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2011年8月2日

女性脳卒中患者はなぜか あまりご飯を食べない。


Eating difficulties among stroke patients in the acute state: a descriptive, cross-sectional, comparative study.


2011 7月  スウェーデン


脳卒中後の食事上の問題についてその男女差を調べたそうな。


104人の脳卒中患者について、

・82%に何らかの食事上の問題が見られた。

・66%がお皿の料理をうまく扱えない。

・55%が十分な量を食べられない。

・45%がちゃんと座っていられない。





特に女性では 男性に比べ、

・食べる量が非常に少なく、

・病状も重く、

・身体の機能回復が遅くQOLが低い、



ことがわかった。



女性脳卒中患者の食事にはもっと気を配ってあげる必要がある、


というおはなし。

2011年8月1日

アボカドを毎日食べて脳梗塞を蹴散らそう


Dietary Potassium Intake and Risk of Stroke: A Dose-Response Meta-Analysis of Prospective Studies.
2011  7月  スウェーデン



カリウムの摂取との脳卒中との関連について

過去の研究を再検証したそうな。



1966-2011の間で信頼の置ける10件の研究がみつかった。


26万人参加、8千件の脳卒中事例の再検証により、


カリウムの摂取が1日あたり1000mg増えるごとに

脳卒中リスクが11%減少することがわかった。



この傾向は 特に脳梗塞について顕著である、


というおはなし。





カリウムの多い食品は何がありますか?
Yahoo 知恵袋

2011年7月31日

ワルファリン→脳出血→死亡 が急増中


Effect of Increased Warfarin Use on Warfarin-Related Cerebral Hemorrhage: A Longitudinal Population-Based Study.
2011 7月  フィンランド



ワルファリンに関連した脳出血の傾向について調べたそうな。

1993-2008年の間にデータベースに登録された脳出血患者について


・この間にワルファリン利用者は約4倍に増えた

・全ての脳出血患者のうち 19%はワルファリン利用者だった。

・1年生存率はワルファリン利用者が35%、非利用者が68%だった。


・ワルファリン関連の脳出血発生率と28日間死亡率は減少傾向にある。



というおはなし。

2011年7月30日

産後の肥立ちが悪く脳卒中になるママが増加中


Trends in Pregnancy Hospitalizations That Included a Stroke in the United States From 1994 to 2007: Reasons for Concern?
2011  7月 アメリカ



妊婦の脳卒中について最近の傾向を調べたそうな。


過去12年間で妊娠中もしくは出産後3ヶ月以内に

脳卒中になる件数が5割ほど増えた。


妊婦が肥満、高血圧、糖尿病、心臓病の1つでも持っていると

脳卒中になるリスクが2倍になる。


特に、高血圧が一般化していて、

出産後3ヶ月以内に脳卒中になった患者の4割以上に高血圧が見られた。

(12年前は3割以下だった。)


胎児への影響から投薬治療を行いにくいので、

早くからよく観察して適切な指導を心がけなくてはならない、


というおはなし。
図:妊婦

2011年7月29日

血圧は下げているのに以前より硬くなる不思議


Male Sexual Disorders FollowingStroke: An Overview.
2011 7月  イタリア



脳卒中患者のQOLの一側面である性の問題についての研究は多くない。



脳卒中後の性機能の低下は男性によく見られ、

性欲減退、勃起障害、射精未遂などが報告されている。




これには複数の要因が関係していて

・梗塞の位置、病歴、投薬状況

・再発恐怖、低自己評価、不安、抑うつ、

などが考えられる。



問題解決には専門家の協力が必要であり、

リハビリプログラムのなかに取り入れるべきである、


といったおはなし。

2011年7月28日

己のバカさ加減に自覚が無いのが高次脳機能障害の特徴


Driving ability instrokepatients with residual visual inattention: A case study.
2011 7月 フィンランド




3人の右脳梗塞患者について

自動車運転再開の可否を判断するために


行動性無視検査:Behavioural Inattention Test (BIT)

というテストを行った。


その結果、

いずれも空間無視がなかったので路上に出て再評価したところ、

運転可能であると結論した、 というおはなし。





感想:

行動無視検査を検索したらこんな文献があった。

Behavioural Inattention Testを用いた高齢ドライバーの認知機能評価に関する基礎的研究



読むと、


この種の検査をするとあまりに単純な内容ゆえ

痴呆の検査と勘違いされて検査拒否に遭うことがよくある
、と書いてある。




自分も発症直後、STから同じような検査を延々とされて、

これにいったいなんの意味があるのかわからない!

と文句を言って検査を中断させた思い出がある。

2011年7月27日

言語障害には鍼灸治療もプラスしなさい


Post-stroke speech disorder treated with acupuncture and psychological intervention combined with rehabilitation training: a randomized controlled trial.
2011 6月  中国




脳卒中後の言語障害への

鍼灸+心理カウンセリング の効果を調べたそうな。



120人の脳卒中患者を40人ずつ次の3グループに分けた。


・比較グループ:通常の言語リハビリのみ

・グループ1:鍼灸治療のみ

・グループ2:鍼灸治療+心理カウンセリング+通常の言語リハビリ





鍼灸治療はツボ:Jinjin,Yaye,Lianquan を主に刺激した。(位置は下図参照)


21日間の治療の後、

顕著な治療効果があった患者の割合は、


・比較グループ:2.5%

・グループ1:15%

・グループ2:50%



であった。


言語障害の治療には通常のリハビリに加えて

鍼や心理カウンセリングなども行うとその効果が大いに増す。



良さそうなことはなんでも試してみなさい、


というおはなし。



ツボ: Jinjin, Yaye, Lianquan(CV23) の位置
写真:言語障害に効くツボ
写真:言語障害に効くツボ

2011年7月26日

脳梗塞 片麻痺 小児 子供の学習リハビリ


Does stroke impair learning in children?
2011 7月  ブラジル



子供の年間脳卒中発症率は10万人中 数人と稀である。



脳卒中を経験した子供の学習能力を調べたそうな。



29人の脳卒中経験のある子供について

読み書き、計算能力を健常な子供と比較した。


・彼らの平均年齢は9.6歳で、

・29人のうち20人は2歳前後で発症した。

・18人は脳梗塞で、

・7人は再発歴あり。

・6人はテストに返答できないほどダメージがあった。

・脳卒中経験者はすべてのテストでスコアが著しく低く、

・認知機能の発達の遅れも見られた。




脳卒中を経験した子供には特別な教育サポートが必要である、



というおはなし。

図:子供脳卒中の認知機能

2011年7月25日

降圧薬をちゃんと飲まない人の脳卒中リスクは6割増し


Low Medication Adherence and the Incidence of Stroke Symptoms Among Individuals With Hypertension: The REGARDS Study.
2011  7月  アメリカ



血圧を下げる薬をきちんと飲んでいない人が

どれだけ危険なのかを調べたそうな。




降圧薬治療を受けている9950人について、

服薬遵守の程度を0,1,2,3,4 とランク付けして分類した。

数字がおおいきほど服薬を守っていないことを示す。



脳卒中固有の以下の症状の有無を6ヶ月ごとに電話インタビューし、

4年間追跡調査した。

・身体の一方の側の脱力感

・しびれ感

・片目または両目の失明

・視野半分の喪失

・他人の言う事がわからなくなる

・話したり書いたりができなくなる





調査の結果、

服薬遵守の程度が悪くなるにしたがって、

脳卒中症状を経験した人の割合が

15%(ランク0)→25%(ランク3,4)  に増えた。



これはきちんと薬を飲んでいる人に比べ、

服薬を守らないと脳卒中になる危険性が6割増える

ことに相当することがわかった、


というおはなし。








感想:

考えていたより服薬遵守の効果は小さいな…

と思った。




降圧薬を飲むと

頻尿、口渇、しびれ増加

など都合の悪いことがいくつかある。




今後はもっと適当に薬を飲もうと思う。

2011年7月24日

脳梗塞の季節がやってまいりました。 水分、すいぶん


Seasonal Variation of Stroke Incidence in Japan for 35631 Stroke Patients in the Japanese Standard Stroke Registry, 1998-2007.
2011  7月  日本




脳卒中の季節変動を調べたそうな。


163の施設が参加する日本人の脳卒中データベースから

原因が明らかな脳卒中事例35631件(1998-2007)

を選び解析した。



次のようなことがわかった。


・心臓が原因でない脳梗塞は冬より夏に多い。

・ラクナ脳梗塞は冬より夏に多い。

・アテローム血栓性脳梗塞も同様に夏に多い。

・心原性脳塞栓と脳出血は夏より冬に多い。





要するに 脳梗塞は夏、脳出血は冬に起きる、


というおはなし。



写真:水分補給

2011年7月23日

くよくよ心配ばかりする人ほど脳卒中になりやすい


Optimism associated with lower risk of having stroke
2011 7月 アメリカ



楽観志向と脳卒中との関連を調べたそうな。



脳卒中ではない50歳以上の6044人について

その楽観的度合いを16ポイント評価した。



2年間の追跡調査の結果、


人生に対する楽観的度合いが1ポイント増えるごとに

脳卒中リスクが9パーセント下がることがわかった。





人生はぜったいにうまくゆく

と考えている人ほど健康になる、


というおはなし。




写真:楽観主義

Dispositional Optimism Protects Older Adults From Stroke: The Health and Retirement Study.

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