

これとおなじ傾向が サービス残業のために「名ばかり管理職」にされストレスで酒とタバコに溺れる日本人においても確認できるものか大規模にしらべてみたそうな。


1984-2016 複数の病院の入院患者110万人あまりの記録を解析した。

ブルーカラー産業、サービス産業、ホワイトカラー産業のそれぞれについて、
ブルーカラー産業の一番下のクラスの労働者にたいする各産業の管理職、専門職の心血管疾患リスクを評価したところ、



次のことがわかった。

・喫煙や飲酒で調整してなお、高いクラスの仕事(管理職、専門職)に就いている者ほど冠動脈疾患リスクが高かった。

・この傾向はどの産業にも共通していたが、とくにサービス産業で顕著だった。

・いっぽう、この傾向を相殺するかのように脳卒中については高いクラスの仕事に就いている者ほどリスクは低かった。

高いクラスの仕事に就いているほど心血管疾患リスクが低いという傾向は日本人にはあてはまらず、彼らの冠動脈疾患リスクは底辺労働者よりも高かった、


というおはなし。

図:職業クラスと脳卒中リスク



感想:

冠動脈疾患と脳卒中で真逆の結果がでた理由として著者はピロリ菌を挙げている。

ピロリ菌は日本人の70%がもっていて、とくに貧乏人におおく感染し 彼らは脳卒中リスクが高い。貧乏人は高クラスの仕事には就かないから相対的にこうなる、って言ってる。

さすがお医者さまだわ、、

で結局、ピロリ菌があると脳卒中的にはどうなの?

2018年10月29日

つよい精神的ストレスと脳卒中の関係


Psychological Distress and Risk of Myocardial Infarction and Stroke in the 45 and Up Study
2018  9月  イギリス

いっぱんに精神的な苦痛は脳卒中リスクと関係すると考えられているものの、これまでの研究では結果がばらばらで一致した見解が得られていない。

そこで、精神的苦痛(Psychological Distress)を定量評価するケスラーK10スケール(Kessler Psychological Distress scale)をつかって大規模にしらべてみたそうな。


心血管疾患のない45歳以上の221677人について、
精神的苦痛アンケートをとり、
脳卒中の発生を4.7年間ほどフォローして関連を解析したところ、


次のようになった。

・この間に2421の脳卒中があった。

・脳卒中リスクは精神的苦痛スコアが高くなるほど上昇した。

・精神的苦痛スコアが高いグループでは脳卒中リスクは、男性で24%、女性で44%高かった。

精神的苦痛レベルは脳卒中リスクと強く用量関係にあった、


というおはなし。


図:ケスラーK10


感想:

うえの表、
脳卒中まえの状態がけっこうあてはまってた。

2018年4月24日

ストレスで脳動脈瘤ができる条件とは


Stress in Patients With (Un)ruptured Intracranial Aneurysms vs Population-Based Controls.
2018  4月  オランダ

ストレスが脳卒中のリスク要因とする報告がいくつもある。

そこでストレスと脳動脈瘤の発生および破裂との関連を詳しくしらべてみたそうな。


未破裂動脈瘤患者227人と破裂脳動脈瘤患者490人、健常者775人について、

おおきなストレスイベントとして以下の4種類のテーマ
*お金、*家族との死別、*子供、*仕事
と、その時期、

継続的なストレスを自覚する場として、
自宅 または 職場
でのストレス頻度を聞き取りし、

関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・未破裂脳動脈瘤患者のほうが破裂患者よりも重大なストレスイベントの数がおおかった。

・ストレスイベントとしてはお金にまつわるものが未破裂脳動脈瘤とのみ関連が強く、子供関連ストレスや家族の死別と脳動脈瘤との関連はなかった。

・ストレスイベントの時期と脳動脈瘤との関連はなかった。

・自宅で受ける継続的なストレスの頻度は 破裂および未破裂脳動脈瘤と用量関係にあり、生涯をとおして受けるとさらに関連はつよかった。

・職場での継続的ストレスと脳動脈瘤との関連はほとんどなかった。

自宅で受けるストレスの総量が脳動脈瘤と関連していた。どういうメカニズムなのかはさらなる調査が必要、


というおはなし。
図:ストレスと脳動脈瘤

感想:

社会からの避難所であるべき自宅がストレスフルな環境の場合、もはや「あの世」を目指すしか逃げ場がないという意味の生体反応じゃないかな。

2017年12月29日

過労で血栓ができやすくなるしくみ


Overwork accelerates thrombotic reaction: implications for the pathogenesis of Karoshi.
2017  12月  日本

労働時間が長くなると脳卒中リスクが高くなることがさいきんの研究であきらかになった。
しかしそのメカニズムはよくわかっていない。

ストレスからの血栓形成のプロセスが考えられるので、血液の凝固 溶解にかかる時間の変化を測定して検証してみたそうな。


健康な研修医46人について、

休日の早朝と 救命室での夜勤明けの血液サンプルをとり、"global thrombosis test"(GTT)をおこない血栓形成までの時間 occlusion time (OT)と、血栓溶解までの時間 lysis time (LT)を測定した。


次のようになった。
・休日にくらべ夜勤日の睡眠時間は 2.3 vs. 6.0h で明らかに短かった。

・夜勤明けのOTは休日にくらべ明らかに短くなり(310→284s)、LTは延長した(1470→1547s)。

過労により血栓形成反応が促された。これが過労死メカニズムの1つではないか、、、


というおはなし。
図:過労と血栓形成

感想:

出血はどういうメカニズムなのかね。
長時間労働と脳卒中との関係

脳卒中になりやすい労働時間がわかった ランセット誌

2017年12月24日

長時間労働と脳卒中との関係


Long working hours and stroke among employees in the general workforce of Denmark.
2017  12月  デンマーク

労働時間は脳卒中のリスク要因の1つと考えられ、最近のメタアナリシスでは用量関係が示されている。たとえば週55時間以上の労働では脳卒中リスクが1.33倍になるという。

また日本では過労死での補償対象者の35.6%が脳出血で 6.8%が脳梗塞だったという報告もある。

これらの報告に再現性があるものか、脳卒中の種類別にたしかめてみたそうな。


1999-2013に行われたデンマーク労働力調査データベースを使って解析したところ、


次のことがわかった。

・およそ15万人が調査対象となり、2184件の脳卒中があった。

・週35-40時間の労働と比較しての脳卒中リスクは、41-48時間で0.97倍、49-54時間で1.10倍、55時間以上では0.89倍となった。

・労働時間カテゴリが1つアップするごとに脳卒中全体ではリスク0.99倍、脳梗塞は0.96倍、脳出血は1.15倍となった。

今回の解析調査では長時間労働と脳卒中リスク上昇との関連は確認できなかったが、脳出血に限定すると関連があるのかも、、、


というおはなし。
図:過労で脳出血

感想:

これ。↓
脳卒中になりやすい労働時間がわかった ランセット誌

2017年5月16日

職場でのパワハラやいじめで脳卒中


Conflicts at work are associated with a higher risk of cardiovascular disease.
2017  4月  ドイツ

職場上司によるパワハラや同僚からのいじめはうつや不安、睡眠障害の原因となりうる。

これら職場での衝突と脳卒中など心血管疾患との関連をしらべてみたそうな。


ドイツの健康医療データベースから、
かかりつけ医699人による「職場での衝突」記述のある心血管疾患でない18-65歳の患者7374人と
職場衝突のない7374人を抽出して、

心血管疾患の発生を最長5年間フォローしたところ、


次のことがわかった。

・職場での衝突を経験した者の心血管疾患発生率は5年間で2.9%で、

・職場衝突のない場合は1.4%だった。

・職場衝突があると心血管疾患リスクは1.63倍になり、

・種類別には、心筋梗塞>狭心症>脳卒中 の順に影響が大きかった。

職場でのパワハラやいじめはあきらかに脳卒中など心血管疾患の発生と関連があった、


というおはなし。
図:職場での衝突と脳卒中リスク

感想:

テレワークが普及すればこの種の衝突はだいぶん減るんじゃないかな。
仕事のストレスと脳卒中