2012年10月4日

【試されるコミュ力】あなたの手はもう動かないんだからね!

元

Breaking bad news in stroke rehabilitation: a consultation with a community stroke team.
2012  8月  イギリス



脳卒中医療の現場では患者に悪い知らせを

伝えなければならないシーンがよくある。



かといってそのための特別なトレーニングや

マニュアルがあるわけでもない。



そこで脳卒中リハビリに携わる関係者へ

心理コンサルティングを受けてもらい、

患者への悪い知らせの伝え方、内容、その影響

などについてチームでいろいろ考えてもらった。




その結果、

コンサルティングを受けたリハビリ関係者達は、

患者への難しいメッセージを伝えるための

自信と技術を身につけることができ、

この心理コンサルティングを高く評価した。


後日、現場でもこの心理的変化が実務に反映されていた。





脳卒中患者へ良くない知らせを伝えるためには

コミュニケーション能力が要求される。

そのための技術や自信は

心理コンサルティングによって補強できることがわかった
、


というおはなし。






感想:

当初、20代前半のカワイイ療法士さんに

『あなたの手がまた動くようになることはありません』

ってキッパリ言われた。 2度も。


でも可愛かったのでまったく不愉快に感じなかったし

悲しい気持ちにもならなかった。

(このひと月後に手は動くようになった)



思い出しながら、カワイイもコミュ力のうち… と思った。

2012年10月3日

女性と男性の違い 脳梗塞 日本

元
Effects of Sex Difference on Clinical Features of Acute Ischemic Stroke in Japan.
2012  8月  日本



脳梗塞の性別による違いを、日本人について調べたそうな。



2000-2007に日本中の162施設から

33953人ぶんの脳梗塞患者データを収集した。




次の結果が得られた。


・13323人の女性患者を含んでいた。

・脳梗塞発症平均年齢は男性69、女性75だった。

・女性は高血圧、脂質異常、心塞栓などが多かった。

・女性は、発症から病院到着までの時間が長く、

・神経症状も重く、入院期間が長かった。

・また、退院時の自立度も低かった。






日本の女性脳梗塞患者は男性に比べ

重症であることが多く、

入院も長く回復が遅いことがわかった
、


というおはなし。

図:脳卒中 男女差 回復



感想:

リハビリ病院のころ、

食事どき、食堂に集められて

ごはんを食べさせてもらっている患者は、

たしかに女性が多かった。


でも、いつも大勢集まって

明るく井戸端会議をしていたのも

女性だった。

2012年10月2日

【鍼治療】脳卒中 嚥下障害に効くのか?本当に

元

A meta-analysis of the efficacy of acupuncture in treating dysphagia in patients with a stroke.
2012  9月  中国




脳卒中嚥下障害の鍼治療効果について調べてみたそうな。




世界中の論文データベースから関連する過去の研究を抽出し、

データを再解析したところ、

次のようになった。


・72件の研究、3208人の鍼治療患者と

2926人の鍼治療なし患者のデータを厳選抽出した。


・多くは研究精度を高めるための工夫について具体的な記述が無かった。


・また、鍼治療は非常に効果があった、とする研究がほとんどだった。


・しかし研究の質は低く、一般の嚥下障害患者に

鍼治療を勧められるレベルではなかった。







脳卒中で嚥下障害になった患者への鍼治療は

効果があるのかもしれないが、

まだまだ詳しい研究が必要であることがわかった
、


というおはなし。

2012年10月1日

脳卒中対策はどこにお金がかかるのか

元

Economic burden of stroke in a large county in Sweden.
2012  9月  スウェーデン




脳卒中の経済負担の内訳を調べてみたそうな。



スウェーデンの人口150万人都市での

3074人の脳卒中患者にかかった発症から1年間の

直接的、間接的コストを推し量った。



次のことがわかった。


・男性は急性期病院での治療に主にコストがかかった。


・女性は、退院後のリハビリに要するコストが大きかった。


・若い患者は、病気による生産性の低下と健康維持のためのコストが非常に大きかった。







脳卒中により生じるコストの50%は急性期病院に、

40%はリハビリ等のケアに、10%が生産性の低下で説明できた
、


というおはなし。

2012年9月30日

ゲロを吐いて倒れた脳卒中患者の運命は?

元
Vomiting should be a prompt predictor of stroke outcome.
2012  9月  日本



脳卒中発症時の嘔吐と予後の関連を調べたそうな。



京都の脳卒中患者1968人について、

次のことがわかった。


・68.5%の患者が脳梗塞、23.3%が脳出血、7.7%がくも膜下出血だった。

・脳卒中患者の14.5%で嘔吐が見られた。

・嘔吐患者の内訳は、脳梗塞8.7%、脳出血23.7%、くも膜下出血36.8%だった。

・嘔吐した脳卒中患者の死亡危険率は3-5倍に達した。





発症時に嘔吐した脳卒中患者の死亡リスクは非常に高かった。

それなりの覚悟が必要である
、


というおはなし。



写真:vomitting

2012年9月29日

中国からの飛来物質が原因と思われる脳梗塞被害が福岡で多発!

元

Relationship Between Asian Dust and Ischemic Stroke: A Time-Stratified Case-Crossover Study.
2012  9月  日本


黄砂現象と日本の脳梗塞との関連を調べたそうな。


1999-2010に脳梗塞で入院した福岡の7429人について、

入院当時の気象状況、浮遊粒子状物質との関連を解析した。


次のことがわかった。


・黄砂現象と脳梗塞全般との関連はあまり無かった。

・しかし、黄砂現象とアテローム血栓性脳梗塞とは非常に強い関連があった。

・ラクナ脳梗塞、心原性脳梗塞と黄砂現象との関連はまったくなかった。


黄砂現象にともないアテローム血栓性脳梗塞患者が増えることがわかった、


というおはなし。

写真:黄砂のおかげ

2012年9月28日

【未来技術】脳幹梗塞患者にレーザー光線を当てたらめっちゃ元気になった

元
A new treatment protocol using photobiomodulation and muscle/bone/joint recovery techniques having a dramatic effect on a stroke patient's recovery: a new weapon for clinicians.
2012  9月  アメリカ


レーザー光療法で脳卒中患者が元気になった例だそうな。


2年前に脳幹梗塞を患った29歳の女性。

退院後もひどいめまいがあり

左手は使えず、右手にも痙縮がある。

脳神経の一部麻痺により通院時の歩行もままならない。



彼女に低レベルレーザー治療(LLLT)を

60分間×週1回×8週間

施したところ、劇的な変化が起きた。



障害のあらゆる面で改善を示し、

効果も持続するので、いまは月に1回のペースで通院を続けている。



低レベルレーザー治療(LLLT)の将来に期待してくれ、


というおはなし。





感想:

こういうの好き。


この研究で使用したレーザー装置は

THOR って企業のもので、以下のような事例もある。


頚の痛み治療に使った例



100年後のLLLT


2012年9月27日

脳卒中のあと 自殺にいたる人の特徴

元
Do Stroke Patients have an Increased Risk of Developing Suicidal Ideation or Dying by Suicide? An Overview of the Current Literature.
2012  9月  アメリカ



脳卒中のあとの自殺にいたる要因について調べてみたそうな。



1990-2011の関連する研究論文を検索したところ、

16件の研究が該当した。

それらをまとめると次のことがわかった。

2012年9月26日

織物工場はホコリっぽいから脳卒中になりそう

元

Occupational exposures and mortality from cardiovascular disease among women textile workers in Shanghai, China.
2012  9月  アメリカ



繊維質のホコリが脳卒中死亡率に与える影響を調べてみたそうな。



上海の織物工場で働く女性工員26万人あまりについて11年間調べたところ、


・脳梗塞および脳出血死亡危険率が1割ほど高かった。

・心筋梗塞との関連はみられなかった。






織物工場のホコリが脳卒中死亡率を

上昇させているかもしれないことがわかった
、


というおはなし。


写真:織物工場

2012年9月25日

【初耳】鉄を多く摂る日本人男性は、脳卒中で死亡することが判明

元
Associations of Dietary Iron Intake With Mortality From Cardiovascular Disease: The JACC Study.
2012  9月  日本



食事から摂る鉄と脳卒中死亡率との関連を日本人について調べたそうな。




年齢40-79の58615人の健常人について15年ほど追跡調査したところ、


・1227人が脳卒中で死亡した。

・内訳は、脳梗塞で651人、脳出血で459人だった。

・食事から摂る鉄が多い男性の脳卒中死亡率が高かった。

・この関連は女性にはみられなかった。

・鉄分を多く摂る人はそうでない人に比べ脳卒中死亡危険率が4割増しになった。





鉄分を多く含む食事を続ける男性は脳卒中で死ぬことがわかった
、


というおはなし。






感想:

これまで、鉄分は不足するから積極的に摂るべきものと教育されてきた。



鉄分を多く含む 食べ物を教えてください by Yahoo知恵袋




鶏レバー好きだったのに…

2012年9月24日

機能的電気刺激(FES)装置 "ODFS Pace" を試してみた

元

Feasibility of Functional Electrical Stimulation-Assisted Neurorehabilitation following Stroke in India: A Case Series.
2012  8月  インド



脳卒中後の尖足を改善する、とされている機能的電気刺激(FES)装置

"ODFS Pace" の有効性を調べてみたそうな。




7人の慢性期脳卒中患者にODFS Paceを着けた訓練を

30分間×週3回×2週間施したところ、


・装置を着けていることで6人は歩行が楽になった。

・3人は装置無しでも歩行が改善するようになった。







このFES装置は副作用もなく歩行支援ができ、

やがては歩行機能の回復を促すであろうことがわかった
、


というおはなし。



ODFS Paceでつま先が上がるビデオ

音がなかったら演技だと思っちゃうね。

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