きょうはわたしの脳卒中記念日なので、論文紹介はおやすみです。
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2025年12月4日
2025年12月3日
ワクチン接種者を除外した理由──COVID後の脳梗塞リスクは本当か?
元2025 11月 スウェーデン
COVID-19のあと、心臓や脳の病気になるリスクがどれくらい続くのか、特に入院を必要とした重症例と軽症例で差があるのかは、これまで十分に分かっていなかった。
そこで、スウェーデン全国のデータを用いて、COVIDのあとに心臓と脳血管の病気、そして死亡のリスクがどのように変化するかを長期にわたってくわしくしらべてみたそうな。
2025年12月2日
再発は減る、でもボケる?──降圧薬が脳に与えるもう一つの代償
元2025 11月 中国
急性期脳梗塞に対して降圧治療をいつ開始するべきかについては、いまだ明確な基準が定まっていない。
特に、治療の開始時期が発症後の認知機能に与える影響は十分に検証されていない。
そこで、降圧治療の早期開始と遅延開始による認知機能の違いをくわしくしらべてみたそうな。
2025年12月1日
脳卒中後に食べ物が「まずい」と感じる理由―嗅覚と味覚の異常が回復を遅らせる
元2025 11月 スイス
脳卒中というと手足の麻痺や言語の問題ばかりが注目されるが、実は「嗅覚」と「味覚」の低下がよく起こる。これらの感覚の低下は、食べる楽しさを奪い、食欲低下や栄養状態の悪化につながる可能性が高い。
しかし、脳卒中が嗅覚・味覚にどれほど影響するのかについては、まだ十分に研究されていない。特に、食べ物を「おいしい」と感じる気持ち(食の好み)がどれほど変化するのかも不明であった。
そこで、脳卒中患者の嗅覚・味覚能力と食の好みを、健康な人と比較してみたそうな。
2025年11月30日
「スマホ長時間使用で、くも膜下出血リスク2倍?」その裏に潜む“ほんとうの危険”とは
元2025 11月 中国
スマートフォンの長時間使用が体や脳にどんな影響を与えるのかは、世間でも関心が高まっている。とりわけ命に関わる「くも膜下出血」と関係しているのではないか、という指摘が出始めているが、その因果ははっきりしていない。
そこで、スマホを長く使う習慣と、脳動脈瘤が破れるリスクに関連があるのかをくわしくしらべてみたそうな。
2025年11月29日
日本人の達成率たった26.7%。それでも130/80を追い続けるのは誰のため?
元2025 11月 日本
高血圧は脳卒中を含む心血管疾患の大きな危険因子であり、日本では数千万人が高血圧と推計されている。
新しい JSH2025 ガイドラインでは、年齢にかかわらず一律に「130/80mmHg 未満」が目標とされており、現場とのギャップがどの程度あるのかが問題となっている。
そこで、日本全国のデータを用いて
・降圧薬開始後、血圧がどの程度コントロールされているか
・都道府県間で目標達成率にどれくらい差があるか
・その差が脳卒中死亡率や医師の偏在と関係しているか
をくわしくしらべてみたそうな。
2025年11月28日
脳卒中リハビリの成果が変わる―回復を加速させる腸内細菌の育て方
元2025 11月 ナイジェリア
脳卒中の後遺症には、手足の麻痺や歩行障害といった身体機能の問題だけでなく、抑うつや不安などの気分の問題、さらには記憶力や判断力の低下といった認知面の障害も多くみられる。
運動リハビリは回復に役立つことが示されているが、それだけでは十分ではない場合がある。
近年、腸内細菌と脳の働きが互いに影響し合う「腸‐脳相関」が注目されている。脳卒中により腸内細菌のバランスが崩れ、炎症や回復の遅れにつながる可能性が指摘されており、腸内環境を整えるプロバイオティクスにより回復が促される可能性がある。
しかし、運動とプロバイオティクスを組み合わせた場合の効果はこれまで十分に調べられていなかった。そこで、両者を併用することでより大きな改善効果が得られるかをくわしくしらべてみたそうな。
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