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2012年2月1日

鯖(サバ)を食べる女性は脳卒中になりにくい


Dietary fats and dietary cholesterol and risk ofstrokein women.
2012  1月  スウェーデン



食事から摂る脂肪とコレステロール

の脳卒中との関連を女性について調べたそうな。



49-83歳の女性34670人を10年あまり追跡調査した。



・この間に1680件の脳卒中があった。

内訳:脳梗塞1310件、脳出血233件


・オメガ3脂肪酸の摂取が多いと脳卒中が起きにくかった。


・コレステロールの摂取が多いと脳卒中になりやすかった。


・その他の脂肪酸、αリノレン酸、オメガ6脂肪酸などと

脳卒中との関連は見られなかった。




オメガ3脂肪酸を多く含む食品を摂る女性は

脳卒中になりにくいことがわかった、


というおはなし。




感想:

ω-3脂肪酸(wiki)
によると

"栄養学的に必須なω-3脂肪酸は、α-リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)である"
とある。

αリノレン酸は効果がないから、

残るはEPAとDHA

これらは

魚油食品、タラ、ニシン、サバ、サケ、イワシ、ナンキョクオキアミから得られる。

2012年1月31日

昼間 ウトウトしている高齢者は脳卒中になりやすい


Excessive daytime sleepiness and vascular events: The Three City Study.
2011  10月  フランス




日中とても眠くなってしまう人の

脳卒中になりやすさを調べてみたそうな。



65歳以上の7000人について、

5年間追跡調査した。



この間に122人の脳卒中が発生した。


日中とても眠くなることがよくあると答えた

人は約18%いた。


解析の結果、

・日中とても眠くなる人の脳卒中になりやすさ

はそうでない人の2倍ほどだった。


・この関連は高血圧症の無い人にみられた。






日中とても眠くなる高齢者は脳卒中に

なりやすいことがわかった、


というおはなし。


写真:日中うとうとする高齢者

2012年1月30日

この慢性疲労感は身体が動かないことが原因ではないようだ...


Fatigue afterstroke: a systematic review of associations with impaired physical fitness.
2012  2月  イギリス




脳卒中後の慢性的な疲労感は珍しくない。


この原因が身体障害による体力の衰えにある、

という仮説を検証してみたそうな。




論文データベースを検索して

脳卒中後の疲労感と体力、身体活動

に関する測定を行なっているものを厳選した。




候補として29件の論文がみつかり、

そのうち3件が適合した。



検証の結果、

身体活動、体力と脳卒中後の慢性疲労感

との間に関連は見られなかった、


というおはなし。




写真:fatigue

2012年1月29日

緑茶を飲んで脳卒中後遺症の対策


Green tea consumption and the risk of incident functional disability in elderly Japanese: the Ohsaki Cohort 2006 Study.
2012  1月  日本


緑茶の摂取が脳卒中などの予防と関連が

あることが報告されている。


高齢者の緑茶摂取量と身体の機能障害との

関連を調べたそうな。



日本の65歳以上の13988人について、

緑茶摂取量と身体機能障害について3年間追跡調査した。



その結果、

・この間に9.4%の人が何らかの機能障害になった。


緑茶を飲む量と機能障害になる危険率は、

緑茶をほとんど飲まない場合を1.0としたとき、

・1-2杯/日 →0.9

・3-4杯/日 →0.75

・5杯/日以上 →0.67



だった。




緑茶の摂取が身体機能障害の発生の低下と

著しい関連があることがわかった、


というおはなし。


2012年1月28日

脳卒中経験者の自殺傾向は約2倍


The association between depression, suicidal ideation, andstrokein a population-based sample.
2012  1月  カナダ




脳卒中患者がうつになったり自殺したくなったり

する程度を、普通の人と比べてみたそうな。



カナダの地域健康調査データを

再解析した結果、


・うつになる割合は、

脳卒中経験者で7.4%

普通の人で5.2% だった。



・生涯に自殺したいと思う割合は、

脳卒中経験者で15.2%

普通の人で9.4% だった。



・社会人口的要因を考慮すると

脳卒中経験者がうつになったり自殺したくなる

可能性は概ね2倍だった。



というおはなし。

2012年1月27日

退院しても4割は転倒して怪我をする


Characterizing and Identifying Risk for Falls in the LEAPS Study: A Randomized Clinical Trial of Interventions to Improve Walking Poststroke.
2012  2月  アメリカ




脳卒中後の転倒について、

調べてみたそうな。


退院して自宅住まいの発症後2ヶ月ほどの

脳卒中患者408人について、

1年間転倒状況を追跡調査した。



その結果、

36%が何度も転倒して怪我を負った。

・22%は転倒したことがあるけど怪我はなかった。

・42%は転倒したことがなかった。

・ほとんどの転倒は最初の半年ほどに起こっていた。

・ベルグバランススケール(Berg Balance Scale score)

が42点以下の患者で転倒が多かった。






歩行機能が改善していても転倒する危険性は依然残る。


歩行スピードが0.4m/sより遅い患者は

転倒で怪我を負う危険性が高い。



転倒は予測のつかない要因が多いので

注意を怠らないでね、


というおはなし。





感想:

退院して半年くらいしたころ、

自転車に乗ろうとして

派手に転んで手のひらを擦りむいた思い出。

2012年1月26日

宿命の対決:ボバースコンセプト vs CIセラピー → 僅差でCIの勝ち


Bobath Concept versus constraint-induced movement therapy to improve arm functionalcovery in stroke patients: a randomized controlled trial.
2012  1月  トルコ




ボバースコンセプトとCIセラピーのどちらが

脳卒中で麻痺した手の治療に

効果がありそうなのか実験してみたそうな。




24人の脳卒中経験者を


・ボバースコンセプトグループ と

・CIセラピーグループに分けて、


それぞれ、10日間の治療を行った。




その結果を様々な評価尺度で

計測したところ、



・両グープともに、改善程度に大差はなかった。


・しかし、麻痺手の使用頻度、動作の質の点で

CIグループの成績が若干 上回っていた。



というおはなし。






感想:

両者は思想、信条がまったく異なるもので、

同じ土俵には立てないだろう...

と思っていたけど、


どうしても対決させたかったらしい。

2012年1月25日

半側空間無視患者は治っても右側ばかり気になる


Recovery From Visual Neglect After Right Hemisphere Stroke: Does Starting Point in Cancellation Tasks Change After 6 Months?
2012  1月  フィンランド




脳卒中で半側空間無視のある患者は、

自然と右方向へ注意が偏るようになる。



この傾向の変化を発症後10日から6ヶ月後まで

追跡調査したそうな。



43人の右脳卒中患者と49人の健常人について

行動性無視検査に含まれる6つの検査を行い、

視野の関心領域の正中線からのズレの大きさを

測定、評価した。




その結果、

半側空間無視患者は、

・注意の右方への偏りが大きかった。

・半側空間無視の症状は時間が経つにつれ

 明らかに改善に向かっていった。

・そうは言っても6ヶ月後でも注意の右方偏位は見られた。






半側空間無視患者の注意の右方偏位の程度を

きちんと測定できる方法が必要ですね、


というおはなし。




半側空間無視患者の行動性無視検査の様子

ラマチャンドラン先生が出てるよ

2012年1月24日

バイアグラを飲むと寝たきりの人が立ち上がる可能性について


Partial motor restoration upon administration of sildenafil: a case study.
2012  1月  アメリカ



成人の脳であっても新たな細胞が生まれ、

その構造が再編され得る。



人為的に脳卒中にした動物実験での

シルデナフィル(バイアグラ)の

脳血管造成および神経再生効果が関心を集めている。



これを人で確認してみたそうな。



40年以上四肢麻痺の続くある患者について、

身体機能の改善を期待して、

本来の目的ではなく例外的に

バイアグラを1日100mg x7ヶ月間与えた。




その結果、

・臨床的な身体機能の改善が見られた。

・これはバイアグラの血管造成、神経再生効果によるものかもしれない、



というおはなし。







感想:

バイアグラの副作用はとても恐いイメージがある。


自分の知っている範囲で、下記事例のようなことを

すでにいくつか耳にしている。

バイアグラで脳内出血のキケン


脳卒中リハビリの目的で使うのはありえない、と感じる。

2012年1月23日

ミラーセラピーで脳回路が再編されることが判明


Functional Plasticity Induced by Mirror Training: The Mirror as the Element Connecting Both Hands to One Hemisphere.
2012  1月  ドイツ
ミラーセラピーには損傷していない側の脳の運動野が重要な役割を担っていると考えられる。

これを検証してみたそうな。


健常人を13人ずつ、

・ミラーセラピーグループと
・比較グループに分けた。

両グループで右手を使って、棒やビー玉を移動させる訓練を1日20分、4日間続けた。

ミラーセラピーグループには被験者の正面、直角に鏡を置いて、左手が動いているかのように見えるようにした。
比較グループにはただの板を置いた。

訓練後、棒やビー玉を時間内にいくつ動かせるかを測定した。

また、脳機能MRIを撮影して、訓練前後での脳の活動領域の変化を確認した。


その結果、
・右手での移動本数は両グループで違いはなかった。
・訓練していない左手での成績がミラー療法グループで著しく良かった。
・ミラーセラピー訓練固有の左脳運動野の働きが見られた。

ミラーセラピーによって脳の働きに変化が生じることがわかった

というおはなし。
写真:ミラー療法

2012年1月22日

高地で暮らす透析患者は脳卒中になりにくい


Altitude and the risk of cardiovascular events in incident US dialysis patients.
2012  1月  アメリカ




高地に住む透析患者の脳卒中になりやすさ

について調べてみたそうな。



100万人近くの透析患者について、

住所の標高とかかった病気との関連を解析した。



その結果、

・高地に住む透析患者は海辺に住む患者よりも

 心血管系疾患になる頻度が低かった。


・特に、標高約2000m以上に住む患者は海辺の患者

 よりも脳卒中になる率が27%低かった。


・心血管系疾患以外の病気でこのような関連は見られなかった。






標高の高いところに住む透析患者は

脳卒中を含む心血管系疾患になりにくい

ことがわかった、



というおはなし。




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