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2015年8月13日

眠れないと脳卒中になるの?


Symptoms of Insomnia and Sleep Duration and Their Association with Incident Strokes: Findings from the Population-Based MONICA/KORA Augsburg Cohort Study.
2015  7月  ドイツ

不眠症と脳卒中の関連を調べてみたそうな。


17604人の男女を14年間 追跡調査したところ、


次のようになった。

・この間に917件の脳卒中があり、207件は死亡に至った。

・眠れない、目が覚めてしまうなどの問題は、男女ともに脳卒中の発症と明らかな関連がなかった。

・男性に限定すると、睡眠が5時間以下または10時間以上で脳卒中リスクがやや高かった。

・女性の場合、睡眠の質と脳卒中との関連は見られなかった。


不眠や過眠と脳卒中の発症との明らかな関連は確認できなかった、


というおはなし。

写真:不眠


感想:

でも睡眠足りないとすごく頭痛くなるんだよなぁ、、

2015年8月12日

脳卒中でここをやられた人は自動車運転しないほうがいい


Association between site of lesion and driving performance after ischemic stroke.
2015  8月  ベルギー

脳卒中の部位と自動車運転能力との関連を調べてみたそうな。


平均年齢56、発症後10ヶ月で平均運転歴35年の脳梗塞経験者73人について、視覚や認知機能検査、路上テストを行い、脳の損傷位置と運転能力との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・28人(38%)が明らかに(技術的に)自動車運転は不適格だった。

・脳の損傷位置と各テストの結果にやや強い関連があった。

・頭頂葉の損傷は、ハンドル操作やスピード制御に問題があった。

・後頭葉の損傷は、視野テストと空間無視テストの結果に強い関連があった。


頭頂葉にダメージを受けた脳卒中経験者はもう自動車運転無理かも知れない、


というおはなし。

ドライビング

感想:

息苦しいまでに規制やルールに縛られている今の世の中で、自動車運転者の適格性検査ほどユルユルなものを他に知らない。

あと50年もすれば自動運転が当たり前になるだろうから きっと昔の人のいい加減さに呆れ返るんだろうな、、と思う。

2015年8月11日

脳のここをやられると運動イメージ力が低下する


Specific brain lesions impair explicit motor imagery ability: a systematic review of the evidence.
2015  8月  カナダ

身体の動作を心に思い描く「運動イメージ」リハビリはすべての患者で効果があるわけではない。

そこで、脳のどの位置に損傷があると運動イメージ能力に障害が起きやすいのか過去の研究から調べてみたそうな。


運動イメージと損傷部位に関する論文を厳選した結果、


次のことがわかった。

・3861の論文が検索ヒットし、さらに被検者196人を含む23件の研究に絞り込んだ。

・運動イメージ力の評価方法がまちまちだったのでスコアを標準化した。

・脳の損傷位置は、小脳を含め皮質、皮質下の多くの箇所におよんでいた。

・脳損傷の原因は主に脳卒中とパーキンソン病だった。

・頭頂葉に損傷を受けた患者で もっとも運動イメージ力が障害されていた。

・次いで前頭葉や大脳基底核の損傷患者も運動イメージ力が低かった。


頭頂葉や前頭葉にダメージを受けた患者の運動イメージ能力は大きく損なわれていた。運動イメージリハビリの適否はこのあたりの事情を考慮するべきかも、


というおはなし。

頭頂葉
感想:

いちばん影響あるのは前頭葉だと思ってた、、

2015年8月10日

大豆イソフラボンは脳梗塞的にいいの?悪いの?


Dietary isoflavones, urinary isoflavonoids, and risk of ischemic stroke in women.
2015  8月  アメリカ

女性のホルモン療法は脳梗塞リスクを上げると言われている。大豆から摂れるイソフラボンは女性ホルモン様の作用を持ち、ホルモン療法の代替物としても販売されている。

そこで食事から摂るイソフラボンの量と脳梗塞リスクとの関連を調べてみたそうな。


40-70歳、66832人の中国人女性について食事調査をし、脳卒中の有無を10年間追跡したところ、


次のことがわかった。

・この間に3110件の脳梗塞があった。

・イソフラボンの摂取量と脳梗塞リスクの上昇度は関連があり、

・摂取量が増えるに従って リスクは1.00→1.05→1.10→1.11→1.24倍と大きくなった。

・対象を閉経女性に限定しても同様の関連が見られたが、

・イソフラボンの尿中排泄量との有意な関連はなかった。


大豆由来のイソフラボンを習慣的に多く摂る女性は脳梗塞リスクが明らかに高かった、


というおはなし。

豆腐納豆


感想:

これって 2007年の国立がん研究センターの発表内容と真逆の結論。イソフラボンを摂ると脳梗塞リスクが下がると言ってる。
イソフラボンと脳梗塞・心筋梗塞発症との関連について

どっちにも解釈できる程度にわずかな影響なんだろな、、

2015年8月9日

歩数計をここに着けろ. 歩みの遅い脳卒中経験者は


"Stepping Up" Activity Poststroke: Ankle-Positioned Accelerometer Can Accurately Record Steps During Slow Walking.
2015  8月  カナダ

脳卒中のあとは運動不足になりがちである。歩数計はモチベーションアップにつながるが超低速度歩行では正しくカウントされないことも多い。

そこで歩数計を着ける位置と精度を脳卒中経験者で検証してみたそうな。


脳卒中経験者43人の非麻痺側の腰と足首に歩数計(Fitbit One)を着けた。
歩行スピードを0.3-0.9m/sまで7段階に区切り歩かせた。
ビデオ映像から測った数値と歩数計のカウントを比較したところ、


次のようになった。

・腰での歩数カウントは、速度域0.8-0.9m/s を除き10%以上のエラーがあり、

・特に0.3-0.5m/s の低速度域ではカウントゼロになる被検者が少なくなかった。

・足首での歩数カウントは、速度域0.4-0.9m/s でエラー率10%以下だった。


腰位置にくらべ足首に歩数計を着けると、脳卒中経験者の超スロー歩行を より正しくカウントできる、


というおはなし。



感想:

スマホGPSで移動距離みればいいじゃん、って思ったけど、歩数計は屋内歩行を見れるとこが優れてるんだよな、、

2015年8月8日

こんなひとは脳卒中後いつまで経っても転倒しやすい


Occurrence and Predictors of Falls in People With StrokeSix-Year Prospective Study
2015  8月  スウェーデン

転倒しやすい脳卒中経験者の特徴を調べてみたそうな。


121人の脳卒中経験者に面談して、発症から6年後までの転倒状況を聞き出したところ、


次のことがわかった。

・3,6,12ヶ月、6年後に転倒経験した者の割合は各々、35%,26%,33%,35% だった。

・転倒しやすい者は、*日常生活動作に問題がある、*3ヶ月時点での転倒経験、*歩行バランスの障害がない、という特徴があった。

・歩行バランスに障害のある者の転倒頻度は6年間で低下したが、歩行バランスに障害のない者は逆に転倒しやすくなった。


脳卒中のあと、歩行やバランス能力に問題のない者であっても転倒には十分な注意が必要である、


というおはなし。

転倒

感想:

「なんだふつうに歩けるじゃん」って調子にのって転倒するんだろな。

半年後くらいに人前でカッコつけて自転車に飛び乗り その場で激しく転倒した思い出。

2015年8月7日

ストループテストやってみな うまくできない人は脳卒中が近い


Executive function, but not memory, associates with incident coronary heart disease and stroke
2015  8月  デンマーク

認知システムの中の実行機能、記憶機能が脳卒中や冠動脈疾患と関連するものか調べたそうな。


平均年齢75、3926人について、認知機能テストを行った。思考や行動を制御する実行機能、および記憶機能のスコア別に3グループに分けた。
その後3年間フォローし、脳卒中や冠動脈疾患との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に 脳卒中が155件、冠動脈疾患が375件発生した。

・実行機能が高いグループに比べもっとも低いグループの脳卒中リスクは1.51倍、冠動脈疾患リスクは1.85倍だった。

・記憶機能に関してはいずれもリスク上昇はなかった。


実行機能の低さは脳卒中や冠動脈疾患と高い関連があった。実行機能が血流状況をよく反映していると考えられた、


というおはなし。


感想:

この研究では実行機能検査としてストループ課題を使っている。スマホアプリもってるから平常時スコアをおぼえておくかな。

ストループテストの例: 文字色の名前を声に出す

2015年8月6日

軽症の若年脳卒中経験者のQoLは疲労できまる


Quality of Life after Young Ischemic Stroke of Mild Severity Is Mainly Influenced by Psychological Factors.
2015  7月  オランダ

若い脳卒中経験者の生活の質QoLに影響する要因を調べてみたそうな。


50歳未満の軽症脳梗塞患者170人と健常者61人を約4年半 追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・ほとんどの患者は回復が良く、QoL全体で健常者と有意な差はなかった。

・強い疲労があるとQoLが低かった。

・抑うつや不安も精神的QoLの低下とやや関連があった。


強い疲労や抑うつ 不安は軽症の若年脳卒中患者のQoLに影響した。このことを患者は知っておくべきだろう、


というおはなし。

生活の質


感想:

不安とかうつは理屈でなんとなく理解できるけど、疲れやすくなるのはいったいどういうわけなのかな。

最初の数年間 疲労問題はホントに深刻だった。最近はほとんど意識しなくなったけど。

2015年8月5日

脳卒中経験者の認知機能低下スピードについて


Trajectory of Cognitive Decline After Incident Stroke.
2015  7月  アメリカ

脳卒中経験者の認知機能の低下を、発症前からフォローしてみたそうな。


45歳以上で認知機能に問題のない23572人を6.1年間追跡して脳卒中の有無、認知機能変化との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・515人が脳卒中を経験し、23057人は脳卒中にならなかった。

・脳卒中の発症は全般的な認知機能や学習能力、言語記憶の急激な低下と関連があった。

・脳卒中後の全般的認知機能および実行機能の低下スピードは発症前よりも速かった。

・脳卒中の直前直後で認知機能に有意な差はなかったが、

・認知障害になる頻度はあきらかに脳卒中後で多かった。


脳卒中の発症には認知機能の急な低下を伴い、発症後その低下スピードはさらにアップして 6年後も持続する、


というおはなし。


感想:

この記事↓おもいだした。
脳卒中になるとそれまでの倍の速度でボケる

さっきNHKニュース7で、認知症の診断がいい加減過ぎて誤診だらけって言ってた。

2015年8月4日

遷延性意識障害の主な原因は脳卒中 in あおもり


Epidemiological Investigation of Patients in Persistent Vegetative States in Aomori, Japan.
2015  8月  日本

遷延性意識障害(持続的植物状態)の原因や特徴を青森県民について調べてみたそうな。


患者の性別、年齢、病気の原因、入院施設の種類に関するアンケート調査を 青森県の682の医療施設に対して行った結果、


次のことがわかった。

・217施設(31.8%)から回答があった。

・1198人の遷延性意識障害患者(男性/女性=381/817)データを得た。

・そのうち80歳以上が63.4%を占めた。

・64.4%は脳卒中が原因だった。

・48.1%は介護施設に、34.6%は病院に入院中だった。

・青森県では100万人あたり患者869人の割合で、宮城県の2倍に相当した。


将来、高齢化が進むと 遷延性意識障害患者も増加するだろう、


というおはなし。


感想:

30年くらいまえ青森の女医さんに 脳卒中になることを「あたるって言うのよ」 とやさしく教えてもらった思い出。

2015年8月3日

「日中の過度の眠気」 高血圧患者の場合


Prevalence and determinants of excessive daytime sleepiness in hypertensive patients: a cross-sectional study in Douala, Cameroon.
2015  7月  カメルーン


「日中の過度の眠気」は睡眠障害の症状のひとつであり、一般人の数%~20%に見られるという。

高血圧患者に限定した場合の割合と特徴を調べてみたそうな。


15歳以上で脳卒中や心不全経験者を除いた高血圧の外来患者411人について調査したところ、


次のことがわかった。

・被検者は、平均年齢56、男性/女性=0.58、平均BMI=30、低体重者なし。

・血圧が140/90以下に収まっている者は全体の22.4%だった。

・62.8%に「日中の過度の眠気」が見られた。

・明らかに関連する要因は、*2型糖尿病、*肥満、*いびき、*140/90より高い血圧 だった。


高血圧患者のかなりの割合で「日中の過度の眠気」が認められた。睡眠時無呼吸症候群が関連しているのかもしれない、


というおはなし。



感想:

若い頃から日中の眠気がひどかったので関心をもった。でも平均BMI=30って かなりのおでぶさん。あんまり参考にならないかも。

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