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2025年11月26日

ロングコビッドの正体は「溶けない血栓」か――スパイクタンパクと脳卒中リスク

2025  10月  フランス


COVID-19が治ったあとも、だるさ、息切れ、頭がぼんやりするなどの症状が長く続く人が多く報告されている。これがいわゆるLong COVIDである。

しかし症状がなぜ長期化するのかは明確になっていない。

そこで、Long COVID患者の血液に、ごく小さな血栓(microclots)が大量に存在する可能性に注目し、それが症状の原因になっているかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年4月12日

脳卒中による失禁は『サリエンスネットワーク』の故障だった!? 最新fMRI研究が暴いた脳の盲点

2025  4月  アメリカ


脳卒中後の尿失禁は、患者の生活の質を大きく損なうにもかかわらず、その神経メカニズムは十分に解明されていない。

従来、膀胱の勝手な収縮(抑制不能な排尿)が原因とされてきたが、脳がどのようにこの現象に関与しているのかは不明な点が多かった。

そこで、意識的な排尿と無意識的な排尿における脳活動の違いを明らかにすることで、尿失禁の背景にある神経回路をくわしくしらべてみたそうな。

2024年7月23日

衝撃の発見!左側空間無視の本当の原因は時間的注意の遅延だった

2024  7月  イタリア


左側空間無視は、右脳卒中患者によく見られる症状で、視覚的注意を左側に向けることが困難になる状態を指す。

これにより、患者は左側の物体や出来事を見逃しやすくなる。

従来の研究では、左側空間無視の原因が主に空間的注意の不均衡にあるとされてきたが、最近の研究は非空間的な注意障害も関与している可能性を示唆している。

そこで、左側空間無視患者の時間的注意のエンゲージメント能力を検討し、その関連性をくわしくしらべてみたそうな。

2024年6月4日

降圧治療で3ヶ月余命は延びるが認知症リスクが増加!

2024  5月  アメリカ


認知症を患う成人の数は増加傾向にあるため、社会的な優先課題となっている。

この増加傾向は、集団レベルでの血圧管理の改善によって部分的に緩和される可能性がある。

そこで、集団レベルでの血圧管理を厳格化することが、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)イベントおよび認知症の発生にどのような影響を与えるかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年6月1日

COVID-19ワクチン接種後、日本人男性を襲った悲劇:可逆性脳血管攣縮症候群による急変

2024  4月  日本


コロナウイルス感染症(COVID-19)のmRNAワクチンは、頭痛や発熱などの副作用を示すことがある。

まれに可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)により重篤な頭痛を引き起こすことが報告されているがその病態はよくわかっていない。

日本人男性がワクチン接種直後にRCVSを起こし死亡した事例があったそうな。

2024年3月30日

予想を裏切るちから—なぜ麻痺した手が驚くほど強く握るのか?

2024  3月  日本


脳卒中後の上肢、特に手や指の動きに影響を及ぼす運動麻痺と感覚障害は、日常生活活動の大幅な低下と生活の質の低下につながる。

手の器用さは、フォークを使う、ボタンを留める、ドアハンドルを開けるなどの道具を操作するために必要不可欠であるが、多くの患者は軽度の運動麻痺があっても、筋力の低下だけでなく、力の発揮に必要な調整や制御が不十分であるために手の機能が限定される。

正確かつ精密な握り動作は、空間的および時間的な領域で感覚フィードバックを通して運動命令を組織するプロセスである。

しかし、脳卒中による神経学的障害は、物体を握る際の握力制御が過剰になる傾向があり、これは運動麻痺だけでなく、感覚障害にも起因する可能性がある。

そこで、慢性脳卒中患者の握力制御の特性を、静的および動的な側面からくわしくしらべてみたそうな。

2024年1月19日

首の太さが暴く、脳梗塞死亡リスク!

2024  1月  中国


頚部周囲径(NC)と頚部対身長比(NHR)が、脳卒中をふくむ心血管疾患(CVD)死亡率と関連するかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2023年6月28日

脳卒中と腸内細菌叢:20年の研究から見えた真実

2023  6月  中国


脳卒中と腸内細菌叢との関係について、過去20年間の研究から、キーワード、注目のテーマ、今後の動向についてレビューしてみたそうな。

2022年12月13日

コロワク済みだと脳梗塞からの回復が良い理由

2022  11月  イタリア


COVID-19ワクチンが脳梗塞患者の転帰に影響するかどうかはあきらかになっていないので、接種済みの患者と接種していない患者の記録をくらべてみたそうな。

2021年7月3日

36歳女性ワクチン後に脳の血栓から左腕麻痺そして死亡

2021  6月  サウジアラビア


従来、ワクチン開発はいくつもの臨床試験を経て進められ、完成までにかなりの時間を要するものであった。

しかし、COVID-19でのワクチン開発は、かつてないほどのスピードで進められ使用に至った。

さらにRNAやDNAワクチンなどのあらたな技術が初めて使用されてもいる。

コロナワクチンの初回投与後に発症した、血栓性血小板減少症の致命的な症例があったそうな。

2020年5月5日

脳卒中後の性機能障害の治療:コクランレビュー


Interventions for sexual dysfunction following stroke
2020  5月  オーストラリア

脳卒中後の性機能障害はめずらしくないが、おおくは見過ごされてきた。
しかし性機能障害に対する認識が高まっているため、エビデンスのある治療法が求められている。

そこで、脳卒中後の性機能障害を軽減するための介入の有効性と有害事象についてこれまでの研究のシステマティックレビューをこころみたそうな。

2019年12月30日

勃起不全はCHA2DS2-VAScスコアでわかる


The association between CHA2DS2-VASc score and erectile dysfunction- a cross-sectional study
2019  12月  トルコ
勃起不全(erectile dysfunction:ED)は性交中に勃起状態を維持できないことを意味し、成人男性の18-40%に見られるという。

EDには複合的な要因がからんでいる。全身性の疾患の反映とも考えられ、脳卒中など心血管疾患との関連もおおく報告されている。

CHA2DS2-VAScスコアは心房細動による塞栓性脳卒中の予防目的でつくられた評価スキームであり、心不全(C)、高血圧(H)、年齢75以上(A)、糖尿病(D)、脳卒中歴(S)、血管疾患(Va)、年齢65-74(A)、性別(S)を表す。

これらの要素はいずれも血管内皮機能障害と関連が深い。そこで、CHA2DS2-VAScスコアがED予測に使えるものかくわしくしらべてみたそうな。

2019年6月3日

脳卒中後うつへの鍼治療の効果


The effectiveness of acupuncture therapy in patients with post-stroke depression- An updated meta-analysis of randomized controlled trials
2019  5月  中国

脳卒中後のうつは患者の29-35%にみられ、社会活動 認知機能 リハビリテーションや死亡率にも影響するという。

たいさくとして心理療法や薬物治療が考えられるが、たとえば抗うつ薬には目のかすみ 閉尿 性機能不全 ふるえ 低血圧 不眠 などの副作用がある。

いっぽう鍼をつかえば副作用のしんぱいはほとんどない。

これまで脳卒中後うつへの鍼治療研究のメタアナリシスは、2010年までの15の研究についてのものが最新で このときは鍼治療の効果は確認できなかった。

そこで、2010以降の研究についてあらたにメタアナリシスをおこなってみたそうな。

2018年8月10日

性機能不全 脳卒中とほかの神経疾患


Everything you always wanted to know about sex and Neurology- neurological disability and sexuality
2018  7月  アルゼンチン

慢性的な神経疾患は性機能不全をもたらすことがある。

性機能不全の理由として、脳皮質や神経路への直接のダメージ、筋萎縮や痙縮といった体の変化、うつ 自尊心の低下といった心理社会的要因、が考えられる。

そこで脳卒中のほか いくつかの代表的な神経疾患について性機能不全の割合と重症度をしらべてみたそうな。


発症から1年以上経つ患者で 筋萎縮性側索硬化症(ALS)9人、多発性硬化症(MS)12人、パーキンソン病(PD)13人、脳卒中(CVDs)9人と健常者29人について、

男性は国際勃起機能スコア(International Index of Erectile Function)
女性は 女性性機能指数(Female Sexual Function Index)
をもちいて評価 比較したところ、


次のことがわかった。

・平均年齢は54で、性機能不全は患者の77.5%に、健常者の22.5%にみられた。

・身体障害と性機能不全にあきらかな関連がみられた。

・パーキンソン病では全員が性機能不全で、多発性硬化症はほぼ健常者レベル、

・脳卒中患者では併存疾患とその治療内容が性機能不全に関係していた。

性機能不全は患者の身体障害レベルと関連があった、


というおはなし。
図:神経疾患別の性機能不全重症度割合

感想:

そうそうたる難病たちとならべていただいて光栄だ。

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2018年6月8日

性的にやる気がなくなる降圧薬の種類がわかった


Risk Factors, Depression, and Drugs Influencing Sexual Activity in Individuals With and Without Stroke
2018  5月  アメリカ

脳卒中患者のおおくは性的活動頻度の低下や性機能不全を経験するという。

アメリカ全国健康栄養調査をつかって心血管要因と性的活動レベルとの関連をくわしくしらべてみたそうな。


40-59歳の3649人について脳卒中経験の有無と使用薬、性的活動について調査し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・使用する薬の種類がおおく喫煙習慣があると性的活動頻度が低かった。

・脳卒中経験のある者も性的活動頻度があきらかに低かった。

・特に アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害タイプの降圧薬やスタチンの使用者で性的活動頻度が低かった。

脳卒中経験者の性的活動頻度はあきらかに低く、とくにACE阻害薬やスタチン使用者で顕著だった、


というおはなし。
図:脳卒中経験と性的活動頻度

感想:

その種のもんだいがまったくないと謳われてきたARB(アンジオテンシンII受容体拮抗)タイプの降圧薬でもかなり性欲減退したんだって。

2018年1月3日

くも膜下出血で回復良好だった患者の性機能について


Sexual Dysfunction after Good-Grade Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage.
2017  12月  スイス

回復が良かったくも膜下出血患者の性的機能についてしらべてみたそうな。


くも膜下出血でグラスゴーアウトカムスケールが4-5で回復が良かった女性19人と男性14人について匿名アンケート調査したところ、


次のことがわかった。
・31.3%の患者がくも膜下出血後にセックスの楽しみが低下したと報告していた。

・女性性機能インデックス(FSFI:female sexual function index)によると女性の47.4%が性機能不全に該当した。

・そして女性19人全員が不感症を訴えていた。

・国際勃起機能スコア(IIEF:International Index of Erectile Function)によると男性の50%が勃起不全に該当した。

・くも膜下出血の重症度でWFNSグレード2の患者は1にくらべあきらかに性機能低下の報告が多かった。

くも膜下出血で回復良好だった患者でも性機能不全はありふれたことだった、


というおはなし。

図:性別

感想:

くも膜下出血患者は若くて元気なひとおおいから深刻だな。

2017年4月25日

脳のここをやられると勃起不全になる


Lesion mapping of stroke-related erectile dysfunction.
2017  4月  ドイツ

急性脳梗塞により男性の性機能に障害(勃起不全)がおきることがある。

勃起不全のおきやすい脳の病変位置をしらべてみたそうな。


平均年齢60、52人の脳梗塞患者についてアンケートから勃起機能スコアをとり、脳の断層画像上の変化との関連を "voxel-based lesion mapping"法で解析したところ、


次のことがわかった。
・61.5%の患者が脳卒中後に勃起不全になった。

・脳卒中前後での勃起低下度は年齢、脳卒中の重症度、梗塞体積によらなかった。

・関連の強い病変位置は、右脳の後頭頭頂と視床、左脳の島皮質および頭頂側頭だった。

脳卒中後の勃起不全は 右脳の後頭頭頂と 視覚と体性感覚を統合する視床、そして左脳の島皮質と 隣接し覚醒状態を司る頭頂側頭部に関連がつよかった、


というおはなし。

図:左脳の島皮質


感想:

ようするにエッチな妄想がはかどらなくなるから... ってことなのかな。

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2016年10月18日

脳卒中後のうつ不安とデフォルトモードネットワーク


Depression and anxiety symptoms are associated to disruption of default mode network in subacute ischemic stroke.
2016  10月  ブラジル

脳卒中後のうつや不安のメカニズムはよくわかっていない。

いっぽう安静時の脳活動でもあるデフォルトモードネットワーク(DMN)は感情プロセスに深く関わっているという。

そこで脳卒中後うつ不安患者のDMNとの関連を調べてみたそうな。


脳梗塞患者34人について、うつ、不安、認知機能の評価をおこなった。
安静時fMRIから各領域のDMN機能的接続性を評価し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・うつや不安の症状は 左下頭頂小葉と基底核についてのDMNの機能的接続性の高まりとつよい関連があった。

・特にうつ症状は左下頭頂小葉の機能的接続性と関連し、

・不安症状は小脳、脳幹、右中前頭回と関連があった。

脳卒中後のうつや不安は 脳の特定の損傷位置が原因というよりはネットワークの機能不全によるものかもしれない、


というおはなし。

図:デフォルトモードネットワークとうつ不安

感想:

DMNのリズムってものすごいゆっくりなんだよね、、
脳卒中患者のデフォルト・モード・ネットワークは…

2016年9月30日

性活動障害 脳卒中患者と健常者の比較


Sexual disorders in stroke patients compared with control subjects in Benin: A prospective study.
2016  9月  ベナン共和国

脳卒中により性器や性生活に障害が生じることがあるが これらの問題はなかなか表に出にくい。


23-72歳 発症から6ヶ月未満の脳卒中患者67人と同性同年齢の健常者67人について調査したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中は性活動障害の明らかなリスク要因で、健常者にくらべ性機能障害15倍、性的不活発5倍だった。

・男性の場合、勃起不全、射精障害(早漏、遅漏)で、

・女性は 性欲障害、性的興奮障害、腟乾燥、不感症、性交疼痛 だった。

・降圧薬や抗血小板薬の使用がこれらの問題に関連していた。

脳卒中患者の性活動障害は珍しくないのでQoL改善のため適切な対応が必要だろう、


というおはなし。

図:性機能障害 脳卒中患者の

感想:

このテーマ 関心高いわりには くわしい論文めったに出会わない。

2013年11月27日

脳卒中後の性機能障害について


Sexual dysfunction in Nigerian stroke survivors.
2013  9月  ナイジェリア

脳卒中経験者の性機能障害について調べてみたそうな。


77人の脳卒中経験者(男性66人、女性17人)にアンケート調査した結果、


次のようになった。

・平均年齢は55、そのほとんど(95%)が性機能障害を報告していた。

・70%以上が性欲の減退、性交頻度の低下であり、

・60%以上で勃起、射精、オーガスムに問題を抱えていた。

・勃起不全者の多くは そうでない者に比べ非常に高齢だった。

・ウツやQOLが性機能障害に影響を与えていた。


ナイジェリアの脳卒中経験者にとって性機能障害はごくあたりまえのことだった。その多くは心理的要因によるものと考えられた、


というおはなし。

写真:ナイジェリア人



感想:

ナイジェリアは人口爆発起きてるし、きっと日常性活レベルが高いんだろな...


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