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2013年6月11日

脳卒中を予防する7つの簡単な方法


Life's Simple 7 and Risk of Incident Stroke: The Reasons for Geographic and Racial Differences in Stroke Study.
2013  6月  アメリカ

米国心臓協会は脳卒中リスクを推定するための7つの簡単な方法( Life's Simple 7)を提唱している。

このスコアと脳卒中発生率との関連を実際に調べてみたそうな。


Life's Simple 7は、
・血圧、・コレステロール、・血糖、・肥満、・喫煙、・運動、・食事
の7つの項目について、理想的な状態を2点として合計14点満点で評価する。

さらにこの合計点を、不適、ふつう、理想の3つに分類した。


次のようになった。

・45歳以上の22914人の健常人について5年間追跡調査した結果、432件の脳卒中が起きた。

・Life's Simple 7の3つのカテゴリが1段改善すると脳卒中リスクが25%低下した。

・白人も黒人も同様だった。

・スコアが1点高くなる毎に脳卒中リスクが8%低下した。



Life's Simple 7で脳卒中リスクがわかった。
・血圧、・コレステロール、・血糖、・肥満、・喫煙、・運動、・食事
の各項目を少しずつでも改善することが大切だよ、

というおはなし。


写真:LS7

2013年6月10日

脳卒中を経験すると精神疲労に悩まされるよね


Mental fatigue and cognitive impairment after an almost neurological recovered stroke.
2013  6月  スウェーデン

脳卒中のあとの精神疲労は復職や社会復帰を妨げるもととなる。

この精神疲労とウツ、認知機能との関連を調べたそうな。


発症後1年以上経ち、リハビリもうまくいった脳卒中経験者24人について、心理テストを行い、精神疲労、ウツ、認知機能を評価し、健常人と比較した。


次のようになった。

・脳卒中経験者では精神疲労スコアが高かった。

・脳卒中経験者はウツと不安の傾向も高かった。

・彼らは注意とスピードを要するテストで情報処理速度が遅く、エラーも多かった。

・この情報処理スピードテストの結果が精神疲労とよく関連していた。



脳卒中後の精神疲労は情報処理スピードの認知機能障害に関連していると考えられる。

これはウツと症状が似ているけれど分けて考えるべきだと思う


というおはなし。

写真:精神疲労



感想:

なんとなくわかる気がする。

電車に乗って流れる外の景色を見ているだけで頭が疲れ切っちゃうんだよ。

2013年6月9日

カフェイン含有薬品で脳出血リスクが急上昇!


Caffeine-Containing Medicines Increase the Risk of Hemorrhagic Stroke.
2013  6月  韓国

カフェイン含有薬品と脳出血との関連を調べてみたそうな。

30-84歳の非外傷性脳出血患者940人について、発症当日から3日前までにカフェイン含有薬品を摂ったかどうかを調査し、関連を解析したところ、


次のようになった。

・カフェイン含有薬を摂ると脳出血(脳内出血、クモ膜下出血)リスクが2倍以上になった。

・普段コーヒーを飲む習慣の無い者にとっては、そのリスクは3倍だった。


カフェイン含有薬品の摂取は、クモ膜下出血や脳内出血のリスクを上昇させることがわかった


というおはなし。
写真:カフェイン含有薬品
感想:

普段カフェインを摂っていない人がいきなりカフェインをがっつり摂ると危ない、ってことと理解。

そういえば、眠眠打破 やRootsっていうブラックコーヒーは当時よく飲んでた。


最近はめっきり コーヒーは飲まないけど、

たまーに薄いインスタントコーヒーを飲むと左半身が痺れて立っていられなくなる。

これはどういう理由なのかな。

2013年6月8日

急性期脳卒中患者のウツ


Depressive symptoms in acute stroke: A cross-sectional study of their association with sociodemographics and clinical factors.
2013  5月  ノルウェー

急性期脳卒中患者のウツについて調べてみたそうな。


109人の患者に面談して調べたところ、

次のようになった。

・軽度-重度のウツは27%の患者に見られた。

・脳卒中後ウツは疲労、不眠とも関連があった。

・ウツのある患者は疼痛も訴えることがあった。

・脳卒中の種類、部位、社会的特徴のいずれもウツとは関連しなかった。



急性期脳卒中患者の睡眠、疲労、疼痛とウツとの関連をさらに詳しく調べてみたい


というおはなし。




2013年6月7日

喫煙者のクモ膜下出血死亡リスクは4倍


Smoking and Hemorrhagic Stroke Mortality in a Prospective Cohort Study of Older Chinese.
2013  5月  香港

喫煙と脳内出血、クモ膜下出血との関連を調べてみたそうな。


65歳以上の中国人66820人について10年間追跡調査した結果、


次のようになった。

・648人が脳出血で死亡した。

・そのうち530人(82%)は脳出血だった。

・現在喫煙者の脳内出血死亡リスクは2倍、クモ膜下出血では4倍だった。



喫煙は脳出血死亡リスクと強く関連していて、特にクモ膜下出血でそのリスクが高い


というおはなし。

写真:喫煙中国人

2013年6月6日

血糖が上がりそうな物をやたら食べていると脳出血や脳梗塞になる


Dietary Glycemic Load and Glycemic Index and Risk of Cerebrovascular Disease in the EPICOR Cohort.
2013  5月  イタリア

食べ物のグリセミック指数とグリセミック負荷が脳卒中とどう関連するか調べてみたそうな。

グリセミック指数は炭水化物が消化されて糖に変化する速さ。

グリセミック負荷は血糖値を上昇させる程度を表す指標。

イタリア人44099人について食事アンケートを行い11年間追跡調査した結果、

次のようになった。


・この間に355件の脳卒中(脳梗塞195件、脳出血83件)があった。

・炭水化物の摂取量が多いと、少ない者よりも脳卒中リスクが2倍になった。

・グリセミック指数およびグリセミック負荷が高い食物の摂取で脳卒中リスクが高くなった。

・この傾向は脳梗塞と脳出血でほぼ同様に見られた。


グリセミック負荷の高い食事とグリセミック指数の高い炭水化物の摂取は脳梗塞と脳出血のリスクをすごく上昇させることがわかった


というおはなし。



感想:

ごはん、パン、ジャガイモをドカッと食べる習慣がまずいらしい。

気をつけよっと。


2013年6月5日

脳卒中に鍼治療は効かないことが明らかに


Acupuncture in Subacute Stroke: No Benefits Detected.
2013  5月  中国

脳卒中への鍼治療の効果は未だはっきりとは確認されていない。

そこでちゃんとした研究をやってみたそうな。


江蘇省の4つのリハビリテーション施設で、亜急性期の188人の脳卒中患者について、無作為に2グループに分けて、一方には頭皮と身体への鍼治療を施した。

また、両グループには通常のリハビリテーションも施した。

6ヶ月後まで追跡して、回復の程度を複数の指標で評価したところ、


次のようになった。

・両グループ共に身体機能が著しく改善した。

・6ヶ月間通して、グループ間での改善程度に統計学的に有意な差はまったく見られなかった。


亜急性期の脳卒中患者への鍼治療は運動機能や自立度の改善にまったく役に立たないことがわかった


というおはなし。

写真:鍼治療


感想:

本場中国の南京医科大学の研究なんだからきっとそうなんだろう。

2013年6月4日

交通量の多い道路そばの脳梗塞患者は死亡率が高い


Residential Proximity to High-Traffic Roadways and Poststroke Mortality.
2013  5月  アメリカ

大気汚染と脳梗塞、総死亡率との関連は明らかになっている。

そこで、自動車道からの距離と脳卒中患者の死亡率との関連を調べてみたそうな。


過去10年間の脳梗塞患者について、住居の位置と1日に10000台以上の自動車が通行する道路までの距離を割り出し、その後の死亡件数との関連を解析したところ、


次のようになった。

・1680人の脳梗塞患者データが得られ、調査期間中にそのうちの950人が死亡した。

・交通量の多い道路から100m以内に暮らす脳梗塞患者の死亡率は、400m以上離れて暮らす者よりも20%高かった。



交通量の多い道路の近くに住んでいる脳梗塞患者はかなり死んでしまいやすいことがわかった


というおはなし。

写真:交通量が多い


感想:

1日に10000台の交通量は、平均して1分あたり7台に相当する。

夜間は通行量が減ると考えると、日中で だいたい10台/分くらい。

この程度の交通量の道路って、まったく珍しくないと思う。


2013年6月3日

CA『お客様の中にお医者さまはいらっしゃいませんか!』『リハ医だけどOK?』


Outcomes of medical emergencies on commercial airline flights.
2013  5月  アメリカ

民間航空機内で発生した緊急医療事態の内訳を調べてみたそうな。


5つの国内外の航空会社の過去2年間の記録を調査した結果、

次のようになった。

・604便に1件の割合で航空機内の医療緊急事態が発生していた。

・その多くは失神(37%)、呼吸器症状(12%)、嘔吐(10%)だった。

・48%のケースで乗客中の医師が対応した。

・着陸後、25%が病院へ搬送され、9%が入院し、0.3%が死亡した。

・入院の主な理由は、脳卒中の可能性、呼吸器疾患、心疾患だった。


航空機内での緊急医療事態は失神で始まり、多くは乗客中の医師が対応し、主に脳卒中が疑われた。

けど、緊急着陸や死亡に至るケースは少なかった


というおはなし。





感想:

日本だと医師の数は約30万人で、1.2億人で割ると400人に1人の割合になる。

飛行機の1便の乗客数が200人とすると、2便に1人は医師が乗っている。

だから乗客中のお医者様対応率48%って数字はアメリカではあるけど妙にしっくりくる。


そういえば発症以来飛行機には乗っていないな...


2013年6月2日

ちゃんと学校に行けなかった脳梗塞患者の死亡リスクは2倍


Predictors of long-term survival among first-ever ischemic and hemorrhagic stroke in a Brazilian stroke cohort.
2013  5月  ブラジル

脳梗塞と脳出血患者の長期的な生存率に影響する要因について調べたそうな。


ブラジルの脳卒中患者665人について、病気のリスク要因および年齢、性別、人種、教育歴などを調査し、4年間の生存率との関連を解析した。


次のようになった。

・患者の割合は 脳梗塞が83%で、脳出血が17%だった。

・調査期間中の生存率が脳出血で44%、脳梗塞で52%だった。

・脳梗塞患者の死亡リスクは8年以上の教育歴がないと、ある場合に比べ2倍になった。

・脳梗塞患者の死亡リスクは糖尿病があると、ない場合に比べ1.5倍になった。

・年齢は脳梗塞、脳出血のどちらに対しても死亡リスクを上げる大きな要因であった。


脳梗塞患者は十分な教育を受けていなかったり 糖尿病がある場合、遠からず死んでしまうことがわかった


というおはなし。



2013年6月1日

脳内出血経験者が13年後も生きている割合が判明


Long term (13 years) prognosis after primary intracerebral haemorrhage: a prospective population based study of long term mortality, prognostic factors and causes of death.
2013  5月  スウェーデン

脳内出血経験者の長期的な生存率と死因について調べたそうな。

脳内出血患者323人について13年間追跡調査し、同年齢の一般人と比較した。


次のようになった。

・1年後53%(172人)が生き残った。

・5年後39%(127人)が生き残った。

・13年後18%(57人)が生き残った。

・1年以上生存した172人(平均年齢68)の死亡率は一般人よりもかなり高かった。

・脳内出血1年生存者の13年後の生存率は34%、一般人は61%だった。

・脳内出血1年生存者の13年間の死亡者115人の死因のうち、36%が脳血管疾患、19%が虚血性心疾患だった。

・脳内出血1年生存者の死亡リスク要因は、年齢、糖尿病、抗凝血薬療法だった。


脳内出血で1年生き延びた者のその後の死亡率は、一般人に較べてかなり高い状態が続く。その主な死因は、別の脳卒中や心筋梗塞などである


というおはなし。

図:脳内出血 生存率曲線

感想:

脳内出血だから参考になる。

しょうがない、がんばってあと30年くらい生きてみるか。
脳卒中患者の15年後の運命がわかった

5年以内に再発したり死んじゃう人はどれくらいいるの?

若年脳卒中経験者の17年後の死亡率が明らかに

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