2012年9月23日

脳梗塞後、そろばんをイメージ化し再び暗算できるようになった女性

元

Abacus in the brain: a longitudinal functional MRI study of a skilled abacus user with a right hemispheric lesion.
2012  8月  日本




脳梗塞になったそろばん達人の脳の働きの移り変わりを調べてみたそうな。



そろばんの達人で、暗算もよくできる57歳女性が右脳梗塞になり、

暗算がまともにできなくなった。




彼女の暗算中の脳の働きを6ヶ月後、13ヶ月後にMRIで調べたところ、

その暗算能力の回復につれ、言語関連領域から視覚関連領域に

活動範囲が移っていった。



また、暗算中にそろばんの画像を見せると正解数が激減したことから

暗算にそろばんのイメージを使っていることが推測できた。

写真:そろばんの絵を見せる


なにか関係がありそうだ、


というおはなし。





感想:

この女性患者は国立大学の教授で、

医学の博士号と言語聴覚士の資格を持っていて、

査読付き英語論文を20本以上書いたすごい経歴の持ち主である、

ってなことが載っている。



この情報がどう役に立つのかわからなくて

なんとなく微笑ましく感じた。



どうやらこの人のようだ。

今後に期待。

2012年9月22日

人気の 脳卒中代替療法 in インド

元

Complementary and alternative medicine treatments among stroke patients in India.
2012  9月  インド



補完医療や代替療法を選ぶ脳卒中患者の特徴を調べてみたそうな。




平均年齢57、発症6ヶ月以降の314人の

インドに住む脳卒中患者に面談を行った。




次のことがわかった。


・36%が代替療法を行なっていた。




その内訳は、

・アーユルヴェーダマッサージ 59%

・輸液療法 20%

・ハーブ療法 15%

・ホメオパシー 13%

・魔術 3%

・鍼治療 2%

・麻薬 9%

・その他 9% だった。




特に、

・上下肢麻痺、嚥下障害、脳出血などの

重症脳卒中患者がよく代替療法を選択していた。







脳卒中患者の3分の1が補完、代替療法を試みていた。

重症脳卒中または後遺症の重い患者ほど

それらを選ぶ傾向があった
、



というおはなし。





感想:

なるほど インド。

アーユルヴェーダが鍼治療を圧倒している。
インドの代替医療

2012年9月21日

【虐待】ネグレクト体験が脳卒中を呼ぶ

元

Childhood emotional neglect linked to increased stroke risk in later life
2012  9月  アメリカ




子供への心理的虐待と脳卒中リスクとの関連を調べたそうな。


55歳以上のボランティア被験者について

18歳以前の身体的、心理的虐待体験について調査した。



3年半の追跡期間中に257人が死亡した。

そのうち192人の脳を解剖して脳卒中の有無を確認した。

これらの結果を解析したところ、


次のことがわかった。


・子供の頃の逆境が脳卒中と関連していた。


・特に、"無視"による感情的虐待との関連が強かった。


・無視虐待がキツかった子供は将来の脳卒中リスクが3倍だった。


・この傾向は運動不足、喫煙、他の疾患を考慮に入れても変わらなかった。







子供はかまってあげないと

将来脳卒中になってしまうことがわかった
、



というおはなし。

Emotional neglect in childhood and cerebral infarction in older age.

2012年9月20日

【侵略】エイリアンに腕を乗っ取られた2人の脳梗塞患者

元
Alien hand syndrome in stroke - case report & neurophysiologic study -.
2012  8月  韓国


脳卒中のあとエイリアンハンドシンドロームになった患者が2人いたそうな。


いずれの患者も

・前頭葉に梗塞があった。
1.写真:前頭葉脳梗塞 2.写真:前頭葉脳梗塞


・上肢の感覚麻痺や痙縮は無かった。

にも関わらず、


・ひとりは手で握った物を自らの意志で放すことができなくなり、


・もうひとりは、右手で握ったものを左手が奪い取ってしまう、


という症状を示した。




これはエイリアンハンドシンドロームに違いなく、

ジストニアとは異なるだろう、


というおはなし。





感想:

この病気を診断してもらえれば、

いろいろと悪い事をしても罪に問われない気がする。



『私じゃない、この手が悪いんだ!』




過去記事:
またもエイリアンに腕が乗っ取られる事件が発生!


2012年9月19日

オメガ3脂肪酸サプリメントは脳卒中予防効果なし

元

Association between omega-3 fatty acid supplementation and risk of major cardiovascular disease events: a systematic review and meta-analysis.
2012  9月  ギリシャ




オメガ3(ω-3)脂肪酸サプリメントの脳卒中予防効果について調べてみたそうな。



過去20件の関連する研究から

7万人分の患者データをまとめて再解析したところ、



つぎのことがわかった。



・オメガ3(ω-3)脂肪酸サプリメントと

脳卒中を含む心血管系疾患との間に

リスク低下の関連は見られなかった。






EPAやDHCサプリを摂っても

脳卒中予防にはなりませんよ
、


というおはなし。



2012年9月18日

【百薬の長】酒好きが脳出血になる年齢は...

元

Heavy drinking may lead to stroke earlier in life
2012  9月  フランス




飲酒は脳出血のもと、と言われている。


酒好きが何歳くらいで脳出血になるのか調べてみたそうな。




平均年齢71、540人の脳出血患者について、

その飲酒習慣を本人や家族に面談して調査した。




次のことがわかった。


・25%の患者が毎日アルコール45g相当の多くの酒

(ビール1リットルまたはワイン3杯)を飲んでいた。


・これら大酒飲み患者が脳出血になった平均年齢は60歳で、


・こんなに酒を飲まない患者が発症する平均年齢よりも14歳若かった。


・また死亡率も高かった。






お酒を毎日たっぷり飲む人は

飲まない人よりも15年くらい早く脳出血になって

死ぬか寝たきりになってしまうことがわかった
、


というおはなし。

2012年9月17日

両親の離婚経験 → 脳卒中に3歩近づく

元

Stroke Risk Increases In Men With Divorced Parents

Parental divorce linked to stroke in men
2012  9月  カナダ




両親の離婚と脳卒中との関連を調べたそうな。



次のことがわかった。

・18歳以前に両親が離婚した男性は、

両親が離婚していない場合に比べ、脳卒中リスクが3倍だった。


・両親が離婚した女性についてはこのような関連は見られなかった。


・収入や教育レベル、社会状況を考慮に入れてなお、

この関連は変わらなかった。






子供のころ両親が離婚した経験を持つ男性は、

脳卒中にうーんと注意してね
、


というおはなし。





感想:

わたしにはこの調査結果を否定することができない。

2012年9月16日

脳卒中になると夜道で人影がわかりにくくなる

元
Visual contrast sensitivity in patients with impairment of functional independence after stroke.
2012  9月  ブラジル


脳卒中患者の自立度と視覚機能との関連を調べてみたそうな。



40人の脳卒中患者と10人の健常人について、

自立度のレベルごとに4つのグループに分けて、

それぞれのグループのコントラスト感度を調査した。




次のことがわかった。

・健常人と脳卒中患者とでコントラスト感度が著しく異なった。

・自立度の低い脳卒中患者はコントラスト感度も低かった。




脳卒中後、特に自立度の低い患者ほど

縞模様の区別がしにくくなっていることがわかった
、


というおはなし。



感想:

これは、 実感がある。

2012年9月15日

脳卒中後の中枢性疼痛の正体が判明

元

Central poststroke pain: somatosensory abnormalities and the presence of associated myofascial pain syndrome.
2012  9月  ブラジル




脳卒中後の中枢性疼痛に他の種類の痛み

が含まれているかどうか、

特に筋筋膜性疼痛症候群の有無について調べてみたそうな。



脳卒中後の中枢性疼痛と診断された40人の患者について

次のことがわかった。


・90%の患者は脳の梗塞箇所が1つだった。

・65%は発症後3ヶ月以内に疼痛が生じた。

・痛みの中央値は10(5-10の最大値)だった。

・脳の損傷箇所で痛みの強度は変わらなかった。

・85%は持続する痛みで、あとは間欠的だった。

・70%は焼け付くような痛みだった。

・主に、冷たい物に触れると痛みが生じていた。

・皆、温度感覚に異常があった。

・67.5%は筋筋膜性疼痛症候群と診断できた。





脳卒中後の中枢性疼痛には

筋筋膜性疼痛症候群が混ざっているかもしれない
、


というおはなし。






感想:

筋筋膜性疼痛症候群ってはじめて聞いた。

どっちも治療法が無いのに分類して意味あるの?

2012年9月14日

入院時 わけのわからないことを言っていた脳卒中患者は復職が難しい

元

The severity of cognitive deficits predicts return to work after a first-ever ischaemic stroke.
2012  9月  フィンランド




脳卒中後の復職可能性を認知機能の点から調べてみたそうな。



入院まえ就労していた平均年齢52、140人の脳卒中患者について

入院直後と6ヶ月後の神経心理状態を評価した。


それらと復職に関わる他の要因との関連を解析した。





次のことがわかった。




・彼らが教育を受けた期間は平均13年で、59%が男性だった。

・彼らの多くは神経的、機能的にもまったく重症でないにもかかわらず、

・6ヶ月時点での復職は41%のみだった。

・発症初期の認知障害の数だけが、この結果をよく反映していた。







脳卒中発症初期の認知障害が多いと

復職が難しくなることがわかった
、



というおはなし。

2012年9月13日

左片麻痺は転倒に注意! 繰り返す 左片麻痺は転倒に注意

元
Incidence and Risk Factors of Poststroke Falls After Discharge From Inpatient Rehabilitation.
2012  9月  韓国



脳卒中患者の転倒のリスクについて調べてみたそうな。



退院して2年前後の脳卒中患者330人に電話インタビューを試みて回答を得た。


次のことがわかった。


・19%の患者は1回以上の転倒を経験していた。

・歩行のできる患者の51%が転倒を経験していた。

・70%の転倒は冬季の室内で起きていた。

・転倒患者の29%は複数回 転倒していた。

・転倒者の半数が怪我を負い、11%は骨折した。

・重度の脳卒中後遺症のある患者の転倒リスクは低かった。

・歩行のできる左片麻痺患者の転倒リスクが高かった。




退院後の転倒は珍しいことではなく、

特に左片麻痺の患者は転倒に注意しましょう
、


というおはなし。
図:転倒 脳卒中



感想:

一般に、左片麻痺は右脳損傷によるから、

以前の記事、
ひだり脳卒中患者の転倒リスクは ナント 4倍!


とまったく逆の結果になる。

読みなおしたけど、やっぱりそう。



さて、どういうことなのか?

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