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2015年11月9日

手のリハビリはスマートグローブにおまかせ


This Smart Glove Speeds Rehabilitation Of Stroke Patients - Forbes
2015  11月  韓国

韓国企業 Neofect が、脳卒中患者の手のリハビリ用スマートグローブを開発したそうな。


次のような特徴がある。

・このスマートグローブは手指の動きをビデオゲームの動作に反映できる。

・モチベーションを高め 動作の繰り返しを促しリハビリ効果を得ることを目的とする。

・利用できるゲームは毎月更新される。

・指の曲げ伸ばし、握り、手のひねり、手のひらの上下を区別できる。

・ゲーム記録は自動的にアップロードされ療法士のアドバイスを受けられる。

・重さは132グラムと軽い。

・この企業はすでに多くの投資家から多額の資金調達に成功している。


というおはなし。


RAPAEL Smart Glove (ラファエル スマートグローブ)


感想:

指の動作を捉えられるところが新しい。キネクトは腕の大雑把な動きしかわからなかった。

美少女くすぐりゲームを作ってくれたらリハビリ頑張っちゃうんだけどな。

2015年11月8日

103歳の脳卒中女性に血管内治療を施した結果、、


Successful endovascular stroke therapy in a 103-year-old woman.
2015  11月  アメリカ

世界では80歳を超える高齢者が急速に増加している。

血管内治療の効果は年齢に関係なく得られるとする研究がいくつかある。実際、アメリカ脳卒中協会のガイドラインではその適用に年齢の上限を設けてはいない。


103歳の女性が左内頚動脈の閉塞による脳卒中で入院してきたそうな。


・発症から2時間経っていた。

・重症度は高く、NIHSSスコアは38だった。

・断層画像上では梗塞に至った組織はまだなかった。

・発症前の生活自立度は高く、ほとんど介護なしで暮らしていた。

・血栓溶解療法ののち機械的血栓除去を行ったところ、

・劇的に回復し、48時間後にはNIHSSスコアは1にまで戻った。

・発症から再開通までは3時間40分だった。


血管内治療の条件に合う患者であれば、年齢が非常に高くても効果があるものなのだなぁ、、、


というおはなし。

写真:103歳

感想:

この婆さんがすごいんだと思う。平均寿命をはるかに超えてる時点で「生きることの達人」なわけで DNAレベルでも病気に強いはず。

こういう特殊な人で治療が成功しても自慢にならないんじゃないのかな、、

2015年11月7日

鼻炎のメリット→脳梗塞予防効果


Risk relation between rhinitis and acute ischemic stroke.
2015  11月  台湾

慢性的な炎症は動脈硬化を促し脳梗塞の原因になると言われている。

そこで鼻炎と脳梗塞の関連を調べてみたそうな。


61899人の鼻炎患者および鼻炎のない123798人を10年間フォローして、脳卒中の有無を調べ関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・鼻炎グループの脳梗塞リスクは鼻炎なしグループの0.74倍だった。

・糖尿病や高血圧のない者に限定すると、鼻炎グループの脳梗塞リスクは0.69倍だった。

・49歳以下、50-64歳、64歳以上のいずれの年齢層でも 鼻炎グループで同程度に脳梗塞リスクが低かった。


慢性的な鼻炎があると明らかに脳梗塞になりにくかった、


というおはなし。

図:鼻炎と脳梗塞リスク

感想:

子供のころから鼻炎にはずーっと悩まされてきて、初めて聞く朗報だわ。

2015年11月6日

失感情症と脳卒中後のうつ


The Role of Alexithymia in the Incidence of Poststroke Depression.
2015  10月  台湾

脳卒中後のウツはもっともよくある神経精神学的症状である。いっぽう アレキシサイミア(失感情症)は自分の感情を自覚し表現することが難しい状態を指す。

失感情症が脳卒中後のウツに関わっているかどうか調べてみたそうな。


脳梗塞の入院患者285人について失感情症、不安、神経症状、痴呆のテストを1ヶ月毎に行い、6ヶ月間フォローしたところ、


次のことがわかった。

・脳卒中後ウツの割合は16.5%だった。

・脳卒中後ウツと失感情症スコアは明らかな関連があった。


失感情症傾向の脳卒中患者はウツになりやすいのかもしれない、


というおはなし。

写真:失感情症

感想:

アレキシサイミアを調べると、感情を失っているわけではなくて自覚が困難なだけだ、ってなことが書いてある。自覚しない感情とはいったいなんぞや?

物事に動じない精神的に成熟した人間を病気扱いしたいときに用いる考え方なのかな、、と思った。

2015年11月5日

鍼治療を受けていると再発しにくいの?


A Retrospective Cohort Study Comparing Stroke Recurrence Rate in Ischemic Stroke Patients With and Without Acupuncture Treatment.
2015  9月  台湾

鍼治療を受けている脳卒中患者の再発リスクについて調べてみたそうな。


2000-2004の脳梗塞患者記録から、年齢性別等の一致する鍼治療を受けていた者および受けていなかった者、計30058人ぶんのデータを抽出して2009までの再発事例との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・1000人あたりの年間再発率は、鍼治療あり69.9人、鍼治療なし71.4人だった。

・鍼治療を受けているグループの再発リスクは受けていないグループの0.88倍だった。

・その効果は脳卒中の投薬治療も受けている場合により顕著だった。

・鍼治療も投薬治療も受けていない者に比べて、再発リスクは 投薬治療のみ0.42倍、鍼治療のみ0.50倍、投薬治療+鍼治療では0.39倍だった。

脳卒中の鍼治療は、投薬治療中であっても再発予防効果が期待できるのかも知れない、


というおはなし。

図:鍼と再発しない率
再発しない率



感想:

鍼治療系の研究のほとんどは結論ありきの印象がある。だからどんなに成果があっても あまり驚かないんだ。

2015年11月4日

日本人が脳出血で死なないための睡眠時間が判明!


Sleep Duration and the Risk of Mortality From Stroke in Japan: The Takayama Cohort Study.
2015  10月  日本

睡眠時間と脳梗塞 脳出血との関連を日本人で調べてみたそうな。


1992年時点で35歳以上の男性12875人 女性15021人を2008年までフォローして、睡眠時間と脳卒中死亡率との関連を調査 解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に611件の脳卒中(脳梗塞354、脳出血217、原因不明40)があった。

・7時間睡眠に比べ9時間以上では脳梗塞死亡リスクが50%以上アップした。

・一方、6時間未満では脳出血死亡リスクが36%低下した。

・このリスク低下は男性で顕著(69%減)だった。


長時間の睡眠では脳梗塞死亡リスクが上昇した。短時間睡眠は男性の脳出血死亡リスクを下げるのかもしれない、


というおはなし。

写真:睡眠時間

感想:

長時間睡眠が良くなさそうな話は何度もあったけど、短時間睡眠の脳出血への効果は初耳。

これまで以上に早起きしようと思う。

2015年11月3日

お酒の脳卒中予防効果をアジア人で調べてみた


Moderate alcohol intake reduces risk of ischemic stroke in Korea
2015  10月  韓国

アルコールの摂取量と脳梗塞のなりやすさを韓国人について調べてみたそうな。


20歳以上の脳梗塞患者1848人 および脳卒中でない3589人に面談して飲酒状況を調査し関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・1杯あたりエタノール10gとして、毎日3-4杯までの飲酒をする人は明らかに脳梗塞になりにくかった。

・脳梗塞のなりやすさは まったく飲まない人に比べ、1杯未満で0.38倍、1-2杯で0.45倍、3-4杯で0.54倍だった。

・脳梗塞予防効果のある飲酒上限は、女性で1-2杯まで、男性3-4杯だった。

・脳梗塞の種類と関連はなかった。

・もっともよく飲まれていた酒は ソジュ(アルコール度数20%)だった。


ほどほどの飲酒は脳梗塞予防にいいのかも、

というおはなし。



感想:

酒は料理に使う以外に いい思い出がひとつもないんだよなぁ、、

2015年11月2日

脳卒中で復職できる人 復職しない人


Factors predictive of return to work after stroke in patients with mild-moderate disability in India.
2015  10月  インド

脳卒中のあと復職すれば経済的 人生満足度的な改善が期待できる。

どんな脳卒中経験者が復職できるのか調べてみたそうな。


もともと職に就いていて、脳卒中の発症から3ヶ月-2年以内、18-60歳でかつ軽症-中等度の障害の患者141人について復職状況を調査したところ、


次のことがわかった。

・52.5%が復職した。

・発症3ヶ月後の生活自立度が高く、若くて 専門性の高い職もしくは会社員だった患者は復職しやすかった。

・不安やウツ、社会的サポートは復職に影響しなかった。


軽-中等度の障害を持つ脳卒中経験者の半数は復職しなかった。これは不安 ウツといった社会心理的な要因よりも障害の程度や職種の影響が大きかった、


というおはなし。

復職に際しての心配事

感想:

読んでて 「復職する意志」を重視しているようなニュアンスを感じて関心を持った。

軽症だからといってすべての脳卒中患者が元の職場への復帰を望んでいるとは限らない と思うんだよね。

2015年11月1日

脳卒中患者の自立度調査をスマホアプリにやらせてみた


Mobile Phone–Based Questionnaire for Assessing 3 Months Modified Rankin Score After Acute StrokeA Pilot Study
2015  10月  スウェーデン

脳卒中患者は多くの場合 その退院後、 病院を訪れない限り 回復度が引き続き正確に評価されることはない。

そこでスマートフォンを使った生活自立度調査を実験してみたそうな。


62人の急性期脳卒中患者もしくはその介護者のスマートフォンに特製アプリを導入した。

このアプリは退院3ヶ月後に自動的に起動して生活自立度判定に関する20の質問を投げかけるよう設定されている。

その数日後、患者の元へ職員を派遣して同様の評価を行い アプリの結果と比較解析したところ、


次のようになった。

・48人で実験を完遂できた。

・平均年齢67、3ヶ月後の生活自立度の指標mRSの中央値は2だった。

・62.5%でスマートフォンアプリによる評価と実際の評価が一致していた。

・自立(mRS 0-2)と依存(mRS 3-5)を分別した場合では、83%が一致していた。


スマートフォンアプリを用いた脳卒中患者の回復度調査は、従来法とよく一致していた、


というおはなし。

写真:スマートフォン調査


感想:

スマホアプリを使いこなす高齢者はイメージしにくいけど、50歳未満の若い患者には喜ばれるフォローだろうな。

2015年10月31日

食事タンパク質と脳卒中について


Association of Dietary Protein Consumption With Incident Silent Cerebral Infarcts and StrokeThe ARIC Study
2015  10月  ドイツ

食事から摂るタンパク質と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


45-64歳の健康な11601人について、日頃の食事内容を調査し、脳卒中の発生を20年あまりフォローしたところ、


次のことがわかった。

・この間に699件の脳卒中があった。

・タンパク質の総量、動物性 植物性にかかわらず脳卒中リスクとの関連は見られなかった。

・しかし赤肉の摂取は特に脳梗塞の発症と関連があった。

・赤肉の摂取量が増えるほど脳梗塞リクスは上がった。

・食事タンパク質と無症候性の脳梗塞との関連は見られなかった。


食事タンパク質と無症候性脳梗塞との関連はなかったが、赤肉の摂取は脳梗塞と関連があるかもしれない、


というおはなし。

写真:食事タンパク質

感想:

赤肉(家畜肉)とガンの関連は最近WHOの警告で話題になったばかり。

ハンバーグの代わりにさつま揚げを食べればいいと思う。

2015年10月30日

「動機づけ面接」の脳卒中再発予防効果について


Improving Adherence to Secondary Stroke Prevention Strategies Through Motivational Interviewing
2015  10月  ニュージーランド

脳卒中の再発防止を目的に、服薬遵守と生活習慣を改善するべく「動機づけ面接」を試してみたそうな。


脳卒中患者386人について、動機づけ面接(クライアントの自律性を引き出し行動を変容させる準指示的な方法)グループと通常ケアのグループに分けた。

動機づけ面接は発症から28日、3,6,9ヶ月後の計4回行った。

血圧、コレステロール、服薬遵守状況、脳卒中の再発、冠動脈疾患、生活の質、ウツ不安 を1年後まで調べたところ、


次のことがわかった。

・血圧およびコレステロール値にグループ間で有意な差はなかった。

・自己申告の服薬遵守率は動機づけ面接グループで高かった。

・その他の項目でも両グループで明らかな差はなかった。

脳卒中患者への動機づけ面接は自己申告性の服薬遵守率を改善した。その他の効果は確認できなかった、


というおはなし。



感想:

薬に明らかな再発予防効果があるとわかれば 飲み続けると思う。

そういうわけで降圧薬を勝手にやめて かれこれ10ヶ月経った。身体の調子いいわ、、

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