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2011年3月12日

片麻痺は善悪の観念に大きく影響する


When Left Is "Right": Motor Fluency Shapes Abstract Concepts.
2011 3月 オランダ



人は自分の利き手側 つまり、
自由に動く腕の側の空間と

"善性"、 "実直さ" 

といった概念と結びつけて
考える傾向がある。


そして利き手と逆の側は "悪" になる。




脳卒中で左の片麻痺になった患者は
自身の右側を"善"とする。


右片麻痺になった場合には左利きの場合と同様、
左側を"善"と考える。



これらの仮定を実験によって確認することができた。



運動機能を通した経験が人の抽象概念に
影響を与える場合があることがわかった、

というおはなし。



なんとなくわかる気がする。

昨日M8.8の地震
今日原子炉爆発

2011年3月11日

1日一杯のコーヒーが脳梗塞を防ぐ. 但し、女性限定.


Coffee drinking linked to reduced stroke risk in women
2011 3月 スウェーデン




コーヒー消費量と脳卒中との関連を調べたそうな。


3万人以上の女性を10年あまり追跡した結果、

1日に1杯以上のコーヒーを飲む人は
全く飲まない人に比べ脳卒中になるリスクが25%ほど低下することがわかった。


1杯飲む人と5杯以上飲む人とでは違いはなかった。


この結果は
喫煙習慣や肥満、糖尿などの要因には影響されなかった。


調査対象のほとんどはカフェイン入のコーヒーを飲んでいた。


また、脳出血のデータは少なく、主に脳梗塞についての結果である。



コーヒーの消費と脳卒中リスクの低下に関する同様の
研究成果は近年増えつつある。



Coffee Consumption and Risk of Stroke in Women

2011年3月10日

脳卒中患者へのミュージックセラピー


Music Therapy and Stroke Rehabilitation
2011 3月 アメリカ  ブログ記事



脳卒中患者へ音楽療法を施すことで、
抑うつや不安を軽減することができる。

またやる気も出てリハビリテーションの成功につながる。



ヘルシンキ大学の研究では、
1日数時間の音楽を聴かせるだけで、
脳卒中からの回復が著しく早まることを確認できた。


脳卒中後に音楽を聴かせることによって、

言語記憶、注意力、認知機能などが
単にオーディオブックを聴くグループよりもはるかに改善され、

またその効果が長く持続することがわかった。





2011年3月9日

脳卒中後の運転適性検査の様子ビデオ in USA


Driving after a suffering a stroke
2011 3月 アメリカ



歩行能力の弱った脳卒中患者にとって
再び自動車運転ができるようになることは重要なテーマである。


自動車運転適性の有無を調べるために

・視野探索テスト
・道路標識と状況判断テスト
最新コンピュータ技術を用いたドライブシミュレーションテスト必見

を実施する。


そんな様子を映したビデオニュース(2分間)



2011年3月8日

上肢痙縮 : 薬を使うならボトックスが無難


Contemporary pharmacologic treatments for spasticity of the upper limb after stroke: a systematic review.
2010 12月 アメリカ




脳卒中後の上肢の痙縮を緩和するために有効な
薬剤治療を調べるため、過去の研究を総ざらいして
検証しなおしたそうな。



信用に足る54件の研究成果のうち、
51件がボツリヌストキシン(ボトックス)を用いたものであった。


他にはバクロフェン、チザニジンといった薬もあった。


ボツリヌス療法はとくに大きな副作用も無く、
上肢の痙縮を緩和することのできる薬剤として
現時点での無難な選択肢と言える、

というお話






なんとボトックスは多汗症治療にも用いられていた。

これだけ可愛ければ汗なんて気にならない。

2011年3月7日

『片麻痺治りますよ、抗うつ薬飲みましょうね』って言われたらどうする?


Effect of Antidepressants on the Course of Disability Following Stroke.
2011 2月 日本



脳卒中後に
フルオキセチン(プロザック)などの抗うつ薬を3ヶ月間与えたグループと
偽薬を与えたグループとで1年後の回復具合を比較したそうな。



期待通り 抗うつ薬を投与されたグループでは、
機能回復の程度が著しく優れていた。



この効果はうつ症状の有無に依らないようである。

抗うつ薬は脳卒中後の脳機能回復を促すなにかの
働きを担っているのかも知れない、

というおはなし。

図:抗うつ薬と脳卒中回復度

2011年3月6日

無呼吸症改善装置シーパップは脳卒中リハビリに有効


Influence of Continuous Positive Airway Pressure on Outcomes of Rehabilitation in Stroke Patients With Obstructive Sleep Apnea.
2011 3月 アメリカ




閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)を持つ脳卒中患者は
機能回復の程度が低いことが知られている。


そこで、
持続陽圧呼吸療法continuous positive airway pressureCPAP
により回復を促すことができるかどうか、を調べたそうな。


その結果、
CPAP(シーパップ)を併用することで、運動機能が改善することがわかった。
しかし認知機能については変化はなかった。


というおはなし。




CPAP(シーパップ)の仕組み

2011年3月5日

ガン抑制遺伝子が がんばりすぎると脳卒中予後が悪くなる

The human Tp53 Arg72Pro polymorphism explains different functional prognosis in stroke. 2011 2月 スペイン
Good gene type for cancer bad for stroke



脳梗塞や脳出血の血腫周辺の組織は血の巡りが 悪くなって壊死しかかっている。

この組織が生き残れる可能性は、 どうやら遺伝子レベルでの違いにも影響されていそうである。


p53という遺伝子は細胞がガン化しそうになると、 その細胞を自殺するように仕向ける働きがあり、 ガン抑制遺伝子として有名である。

このp53遺伝子が脳虚血で死にかけた細胞を 気を利かせて自殺させてしまうのではないかと考えられる。

そしてp53遺伝子のアミノ酸配列が通常のものとほんの少しだけ異なる場合、 脳卒中の予後が大きく変わることがわかってきた。

脳卒中の治療に際し、このDNA配列の僅かな違いを知ることができれば、 将来 より効果的な治療ができるようになるのではないか…

というおはなし。



アポトーシスとp53の働きビデオ

2011年3月4日

脳卒中後のセックスはいつからOK?   とりあえずこのビデオを観てくれ.


How Soon to Have Sex after a Stroke?(リンク切れ)
2011 3月 アメリカ
脳卒中後のパートナーとの性生活をどのように回復するべきかを
心理療法家のラピーニ先生が説明している。




代わりに↓
[セクシュアリティ]の関連記事リンク

2011年3月3日

慢性期脳卒中リハビリはボウエンセラピーにおまかせ


Improved motor function with Bowen therapy for rehabilitation in chronic stroke: a pilot study.
2011 3月 ニュージーランド



Bowen Therapy(ボウエンセラピー、ボーエンテクニック)
は大変効果があるらしいのだけれど、これまでちゃんとした調査結果がない。



慢性期脳卒中患者へのボウエンセラピーの効果について調べてみたそうな。



14人の患者に3ヶ月間、ボウエンセラピーを施した。


その結果、13人について運動機能の著しい改善がみられた。



ボウエンセラピーは慢性期脳卒中患者のリハビリに有効そうである。
さらなる調査研究が期待される、  というおはなし。









ボウエンセラピーを検索してみた。

身体全体をやさしーく指先でマッサージする治療法。

オーストラリアのボウエンさんが創始者。






ボウエンセラピーの風景


あまりに優しいタッチでかえって不安になる。

2011年3月2日

神経筋電気刺激NMESに期待


Electrical stimulation in the treatment of the spastic hemiplegic hand after stroke: a ramdomized study.
2011 2月 スペイン




脳卒中で片麻痺の高齢者への神経筋電気刺激NMES
の効果を調べたそうな。


60歳以上の片麻痺患者20人をNMESあり、なしのグループに
わけてリハビリを8週間にわたり行った。


その結果、NMESを併用したグループでは
手首、指の可動範囲、力の強さが著しく改善した。



どうやらNMESは上肢リハビリに有効かも知れない、

という内容。




NMES(神経筋電気刺激)は

FES(機能的電気刺激)
 や

HANDS療法の総称らしい。



下のビデオの装置もその一種。


このように、やたらと凄い効果を示す映像をよく目にする割には
あまり世間に認知されていない感がある。

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