元2025 5月 アメリカ
脳卒中後の上肢麻痺は多くの患者に残存し、生活の質を著しく低下させる。発症から年単位を経過した慢性期の患者では、改善が困難とされてきた。
リハビリテーション単独での効果は限られており、神経可塑性を高める新たな介入が求められている。
動物研究や予備的臨床研究により、迷走神経刺激(VNS)と運動を組み合わせることで脳の回路が再構築される可能性が示唆されいるので、くわしくしらべてみたそうな。
元2025 5月 アメリカ
元2025 2月 アメリカ
元2025 1月 イタリア
元2021 4月 イギリス
元2020 6月 イギリス
元
Transcutaneous Auricular Vagus Nerve Stimulation with Upper Limb Repetitive Task Practice May Improve Sensory Recovery in Chronic Stroke
2019 9月 イギリス
・12人中11人に感覚障害があり、そのうち64%で感覚の回復が見られた。(固有感覚が6人、触覚が2人、両方が1人)耳の迷走神経への経皮的電気刺激にくわえた上肢繰り返し訓練で 慢性期脳卒中患者の感覚が回復できるのかも、、、
・運動機能がもっとも回復した患者で感覚も もっとも大きい3ポイントの回復が見られた。
手術のいらない迷走神経刺激リハビリの効き目
耳への電気刺激で脳が回復するという根拠について
元
Noninvasive Vagus Nerve Stimulation Prevents Ruptures and Improves Outcomes in a Model of Intracranial Aneurysm in Mice
2019 4月 日本
・軽症高血圧では破裂率は29% vs. 80%でVNSが非常に低かった。
・くも膜下出血の重症度もまたVNSが低かった。
・重症高血圧では破裂率は77% vs. 85% でいずれも高かった。
・しかし生存日数の中央値は 13日 vs. 6日と、あきらかにVNSが長く、くも膜下出血の重症度によらなかった。
・VNSを継続することにより脳動脈瘤の発生要因の1つと考えられるタンパク質分解酵素MMP-9の発現がFNSよりも減少していた。
Stroke誌:高齢重症くも膜下出血を手術する理由?
Stroke誌:クモ膜下出血で手術をしなかったときの死亡率
元
Vagal Nerve Stimulation Encouraging in Stroke Rehab
2015 2月 イギリス
・深刻な有害事象は起きなかった。
・迷走神経刺激グループで上肢機能の有意な向上が見られた。

元
Vagus Nerve Stimulation Delivered During Motor Rehabilitation Improves Recovery in a Rat Model of Stroke.
2014 2月 アメリカ
・脳虚血によりすべてのネズミが上肢の明らかな運動機能障害を示した。
・迷走神経刺激中のリハビリグループで上肢機能が完全回復した。
・リハビリのみグループでは完全回復できなかった。
・リハビリ後に迷走神経刺激グループも十分な回復を得られなかった。