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2011年1月16日

喫煙者は脳卒中で自殺したがっていることが判明


Drinking/smoking habits and knowledge regarding heavy drinking/ smoking as a risk factor of stroke among Japanese general population.
2010 10月 日本



過度の飲酒、喫煙の習慣と脳卒中の危険性についての
知識を人々に問うてみたそうな。


5500人あまりの日本人に尋ねてみたところ、


飲酒習慣のある者と無い者との間で お酒の害についての
知識には違いはなく、いずれもよく知らなかった。


一方喫煙習慣の有無では、

喫煙経験者の方がその危険性をよーくわきまえていた。




過度の飲酒が脳卒中の危険因子であることを
一般に周知させ、


喫煙経験者にはその脳卒中危険性を訴えるのとは別の方法で
習慣を変えるよう促すことが必要である、

というはなし。




この調査により、
喫煙者は危険承知でそうしていることがわかったのだから、

自殺未遂で死にかけた人と同様に、

喫煙者には医療保険が使えないようにすればいいのに、と思う。

2011年1月15日

抗うつ薬が片麻痺にも効くって本当ですか?


・Fluoxetine for motor recovery after acute ischaemic stroke (FLAME): a randomised placebo-controlled trial.
・Prozac shows promise in recovery from stroke
2011 1月 フランス




脳梗塞直後の患者への
抗うつ薬:フルオキセチン(商品名 プロザック)
の投与が運動機能の回復に効果があるかどうかを調べたそうな。


118名の脳梗塞で片麻痺の患者に、
発症後10日以内にフルオキセチンまたは偽薬の投与を始め、
3ヶ月間継続した。



偽薬グループではその回復の程度が24ポイントであったのに対し、
フルオキセチンのグループでは34ポイントとなり
圧倒的に良い成績を収めた。



フルオキセチングループには自立できた患者が多く、
うつ患者も少なかった。
また、副作用も大したことのないものばかりだった。



通常、脳卒中後には うつ になることが多いので
あらかじめ抗うつ薬を投与することで
うつ対策 と運動機能の回復ができるのであれば一石二鳥、

というはなし。

プロザックで脳卒中回復?


抗うつ薬で自殺率増加、なんて話もよく耳にするので
こういう治療法はあまり歓迎したくない気持ち。

2011年1月14日

【残念】CI療法にはまったく効果の無いことが判明


Constraint-induced movement therapy in stroke patients: systematic review and meta-analysis.
2010 12月 イタリア



CI療法はこれまで 脳卒中患者の麻痺した上肢機能を
改善させる効果のある治療法として総括されてきた。


最新の研究成果を加えて 改めて、CI療法の効果について
検証してみたそうな。



信頼の置けそうな研究のみを厳選し、
新たに4つの研究成果を加え合計18件の内容を調べ直した。



その結果、
CI療法は上肢麻痺の改善と運動機能向上の
いずれについても効果がないことがわかった。




ほとんどの研究が規模の小さい偏りのある内容のため、
これまでの評判とは大きく食い違う残念な結果となった。


もっと大規模なちゃんとした研究をしないと
CI療法の信頼は得られないでしょう、

という内容。



あぁ 期待していたのに  ホント残念でならない… (ToT)

2011年1月13日

脳卒中で退院後、再び入院する割合とその原因は


Readmission after stroke in a hospital-based registry: Risk, etiologies, and risk factors.
2011 1月 台湾



脳卒中で入院した患者2600人あまりを対象に、
退院後1年間、再入院することになった時期、
原因について調査したそうな。

およそ3割の元患者が退院後1年以内に再入院
することとなった。

その原因は主に、

・感染症が28%
・脳卒中の再発が18%
・心疾患が10%

であった。





再発率18% って、やっぱりそのくらいなのかな。

2011年1月12日

FASTキャンペーン うまくいっている例


Stroke admissions jump after FAST campaign
2011 1月 アイルランド



脳卒中の初期症状を人々に周知させ、
迅速な救命救急対応を促すためのFASTキャンペーンは
案外知られていない。


一方
アイルランドではこのキャンペーンによって入院患者が激増し、
血栓溶解治療に間に合う患者も大いに増えたそうな。



これがキャンペーンビデオ

日本版はこちら

2011年1月11日

ぼくはrtACS、  rTMSさん tDCSさん 友達になってください


Non-invasive alternating current stimulation induces recovery from stroke.
2010 1月 ドイツ



rtACS:repetitive transorbital alternating current stimulation
(反復的経眼窩変動電流刺激法)

という頭に電流を流す新しい治療法があって、


tDCS のように頭に直接電極をつけて、

rTMSのように反復的に

かつ周期的(10-30ヘルツ)に電流を流す。


眼に閃光のようなものが見えるほどに刺激を与えるらしい。

Repetitive transorbital alternating current stimulation in optic neuropathy.




この方法によって、
慢性期脳卒中患者の運動、感覚、言語機能の回復が
著しく改善できた。


将来が有望、 というはなし。


rtACSで脳に刺激

2011年1月10日

万が一のことがあったら大変だ、いいから 急患は寝かせておけ

'Better wear out sheets than shoes': a survey of 202 stroke professionals' early mobilisation practices and concerns. 2011 1月 オーストラリア

脳卒中患者はできるだけ早くに歩行訓練を始めた方が その後の回復が良い、とする研究成果がある一方、
発症後24時間以内にベッドからたたき出して訓練を 始める超早期リハビリテーションの実施施設は未だ少ない。

一体なにが心配なのか、 医師、看護師、理学療法士など、その道のプロ200人に 尋ねてみたそうな。



その回答のほとんどは、 脳出血がひどくなることが心配、 というものであった、
というはなし。



じゃ 脳出血の心配のない脳梗塞患者に 適用すればいいじゃん、と思うけれど

とにかく事故を起こしたくない、 無難に退院させたい…

そういうことなんだと思う。

2011年1月9日

ビタミンDサプリ  さすが脳卒中経験者は手ごわい…


The effect of vitamin D replacement on markers of vascular health in stroke patients - A randomised controlled trial.
2010 12月 イギリス


血中ビタミンDレベルが低いと心血管系の病気になりやすいことが知られている。

そこで、

ビタミンDのサプリメントによって脳卒中経験者の血圧を下げる
ことができるかどうかを調べたそうな。




平均年令67、58人の脳卒中経験者について調べた結果、

血中ビタミンD濃度は上がったものの、血圧の改善にはつながらなかった

しかし、動脈硬化の程度を示す血管内皮機能検査の結果は改善していた、

という内容。

血管内皮機能検査
血管内皮機能検査

2011年1月8日

失語症に効くツボを刺激したら本当に脳が反応した


An fMRI study of acupuncture-induced brain activation of aphasia stroke patients.
2011 1月 中国



失語症患者への鍼灸の効果を
脳機能イメージング:fMRIで確認したそうな。

脳卒中による7人の失語症患者と14人の健常人について、

・言葉を思い浮かべる課題と組み合わせて
・失語治療に効くとされる SJ8 というツボに鍼を打つ
・さらにその鍼に電流を流す

などを行って、それぞれの脳活動域を調べた。


その結果、
各々の刺激により 病側脳を含めた広い範囲で
それらしい場所の働きが活発になることを確認できた。


この結果から、

脳卒中後の失語症治療への鍼灸の効果は
案外 期待が持てるものかもしれない、

という内容。


SJ8のツボは失語症に効く

とりあへずこの場所を指圧してみたらいいんじゃない?

2011年1月7日

日本人 脳梗塞 再発率とその特徴


Clinicoradiological features of recurrent ischemic stroke: healthcare for poststroke patients.
2010 7月 日本



脳梗塞患者の再発率について調べたそうな。

2007年に入院した374人の日本人脳梗塞患者について、

そのうち72人が再発患者(再発者率19%)であった。


彼ら(再発患者)の特徴は、

・65歳以上の高齢である。

・高血圧であることが多い。

・心血管系の病気も持っている。

・その多くは2年以内に再発している。

・半数以上は抗血小板薬やワルファリンをちゃんと飲んでいた。


とのこと。

2011年1月6日

両側上肢トレーニング vs CI療法 ← 脳機能イメージングで勝負


Brain Reorganization after Bilateral Arm Training and Distributed Constraint-induced Therapy in Stroke Patients: A Preliminary Functional Magnetic Resonance Imaging Study.
2010 11月 台湾



両側上肢トレーニングとCI療法は慢性期脳卒中患者の
上肢機能改善に効果的であると言われている。

その効果を脳機能イメージング技術fMRIを使って
確認したそうな。


6人の脳卒中患者について、
両側上肢トレーニング、CI療法に分けて3週間、
それを受けさせる。



各運動療法を受ける前と後とで特定の上肢運動に伴うfMRIを比較観察した。



その結果、

どちらの場合も、
治療後の脳の活動領域は両半球にわたり広く増加していた。


しかし、肘を動かす運動については

両側上肢トレーニングでは小脳に広く活動領域が現れる一方、

CI療法では小脳での働きが激減した。

CI療法のファンクショナルMRI
左:CI療法前、 右:CI療法後


どちらが良い悪いということではなく、

いずれの療法も脳の可塑性を促し かつ、

その療法独自の脳への働きかけが行われていること

を確認することができた世界初の例である、

という話。

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