元2021 4月 イギリス
脳卒中による長期にわたる上肢の機能低下は一般的であり、迷走神経刺激と組み合わせることで改善する可能性が報告されている。
これが効果的な治療法になりうるかどうか、三重盲検のランダム化比較試験でくわしくしらべてみたそうな。
元2021 4月 イギリス
元
Transcutaneous Vagus Nerve Stimulation Combined with Robotic Rehabilitation Improves Upper Limb Function after Stroke.
2017 12月 イタリア
・有害事象はなかった。
・リアル迷走神経刺激グループであきらかに上肢機能スコア改善度がすぐれていた。
元2023 11月 中国
元
The timing and amount of vagus nerve stimulation during rehabilitative training affect poststroke recovery of forelimb strength.
2014 5月 アメリカ
・リハビリ訓練の2時間後に迷走神経刺激したグループはリハビリ訓練中に迷走神経刺激したグループよりも回復度が非常に低かった。
・また、リハビリ訓練中に迷走神経刺激を何倍も多く行ったグループも回復度が低かった。
・迷走神経刺激の代わりにリハビリ訓練を延長したグループに比べると、迷走神経刺激を遅らせたり多くしたりしたグループの方が回復度は高かった。
・しかしリハビリ訓練中の運動に合わせて行われる迷走神経刺激での回復度には及ばなかった。
迷走神経を刺激しながらリハビリするとすっごく回復するらしい
元2022 11月 トルコ
元
Vagus Nerve Stimulation During Rehabilitative Training Improves Forelimb Recovery After Chronic Ischemic Stroke in Rats.
2015 11月 アメリカ
・迷走神経刺激を併行したグループで上肢機能回復が著しかった。
・その筋力回復度は86%で、迷走神経刺激なしグループでは47%、2時間後グループでは42%だった。
・効果の持続性も刺激併行グループで優れていた。
迷走神経を刺激したら慢性期で重度麻痺の手が動くようになった
迷走神経刺激は脳内出血リハビリにもイイのか
上肢リハビリに効く迷走神経刺激のタイミングと量について
迷走神経を刺激しながらリハビリするとすっごく回復するらしい
元
Vagus Nerve Stimulation During Rehabilitative Training Improves Functional Recovery After Intracerebral Hemorrhage.
2014 8月 アメリカ
・迷走神経刺激をしたグループで、前肢の運動機能がおおきく改善した。
・機能回復度は、迷走神経神経刺激ありグループでは77%、なしグループでは29%だった。
・この改善は刺激終了後にも持続した。
・両グループ共に訓練量は変わらず 病変の大きさにも差がでなかった。
上肢リハビリに効く迷走神経刺激のタイミングと量について
迷走神経を刺激しながらリハビリするとすっごく回復するらしい
元
Vagal Nerve Stimulation Improves Arm Function After Stroke
2017 2月 イギリス
・6週間の訓練直後はグループ間で上肢機能に有意な差はなかったが、
・さらに90日後、迷走神経刺激グループで上肢Fugl-Meyerスコアが9.5ポイント向上した。偽刺激グループは3.8ポイントの向上だった。
・これは劇的といっていいほどの改善度だった。
・迷走神経刺激により脳幹から分泌されるノルエピネフリン、アセチルコリンが訓練動作と相まってうまく働いていると考えられた。
・手術にともなういくつかの有害事象(感染症、麻痺など)があった。
・こんご 患者120人での臨床試験を計画中である。
元
Vagus Nerve Stimulation Delivered During Motor Rehabilitation Improves Recovery in a Rat Model of Stroke.
2014 2月 アメリカ
・脳虚血によりすべてのネズミが上肢の明らかな運動機能障害を示した。
・迷走神経刺激中のリハビリグループで上肢機能が完全回復した。
・リハビリのみグループでは完全回復できなかった。
・リハビリ後に迷走神経刺激グループも十分な回復を得られなかった。
元
Vagal Nerve Stimulation Encouraging in Stroke Rehab
2015 2月 イギリス
・深刻な有害事象は起きなかった。
・迷走神経刺激グループで上肢機能の有意な向上が見られた。

元
Vagus Nerve Stimulation Paired With Upper Limb Rehabilitation After Chronic Stroke
2018 9月 アメリカ
・埋め込み手術の際の有害事象が3件あった。
・上肢機能は最終的に、実験グループで9.5ポイント、比較グループで3.8ポイント改善した。
・FMA-UEスコアが6ポイント以上改善した患者の割合は、実験グループで88%、比較グループでは33%だった。
・実験終了後に比較グループにも電気を流し再訓練した結果、実験グループと同様の改善が見られた。
元
Noninvasive Vagus Nerve Stimulation Prevents Ruptures and Improves Outcomes in a Model of Intracranial Aneurysm in Mice
2019 4月 日本
・軽症高血圧では破裂率は29% vs. 80%でVNSが非常に低かった。
・くも膜下出血の重症度もまたVNSが低かった。
・重症高血圧では破裂率は77% vs. 85% でいずれも高かった。
・しかし生存日数の中央値は 13日 vs. 6日と、あきらかにVNSが長く、くも膜下出血の重症度によらなかった。
・VNSを継続することにより脳動脈瘤の発生要因の1つと考えられるタンパク質分解酵素MMP-9の発現がFNSよりも減少していた。
Stroke誌:高齢重症くも膜下出血を手術する理由?
Stroke誌:クモ膜下出血で手術をしなかったときの死亡率
元2025 5月 アメリカ
元
Transcutaneous Auricular Vagus Nerve Stimulation with Upper Limb Repetitive Task Practice May Improve Sensory Recovery in Chronic Stroke
2019 9月 イギリス
・12人中11人に感覚障害があり、そのうち64%で感覚の回復が見られた。(固有感覚が6人、触覚が2人、両方が1人)耳の迷走神経への経皮的電気刺激にくわえた上肢繰り返し訓練で 慢性期脳卒中患者の感覚が回復できるのかも、、、
・運動機能がもっとも回復した患者で感覚も もっとも大きい3ポイントの回復が見られた。
手術のいらない迷走神経刺激リハビリの効き目
耳への電気刺激で脳が回復するという根拠について
元2020 6月 イギリス
元
Safety, Feasibility, and Efficacy of Vagus Nerve Stimulation Paired With Upper-Limb Rehabilitation After Ischemic Stroke
2015 12月 アメリカ
・深刻な有害事象は起きなかった。
・迷走神経刺激グループで上肢機能スコアが大きく改善した。
元
Auricular vagus nerve stimulation promotes functional recovery and enhances the post-ischemic angiogenic response in an ischemia/ reperfusion rat model.
2016 3月 中国
・偽刺激グループに比べ 迷走神経刺激グループの梗塞体積は明らかに小さく、
・運動機能も大きく改善した。
・梗塞周囲の虚血領域での細血管密度が上がり、
・神経成長を促す複数のタンパク質も増えていた。

元2023 6月 アメリカ
元2025 6月 アメリカ
元2025 1月 イタリア