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2025年7月20日

FASTは危険? ―“助かるはずの命”を奪う医療の落とし穴

2025  7月  アメリカ


軽い脳梗塞(NIHSSスコアが5以下)に対して「tPA(静注血栓溶解薬)」を使うべきかどうかは、これまでずっと議論されてきた。

症状が軽い場合、本当にこの治療が必要なのか、安全なのか、医師の間でも意見が分かれている。特に、軽症例にtPAを使っても、本当に良くなるのかははっきりしていなかった。

そこで軽症の患者だけを対象としたRCT(ランダム化比較試験)にしぼって、tPAの効果とリスクをくわしくしらべてみたそうな。

2022年9月7日

騒音と脳卒中のメタアナリシス

2022  9月  中国


騒音への暴露は、心血管系ヘルスにとって重要な意味を持ち公衆衛生上の課題でもある。

しかし騒音暴露と脳卒中リスクとの関連については依然として議論の余地があるので、メタアナリシスをこころみたそうな。

2022年6月1日

警察官と消防士の脳卒中リスク

2022  6月  韓国


警察官や消防士は不安などのメンタルストレスのほかに騒音や煙、睡眠の中断といった概日リズム変動にもさらされている。

これらは脳卒中など心血管疾患のリスク因子でもあることから、一般の公務員にくらべてどの程度リスクが高いものかくわしくしらべてみたそうな。

2019年7月20日

風力発電で脳卒中がふえる?


Association Between Long-Term Exposure to Wind Turbine Noise and the Risk of Stroke- Data From the Danish Nurse Cohort
2019  7月  デンマーク

交通(自動車、鉄道、飛行機)ノイズが高齢者の脳卒中リスク要因であることがわかっている。

ノイズによるストレスが全身によわい炎症反応をひきおこし最終的にコルチゾールが心房筋細胞に影響して脳卒中にいたるとも 考えられている。

風力発電ノイズ(wind turbine noise)についても同様の影響が予想されるが、これまで調査は1件しかなくサンプル数もすくない。

デンマークは2016時点で総電力の37.6%を風力でまかなっており2021までに50%超えを目指している。

さらに国民の12%が風力発電機から6キロ以内に居住していて、風力発電ノイズの健康への影響が関心の的になっている。

そこで 風力発電ノイズと脳卒中との関連を大規模にしらべてみたそうな。



デンマークの44歳以上の女性看護師23912人をおよそ20年間フォローした調査記録をもちいて、

風力発電ノイズ、交通ノイズ、大気汚染と脳卒中の発生との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・この間に1097の脳卒中がおきた。

・調査開始の1982年、居住地から6キロ以内に1基以上の風力発電機のある者は10.3%で、2013年には13.3%になっていた。

・風力発電ノイズのおおきさの平均は26.3dBだった。

・風力発電ノイズへの暴露期間を考慮しても脳卒中発生率とのあいだに関連はみられなかった。

風力発電ノイズへの長期暴露と脳卒中との関連は確認できなかった、


というおはなし。

図:風力発電



感想:

コペンハーゲン大学、国策に反するような結論はだせんわな。

福島医大ですら甲状腺がんふえても因果関係みとめないし、、
飛行機の騒音と脳卒中

交通騒音で頸動脈壁が厚くなるは本当か

交通騒音と脳卒中について

道路交通騒音と大気汚染 脳卒中的にどっちが深刻なのか

空港の近所に住んでいると脳卒中になりやすい

2019年5月20日

飛行機の騒音と脳卒中


Aircraft Noise and the Risk of Stroke
2019  4月  ドイツ

騒音による自律神経系へのストレスにより血圧やインスリン抵抗性、睡眠への障害が考えられる。

ドイツでは日中の騒音規制レベルを55dB未満、夜は45dB未満としている。

騒音と虚血性心疾患との関連はあきらかになっているが脳卒中についてはよくわかっていない。

そこで航空機の騒音について脳卒中との関連をしらべるべく、初のシステマティックレビューをこころみたそうな。



騒音レベルを 日中、夕方+5dB、夜間+10dB と重み付け平均した day–evening–night noiselevels:LDEN とし、

これまでの関係する研究論文を厳選してデータを統合 再解析した。



次のことがわかった。

・9の研究がみつかった。LDENが10dBあがるごとに脳卒中リスクが1.013倍(1.3%の上昇)になった。

・しかしこれらの研究は、脳梗塞や脳出血の区別がなく、騒音推定方法もまちまちで、質が高いとは言えなかった。

・さらに最大騒音値での評価がなかったため影響が過小評価されている可能性が残った。

航空機騒音と脳卒中リスクの関連がみられたが、統計学的有意なほどではなかった、


というおはなし。

図:飛行機騒音

感想:

ちょうどこの記事↓をみた直後だったので関心をもった。
「どうにかしてほしい」市民から悲鳴 普天間飛行場で過去最高の124・5デシベル 人間の聴力の限界に迫る騒音

2017年9月18日

脳卒中の回復に本当に適した運動強度とは


Effects of High- Versus Moderate-Intensity Training on Neuroplasticity and Functional Recovery After Focal Ischemia
2017  9月  フランス

脳卒中からの回復には中強度の有酸素運動(MOD)が適しているとおおくの実験が示しているいっぽう、その効果は今ひとつである。

高強度のインターバルトレーニング(HIT)がより効果的であるという報告があるので動物で実験してみたそうな。

2016年10月15日

交通騒音で頸動脈壁が厚くなるは本当か


Associations of night-time road traffic noise with carotid intima-media thickness and blood pressure: The Whitehall II and SABRE study cohorts.
2016  10月  イギリス

交通騒音と脳卒中は関連があるといわれている。そこで、脳卒中のリスク要因でもある頸動脈壁の厚さと交通騒音との関連を調べてみたそうな。


ロンドンの住人を調査した先行する2つの研究から 頸動脈内膜中膜厚と血圧のわかる2592人のデータを抽出した。
交通騒音データは住民の郵便番号レベルで取得し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・夜間の平均交通騒音は52dBAだった。

・大気汚染レベルや地域の貧困度などを考慮にいれても、夜間交通騒音が10dBA高くなるごとに頸動脈内膜中膜が9.1μm厚くなった。

・夜間交通騒音55bBA未満の住人に比べ55-60dBAでは16.2μm厚く、60dBAより高いと21.2μm厚かった。

・これらの関連は抗高血圧薬を使っていない者でのみ見られた。

・血圧との関連は確認できなかった。

大気汚染等を考慮に入れても 夜間交通騒音と頸動脈内膜中膜厚との関連が抗高血圧薬の非使用者で確認できた、


というおはなし。
図:頸動脈内膜中膜厚と夜間交通騒音

感想:

これ↓思い出した。
道路交通騒音と大気汚染 脳卒中的にどっちが深刻なのか

空港の近所に住んでいると脳卒中になりやすい

2015年6月29日

交通騒音と脳卒中について


Road traffic noise is associated with increased cardiovascular morbidity and mortality and all-cause mortality in London.
2015  6月  イギリス

道路交通騒音と脳卒中との関連を調べたそうな。


2003-2010のロンドンの住民860万人について、日中と夜間の道路交通騒音レベル、脳卒中での入院件数、死亡者数を小エリア毎に集計し 関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・日中の道路交通騒音が高い(>60dB)エリアでは騒音の低い(<55dB)エリアに比べ脳卒中の入院リスクが5%上昇し、特に高齢者では9%高かった。

・夜間の騒音では高齢者のみ入院リスクが上がった。

・日中の騒音は総死亡率とも若干 関連した。


道路交通騒音への長期の曝露は 脳卒中リスクと若干の死亡率上昇と関連があり 特に高齢者で明らかだった、


というおはなし。
騒音地域日中の騒音エリア

感想:

これ↓思い出した。
道路交通騒音と大気汚染 脳卒中的にどっちが深刻なのか

2014年9月26日

脳卒中を経験した子供の聴覚機能は、、


Central auditory processing outcome after stroke in children.
2014  9月  ブラジル

子供の脳卒中が聴覚機能に及ぼす影響を調べてみたそうな。


脳卒中を経験したことのある7-15歳の23人(男性13人)について、

騒音の中から言葉を聴きとるテストや
両耳から同時に入った数字を聴き分けるテストなど計5種類の聴覚検査を行った。

年齢、性別の一致する健常者で同じ検査を行い比較した。

また、脳の損傷部位との関連も調べた。


次のことがわかった。

・騒音下に単語を聴きとる聴覚補完機能は健常者と同レベルだった。

・しかし選択的注意を要する聴覚能力に著しく欠けていた。


脳卒中を経験したほとんどの子供がなんらかの聴覚障害を示していた。この障害の程度は損傷した脳半球の違いに依らなかった、


というおはなし。



感想:

大人なら失語症になりかねない状況でも、子供は可塑性が半端ないため脳半球を切り替えて適応してしまった。
そういうことかな。

2014年6月12日

道路交通騒音と大気汚染 脳卒中的にどっちが深刻なのか


Combined effects of road traffic noise and ambient air pollution in relation to risk for stroke?
2014  6月  デンマーク

道路交通騒音と大気汚染はいずれも脳卒中リスクであると言われている。

そこで両方を一緒に浴びた時の脳卒中リスクについて調べてみたそうな。


年齢50-64の57053人の医療情報から1999件の脳卒中事例を抽出した。

平均11年間さかのぼって彼らの住所の変遷を追跡し、交通騒音および大気汚染被曝歴を推定し関連を解析したところ、


次のようになった。

・発症直前の住環境での二酸化窒素が平均より10μg/m3または交通騒音が10dB高いと脳梗塞リスクが10%以上高かった。

・同時曝露の場合、脳梗塞に関連するのは主に交通騒音だった。

・両者ともに高レベル曝露の場合 関連はもっとも強く、脳梗塞リスクは28%増しになった。

・致命的な脳卒中は大気汚染とのみ関連があり、交通騒音との関連は見られなかった。


道路交通騒音は脳梗塞と関連し、致命的な脳卒中は大気汚染レベルとのみ関連があった。両方を一緒に浴びた時の影響も確認できた、


というおはなし。

道路交通騒音


感想:

わかりにくい。

軽い脳梗塞は騒音ストレス程度で発生するが、命を奪うほどの影響はない。ほんとにヤバイのは大気汚染をじっくり経験したのちの脳出血や脳梗塞である、ってことかな。

2013年10月13日

空港の近所に住んでいると脳卒中になりやすい


Aircraft noise and cardiovascular disease near Heathrow airport in London: small area study.
2013  10月  イギリス

航空機の騒音と脳卒中リスクとの関連を調べたそうな。


ロンドンヒースロー空港周辺360万の地区住人を対象として入院率、死亡率等を解析したところ、


次のようになった。

・日中および夜間の航空機騒音が激しくなるにつれて、発症リスクも上昇した。

・日中の騒音レベルがもっとも高いエリアでは、もっとも低いエリアの住人にくらべ脳卒中リスクが1.24倍だった。

・日中騒音と夜間騒音のどちらがより影響するのかはわからなかった。

航空機騒音の激しい地区に住んでいると脳卒中になりやすいことがわかった、


というおはなし。

2013年9月4日

職場騒音と脳卒中との関係について


Occupational Noise Exposure and the Risk of Stroke.
2013  8月  デンマーク

60デシベル未満の交通騒音は脳卒中リスクと関連がある。
そこで、80-86デシベルの職場騒音との関連を調べてみたそうな。


工業労働者116568人と金融関連労働者47679人の職場騒音環境と脳卒中の発生を2001-2007追跡調査した結果、


次のようになった。

・981人の脳卒中患者が発生した。

・工業労働者は金融関連労働者にくらべ脳卒中リスクが27%高かった。

・工業労働環境の騒音の大きさ、騒音持続時間は脳卒中リスクと関連はなかった。


職場騒音と脳卒中との関連は見られなかった。工業労働者のリスク上昇は生活スタイルの違いによるものと考えられる、

というおはなし。




感想:

音源が飯のタネになるかどうかが重要ってこと。

脳の解釈次第で騒音は脳卒中リスクにもなるし癒やしにもなる。


2011年10月22日

騒々しい場所に長く居ると脳卒中になりやすい


Exposure to workplace noise and the risk of cardiovascular disease events and mortality among older adults.
2011  10月  オーストラリア


騒音の多い環境と脳卒中との関連を調べたそうな。


2942人の被験者について

職場の騒音状況、心血管系疾患等についての調査を行った。



激しい騒音に 1-5年ほど曝されているひとは、

脳卒中になる危険性および死亡率が

騒音の無い環境のひとに比べ非常に高かった、


というおはなし。




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